Eビジネスを推進するORANGEシリーズ
デジタルコンテンツにNFTを紐づけ、デジタル資産として販売するケースが増えているからです。LINEや楽天、Shopify、eBayなどではNFT機能を搭載した新サービスを既にローンチしています。
EC-ORANGEでもデジタル商材をNFTとしてEthereum/BSC/Polygonブロックチェーン上に登録・管理することが可能な「stoNeFree」と連携することにより、NFT上のデジタル商材の商品管理、カート、決済の開発コストを抑えてスピーディーに構築可能となりました。
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本特集では、NFTやECで取り扱われるデジタル資産の活用事例を解説しながら、NFTがもたらす未来のコマース体験について考えていきます。
NFT(= Non-Fungible Token)は、ブロックチェーン技術を活用した非代替性のあるトークンのことで、複製や改ざんが手軽に行えるため資産として取り扱うことが難しかったデジタルコンテンツに対し、唯一無二の価値を与える新技術です。
NFTの歴史は2017年に開発された猫の育成ゲームが端緒となっています。この育成ゲームは仮想通貨イーサリアムのブロックチェーン技術を活用しており、プレイヤーは育成したデジタルキャラクターに非代替性トークンによって唯一の価値を与え、仮想通貨を用いて売買できるという内容でした。
その後2021年になって急速に注目が集まり、オリジナルダンスの3D振付データや曲の録音データなど、様々なデジタルアイテムがNFTによって資産価値を高め、市場が急激に形成されてきました。
しかもその取引価格は非常に高額で、中には億単位の価値を付けたものも少なくありません。著名人がデジタルコンテンツをNFT化し、投資家によって高額で落札されるたびに大きな話題となり、メタバースの普及と合わせ社会的な流行として見られるようになってきたのです。
NFTを用いてどのようなコンテンツが売買されているのか、いくつかの事例を挙げてみます。
現在、海外だけでなく国内でも様々なプラットフォームでNFTマーケットプレイスを提供しています。複製したデジタルコンテンツにはない唯一の価値を持ったデジタルコンテンツとして流通させることができます。
ゲームアセットやトレーディングアイテム、デジタルアート、音楽などプラットフォームによって取り扱うアート作品のジャンルが異なり、出品者や購入者は自分の希望に合わせたマーケットプレイスであるか判断して選択する必要があります。
オンラインイベントなどの視聴権利や予約権を電子チケットとして販売する際、NFTとして販売することができます。興行チケットといえば転売による高額取引が社会問題となっていますが、NFTにより非代替チケットになっているため、転売者に不当な利益が生まれないというメリットを持ちます。
時計やジュエリー、絵画といったコレクターズアイテムは、オークション会場で高額落札されるイメージを持つ方も多いでしょう。まさにNFT市場でも同様のことが起きており、高級時計ブランドがデジタル時計を販売、サザビーズがオークションを開催するという事例もあります。
このように、個人のアーティストから高級ブランドまで、物理的に販売されていたものをデジタル化したり、代替可能だったデジタルコンテンツを非代替化したりと、NFTによって新しい市場が生まれているのです。
活用事例でいくつかご紹介した通り、コミュニティを持つアーティストやクリエイター、大手ブランドなどがNFTで新しい価値を体験として提供し、話題となっています。
今後購買層の主力となっていくデジタルネイティブや好奇心旺盛なアーリーアダプター、熱心なコレクターに訴求できるNFT技術は、これまでにない収益を上げる可能性があるため期待度と注目が高まっているのです。
しかし、その注目度は過熱気味であるともいえます。ハイプサイクルに当てはめると、NFTは「過度な期待のピーク期」にあり、成功するパターン、失敗するパターンのどちらの可能性も持っている状態で、実際に行動する企業の数は少なく様子見の状態となっています。
今後は熱量が一旦収まり社会の興味関心が薄れる時期があり、その段階で課題が解決に向かい、やがてメリットの方が大きくなれば一般的なテクノロジーであるとして普及していく過程を経るでしょう。
もちろん一時的なブームで終わる可能性もまだ残っていますが、自動車やスマホのように生活になくてはならないものとして定着する可能性も大いにあります。
当たり前の技術として定着するには、法整備を行い、著作権問題などの課題を解決して安心して取引ができる環境を作ることが重要です。
エスキュービズムでは、自社開発プロダクトEC-ORANGEとストーンシステム社が開発したNFTソリューション「stoNeFree」を連携し、NFT化したデジタル商材の商品管理、カート、決済の開発コストを抑えてスピーディーに構築可能となりました。
NFTとの連携を行うstoNeFree、EC機能に特化したEC-ORANGE、それぞれ依存関係を最小限にとどめながらI/F連携を行うことで、コスト・開発工数削減とサービス開始の迅速化を実現します。
以下、プレスリリースからの引用
ストーンシステムはEC-ORANGEの公式開発パートナーであり、EC-ORANGEの開発実績が豊富です。メインのビジネスはフィンテック領域のシステム受託開発・ラボ型開発で、2022年よりNFT関連の開発に着手、自社のNFTソリューション「stoNeFree」を開発しました。
stoNeFreeはNFTコンテンツの登録・管理に特化しているため、サービスとして必要な商品管理、カート、決済などの各機能を標準で持ち合わせているEC-ORANGEと連携し、拡販にあたってエスキュービズムと業務提携を行うことになりました。
株式会社ストーンシステム https://www.stonesystem.co.jp/
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