目次
- 1:ECモールとは?
- -マーケットプレイス型について
- -モール型ECの特徴
- 2:モール型ECサイトを初心者にオススメする理由
- -集客効果の大きさ
- -サイトの高い信頼性を保証
- -コラム:ECモール事例 急成長アパレルECモールZOZOTOWN
- 3:モール型ECサイトで売り上げを伸ばすコツ
- -いかに他店との差別化を狙うか
- -具体的な施策の例
- 4:ECモール型ECサイト構築パッケージ EC-ORANGE導入事例
- 5:ECモール/複数店舗型ECサイト構築フレームワーク「EC-ORANGE」について
- -低コスト・高機能・拡張性の高い ECモール構築パッケージ
- 6:ECモール構築フレームワーク EC-ORANGEの2つの標準タイプ
- 7:ECモール構築フレームワーク EC-ORANGEのカスタマイズ例
- 8:ECモール構築フレームワーク EC-ORANGEの料金体係
1:ECモールとは?
ECサイトにはいくつか種類があり、主に自社制作したECサイトと、他社のECプラットフォームを利用して出店するECサイトの二種類に分けられます。ECモールとは世間一般的には後者の一種であり、楽天のようなモール型ECサイトと、Amazonのようなマーケットプレイス型の2種類の営業形態があります。
ECモールとは、複数のECサイトが集まって一つの大きなショップになっている、百貨店、あるいはショッピングモールのようなECサイトをイメージすればよいでしょう。
既に完成されている楽天やAmazonなどのECモールは、ECサイトへの参入のハードルを下げる役割もあり、ECサイトの運営に慣れていない事業者でも低コストで始めることができます。
事業が大きくなり、取引先が増えてくれば「自社で制作したECモール」を持つこともできるようになるでしょう。
以下で、ECモールとはどんな種類があるのか、より詳しく解説します。
マーケットプレイス型について
マーケットプレイス型のECサイトは、いわゆるAmazonのような仕組みを持つプラットフォームのことを指しており、一つのサイトに対して様々な企業や個人が商品を出品し、売り上げを得るというものです。サイトのデザインは運営者が完全にコントロールしているため自由がきかず、何かと制約が多いために窮屈に感じてしまうこともある反面、売り手は商品を登録するだけで出品が完了し、プロモーションも運営が行なってくれるため集客にも困りません。
特にAmazonのマーケットプレイスは出品者への待遇が厚く、料金さえ払えば商品管理から発送まであらゆる事務作業を担当してくれるため、商品確保にだけ注力することができるのも魅力的です。
モール型ECの特徴
一方のモール型サイトは他人と同じプラットフォームを使いながらも、自身のマーケットプレイスではある程度自由にデザインをカスタマイズできたりするなど、文字通りモールのテナントを借りる感覚でECを運営することができます。
サイトデザインや商品の登録のために出品までの時間はある程度かかりますが、それでも売り場に個性を出したいという方にはお勧めできるサービスと言えます。例としては楽天市場がモール型の最大手ということができるでしょう。

2:モール型ECサイトを初心者にオススメする理由
集客効果の大きさ
一見一手間かかりそうなモール型ECサイトが初心者にオススメできる理由として、まずあげられるのはモールであるからこその大きな集客を狙えるためです。
モール型ECサイトもマーケットプレイス型と同様にプロモーションは半自動的に運営側が行なってくれるため、SEO対策などをそこまで練らずとも自然と人が集まりやすい設計になっています。加えてすでにそのモールとユーザーの存在も大きいため、初期の集客ははるかに簡単になるということです。
また、オリジナリティを求めて自作ECサイトをいきなり立ち上げるというやり方もありますが、自作ECはプロモーションやSEOの面で他社や大手との激しい競い合いに負けてしまうことが多く、初心者には難しいというデメリットがあることもモール型を勧める理由の一つです。モール型は自作ほどではないにしろ、手軽に他店との差別化を促すことがデフォルト機能に備わっているからです。マーケットプレイス型ほどの画一化は避けたいが、自作ECサイトを用意するほど暇はないという人、つまり初心者にオススメというわけです。
サイトの高い信頼性を保証
モール型ECサイトが自作ECサイトと比べて優れている点として、もう一つあげられるのがサイトの信頼性です。現代ではサイバー犯罪の増加やセキュリティ意識の高まりによって、得体の知れない個人サイトに個人情報を登録することに抵抗のある人も増えてきました。そこでモール型サイトを利用すればそのような不信感を払拭しつつ商品を購入してもらうことができるため、ユーザーの信頼感に直接繋げることができます。
一から信頼を獲得するよりも、モールのブランドを活用した方が早いというわけです。
加えて現在のモール型サイトの多くはアクセス解析機能を持ち合わせていることがほとんどで、訪問者の流れを読むことでサイト運営の改善につなげることができます。有料のプレミアムサービスに加入しなければ詳細なデータを見ることができないというものもありますが、まだECに慣れていないうちは無料で使える基本的なデータだけでも少し参考にして見るだけで大きく改善させていくことも難しくはないでしょう。
モール型ECはその他のサービスも充実しているという点でお勧めできるということです。
コラム:ECモール事例 急成長アパレルECモールZOZOTOWN
ECモールで近年急成長を遂げる、ファッション通販ZOZOTOWN(zozo.jp)。ZOZOTOWNとは、衣料を中心に扱うオンライン通販サービス(ECサイト、ECモール)の名称です。
ZOZOTOWNは、著名ブランドからお手頃価格の衣類まで含む充実した品揃えや、独自採寸によるサイズ表記に代表されるユーザーのツボを心得たサービスを特徴とし、いわゆるアパレル通販としては圧倒的な支持を得ています。SNSアプリ「WEAR」の提供や、採寸用ボディスーツ「ZOZOSUIT」の開発、支払いを先送りして人気アイテムを購入できる「ツケ払い」など、先端テクノロジーを活用して消費者の需要に応える取り組みにも積極的で、たびたびメディアやユーザーの注目を集めているECモールですね。
ZOZOTOWNを立ち上げた株式会社スタートトゥデイは2007年に東証マザーズに上場、2012年に東証一部に上場しています。2018年5月に、同年10月をもって商号を株式会社ZOZOへ変更すると発表しました。
代表の前澤友作氏がバンド活動のかたわらで始めた、輸入レコード・CDのカタログ販売をきっかけに事業が始まり、2000年にインターネット通販に切り替え、アパレル販売を中心に会社は成長。2011年3月期の売上高は238億円(前期比38.7%)、会員数は313万人となっています。
広告としてテレビCMなどを展開。また、物流においては、アウトソーシングせず、すべて自社で行うことで、作業の効率化をはかっています。
3:モール型ECサイトで売り上げを伸ばすコツ
いかに他店との差別化を狙うか
モール型ECサイトで最も重要となるのは、やはり競合相手の多さです。他店との差別化をしっかりと意識し、自分のお店で買ってもらえるよう工夫を凝らす必要があります。
また、モール型の場合はモールそのもののブランド力の強さのあまり、消費者はどのお店で買ったかをあまりよく覚えていません。そのため自分のお店で購入してもらったことを強く印象付けるための工夫も凝らす必要があると言えるでしょう。取り扱い商品がオリジナルでない場合はなおさらです。既製品の販売は特に大手に顧客を取られてしまわないよう、独自の付加価値を儲けていくことでリピーターを確実に抑えていくようにしましょう。
具体的な施策の例
具体的な施策としては、例えば商品画像を適当なものではなく、きちんと切り抜きした高品質なものを用意しておくというのも差別化に役立ちます。
綺麗なカタログのように商品を並べておけば、「商品が見やすいこのお店でまた買いたい」という動機付けを生むきっかけにもなります。あるいはアフターサービスに力を入れて、購入後も記憶に残る買い物をしてもらえるような工夫を作るのも大切です。
4:ECモール型ECサイト構築パッケージ EC-ORANGE導入事例
ECモール型ECサイトの構築パッケージへのニーズは年々増加しています。特に、自社独自で運用したいという要望をお持ちの方はマルチテナント型の楽天のようなECモールを構築し、様々な企業のECサイトを統括するようなマーケットプレイス型のECモールの構築もますます増加しています。
こうした増加傾向にあるECモール型の「EC-ORANGE」の導入事例をここではご紹介します。ECモールの構築やリプレースなどをお考えの方は、ぜひご参考にしてください。
[ S-cubism事例集2019:EC-ORANGE/ORANGE POS導入事例はこちら ]
5:ECモール/複数店舗型ECサイト構築フレームワーク「EC-ORANGE」について
ECモール型のEC構築フレームワークEC-ORANGEはECモール/複数店舗型のECモールサイト構築が可能です。
オープンソースを基盤としたECモール製品のため、時間と費用が膨大にかかってしまう独自開発型とは異なり、低コスト・短納期で高機能なECモールを構築できる合理的なEC構築ソリューションです。
また、オープンソースならではの特徴である拡張性も優れています。 AWSやニフティクラウドなどの様々なパブリッククラウドはもちろん、独自のプライベートクラウドにも柔軟に対応し、また、近年進化を続ける様々な決済システムとの連携も柔軟に行うことができます。
そして、ECモール構築フレームワークOrange ECは安全面・機能面を強化し、楽天やYahoo!のような複数の店舗が参加し、それぞれの店舗が独自に運用を行うマルチテナント型のECモールや、amazonのようなECモールプラットフォームを提供する1企業に運用の大幅な部分を委ね、商品や一部発送などの作業のみを手配する携帯のマーケットプレイス型のいずれにも標準で対応しています。
この他わずか3ヶ月でスモールスタートができたり、ベンダーロックインがないオープンソースECモールのため、自由に自社管理ができるなど、時流に合わせた運用と、自由なカスタマイズが売りのオールインワンECモールパッケージです。
低コスト・高機能・拡張性の高い ECモール構築フレームワーク
ECモールの運営に必要な機能はもちろん、モバイル・スマートフォン表示対応、メルマガ機能、アクセス解析やSEOなどの基本的な機能は標準搭載されています。
また、オープンソースベースのため無駄な開発費・ライセンス料が発生せず、ランニングコストも大幅に削減可能です。
さらに、ECモールと業務システムや基幹システム、ERPとのAPI連携やPOS連携など、ニーズにあわせて柔軟にカスタマイズすることが可能です。
また、越境ECを実現したいというニーズ。オムニチャネルを実現したいというニーズ。最近流行りのVRを使った最新のECモールを構築したいというニーズなどありとあらゆる領域で対応が可能です。
通常のsaas型でのECモール構築の拡張性やカスタマイズに制限があることと比較しても、将来性を考えればOrange ECによるECモール構築パッケージを選ぶことが最適解と我々は自信を持っておすすめいたします。
6:ECモール構築フレームワーク EC-ORANGEの2つの標準タイプ
ショップの追加・削除が簡単に行えるECモール型のEC-ORANGEでは、様々なタイプのECモールを展開することが可能です。
マルチテナント型(楽天市場、yahoo型)ECモール
楽天市場のようなECモールです。楽天市場のようなモールプラットフォームを構築し、「出店」企業を集めるビジネスモデル向けのタイプです。
各企業がモールへ出店し、1企業が1ショップを運用・管理します。商品登録や受注管理、売上集計などは各店子(各企業)が行い、もちろん他の店子の情報は見れません。
※このようなモールの各ショップのことを”店子(たなこ)”と呼びます。
なおこうしたマルチテナント型のECモール構築は構築方法によって、2通りの運用が可能です。
構築例1:各ショップごとに管理画面を持ち、各管理者が運営するタイプ。各管理者は他ショップの情報閲覧や商品登録はできません。モール管理者がショップの追加・閉鎖などを行います。
構築例2:特定の管理者が店舗管理(ショップ追加・削除)、各ショップの管理(商品登録)を統合して行うタイプ。1社で複数ショップを運営を行う場合に適しています。
マーケットプレイス型(モール管理者のショップに各管理者が出品するタイプ)
Amazonのように、特定のモール管理者が運営するECモール上に、各ショップの管理者(出店社)が商品「出品」するモデルです。(※運用方法によってはデータの振り分けなどに多少カスタマイズが必要になる場合があります。)
7:ECモール構築フレームワーク EC-ORANGEのカスタマイズ例
ECモール構築フレームワークEC-ORANGEでは様々なカスタマイズに対応しています。
高機能検索やレコメンド機能、さらに基幹システムとの連携や、店舗独自の運用方法や、販売する商品ごとに独自の運用方法など、様々な携帯に柔軟に対応したECモールのカスタマイズが可能です。
それだけではなく、将来新しく発生するであろうECモールのカスタマイズ(予測できるカスタマイズ)だけではなく、予測することができなかった最新トレンドを取り入れるカスタマイズにも、柔軟に対応することができます。
オープンソースはもちろん、様々な経験を持ったエンジニアを多数抱えるエスキュービズムのECモール構築フレームワーク「EC-ORANGE」だからこそできる、特徴です。
8:ECモール構築フレームワーク EC-ORANGEの料金体系
費用について
※ご要望内容により大きく変動します。EC-ORANGEでは、お客様のご要望にあわせて機能を組み合わせるため、料金はお見積もりが必須となっております。具体的なご要望が固まっていない場合でもご相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。