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手軽にECサイトを構築するなら!パブリッククラウドがおすすめの理由

「ECサイトを構築したいけど、時間もお金もかけたくない…」

そのようなときは、パブリッククラウドの導入を考えてみませんか?

ECサイトをパブリッククラウドで構築すると、

  • 導入初期の設定
  • メンテナンス
  • セキュリティ対策

などをクラウドの提供元に任せて、ECサイトの売上げアップに集中することが可能です。

そこでこの記事では、

をご紹介します。

「クラウド」という言葉を見ると、なんとなく難しく感じますが、大枠を知るだけならすぐにできてしまいます。

  • クラウドってなんだか手間がかかりそう
  • ECサイトにはそこまでお金をかけたくない
  • 最近クラウドの話を聞くけど、実際よくわからない

このように考えているかたは、ぜひご一読ください。

まずはこの記事で、パブリッククラウドの概要をざっくりと理解しましょう!

パブリッククラウドとプライベートクラウドの違いとは?

最近なにかと”クラウド”という言葉を聞く方も多いかもしれません。

クラウドとは、「クラウドコンピューティング」の略称です。

クラウド事業者が持つサーバー・ストレージに対して、

  • インターネット経由で
  • いつでも
  • どこからでも
  • 自由に

利用できるシステムが「クラウド」です。

クラウドは、

  • アクセスが突然増えて、ECサイトが重い
  • ユーザー数が増えたので、そろそろサーバーを大きくしたい
  • ECサイトの成長を見越して、まずはサイトを強化したい

というときでも、すばやく・柔軟に対処できるのが魅力です。

ここからは、クラウドの中でも

  1. パブリッククラウド
  2. プライベートクラウド

という2種類について説明します。

それぞれメリットとデメリットがあるので、「ECサイトをどのように運営したいか」を考えながら読んでみてください。

1.パブリッククラウドとは何か

まずは、「パブリッククラウド」について説明します。

パブリッククラウドの特徴は

  • インターネットを使うので、通信がオープン
  • 必要な容量だけ使える

です。

また、専用のサーバ機器などを自社で持つ必要がありません。

あえて言うなら「だれでも手軽に使える、オープンなクラウド」と考えてもらえるとよいと思われます。

パブリッククラウドの長所

パブリッククラウドには

  1. 社内でも社外でも自由にアクセスできる
  2. スピーディに使い始めることができる
  3. クラウドのセキュリティ対策はサービスの提供元におまかせ
  4. クラウドのメンテナンスもサービスの提供元におまかせ

という4つのメリットがあります。

「自社のECサイトをクラウドで管理したい!」と思ったらすぐに導入できるのは、パブリッククラウドの魅力です。

パブリッククラウドでは、すでに他のサイトが入っているクラウドにサイトを構築します。

そのため、後で紹介するプライベートクラウドと比べて、安く利用できるのも大きな特徴ですね。

パブリッククラウドの短所

対して、パブリッククラウドの短所は、

  1. そもそもオープンなインターネットにつなぐので、セキュリティは高くない
  2. 提供元によって、セキュリティ対策のレベルが違う
  3. トラブルが起こっても、対応がサービスの提供元まかせになる
  4. サービスのカスタマイズができない
  5. 提供元の都合でサービス内容が変わることもある

の5つです。

クラウドの管理はオープンなインターネットを通してサービス提供会社へ任せることになります。そのため、このようなデメリットが起こるのです。

対策としては通信方法を暗号化(SSL化)するなどがありますが、完璧なセキュリティではないのでデータの取り扱いには注意が必要ですね。


導入の方法としては、全てを一気にクラウド化するのではなく、まずは重要度の低いデータからクラウドへ移行するのが一般的です。

まとめると、パブリッククラウドには

  • 費用・時間がかからない
  • どこでもアクセスが自由
  • セキュリティ・メンテナンスをまかせることができる

という長所があり、短所としては、

  • オープンなインターネットにつなぐ分、セキュリティは高くない
  • クラウド管理の度合いがサービス提供元によって違う

ということをご説明いたしました。

2.プライベートクラウドとは何か

ここからはプライベートクラウドについて、同じように長所・短所を紹介していきます。


プライベートクラウドの長所

プライベートクラウドの長所は、

  1. クラウドをほとんど自社で管理するので、自由にカスタマイズしやすい
  2. 通信方法がクローズド(閉域網)なので、セキュリティに強い
  3. セキュリティ対策を独自に行うことができる

の3点です。

クローズドで、セキュリティに強いクラウド」、それがプライベートクラウドなのです。

大きな魅力は、クラウドを自社で管理できる部分が大きく、オリジナルの機能を開発できる点にあります。

提供元によっては、クラウドの運用・保守サービスを受けることもできるので、その点もメリットですね。

プライベートクラウドの短所

逆に、プライベートクラウドの短所は、

  1. パブリッククラウドよりも初期費用がかかる
  2. 運用・保守にかかる費用も高め

の2点です。

セキュリティの強さ、カスタマイズの自由度とひきかえに、全体的な費用・管理コストはかかります。

プライベートクラウドは、ただインターネット回線があればよいわけではありません。維持にかかるコストもかなり高額なことに注意してください。

ここまでのまとめ

これまでで説明したパブリッククラウド・プライベートクラウドの長所および短所を比較表でまとめました。

あえて分けるならば

  • パブリッククラウド :安価にクラウド環境を構築したいとき
  • プライベートクラウド:セキュリティの高いクラウド環境を構築したいとき

これらの場合に、それぞれのクラウドがよさを発揮するとも言えますね。


パブリッククラウドとプライベートクラウドの違いを大まかに理解したところで、次は代表的なパブリッククラウドの例を紹介していきます。

代表的なパブリッククラウドの例

ここからは、ビジネス向けのパブリッククラウドの代表例を紹介します。

  • Amazon Web Services(AWS)
  • Google Cloud Platform(GCP)
  • Microsoft Azure

の3つについて、ざっくりと比較してみましょう。

Amazon Web Services(AWS)

ネットショップのAmazonが提供するクラウドサービスが「Amazon Web Services」です。

”AWS”と呼ばれることもあります。


Amazon Web Servicesの大まかな特徴は

1、細かいカスタマイズまでできる
2、日本語で書かれた説明が豊富にある
3、長期で同じプランを契約すれば、大幅に割引される

の3点です。

Amazon Web Servicesはクラウドサービスのなかでも導入実績が多く、世界でのシェアもトップクラス

当然、日本人の利用者も多く、日本語で書かれた説明が豊富にあります。

アクセスが安定しているサイトであれば、3年の長期契約で割引を受けることができるのも魅力的です。

Google Cloud Platform(GCP)

検索でおなじみのGoogleも、「Google Cloud Platform」というクラウドサービスを提供しています。

略して”GCP”と書かれることも多いです。


Google Cloud Platformの主な特徴は、

  1. Googleサービスとの連携がスムーズ
  2. アクセスの急増にも対応しやすい
  3. ネットワーク展開が国をまたがっても高速

という3つですね。

Gmail、GoogleDriveなどの「GoogleApps」と呼ばれるサービスをすでに使っているのであれば、アカウントをスムーズに連携できます。

また、突然のアクセス増加にもすぐに対応できるのも魅力です。



Microsoft Azure

最後は、マイクロソフトが提供している「Microsoft Azure」というクラウドを紹介します。

Microsoft Azureの特徴もざっくり説明すると、

  1. ビジネス目的で企業が使いやすいサービス
  2. オンプレミス(自社サーバ)と一緒でも使うことができる
  3. Windows Server・SQL Serverのシステムを移転できる

という3点です。

企業内でクラウドを使おうとすると、オンプレミス(自社サーバ)とAzureが同居しなければならない場面もあると思います。


しかし、Microsoft Azureなら何の問題もありません。

オンプレミスとの組み合わせで、予算にぴったりのシステムを構築できます。

まとめると、

  1. 安定したアクセスが続いているなら「Amazon Web Services」
  2. アクセスに変動があるなら「Google Cloud Platform」
  3. 自社サーバと同居、もしくはWindowsサーバから移転するなら「Microsoft Azure」

と大まかにわけることもできますね。

手軽にECサイト構築をするなら、パブリッククラウドがおすすめ

ここまで、パブリッククラウドについて説明してきました。

パブリッククラウドとプライベートクラウドの最大の違いは、

  • 時間・費用などのコスト
  • セキュリティレベル

にあると言えます。

スピーティかつ安価なクラウドで、ECサイトを構築したいのであれば、パブリッククラウドを利用するのがおすすめです。


  • ネットショップを手軽に安く構築したい
  • クラウドを使いたいけど、メンテナンスは任せたい
  • どこでも自由にクラウドへアクセスしたい

このようにお考えのECサイト運営者のかたは、パブリッククラウドの導入をご検討ください。

もし、ここまで読んで「やっぱりセキュリティの高い基盤でクラウドを構築したいな…」と思ったかたは、「独自のECサイト構築なら!プライベートクラウドがおすすめの理由」を読んで比較してみてください!

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この記事を書いた人
佐々木 ゴウ

大手Sierや、ECコンサルティング会社での経験を活かし、ファッションや食品などの各種商品ジャンルから、バックオフィス、ITインフラ系まで幅広く執筆が可能。webライティングの講師や、メディアコンサルティング、採用系メディアの編集長なども請け負っている。趣味は盆栽。