Eビジネスを推進するORANGEシリーズ
このあらゆるコンタクトポイントという言葉の中には、SNSやQAチャット、そのほかにも店舗に置かれているデジタルサイネージなど、多様な顧客接点を指し示しています。
スマートフォンをはじめとするデバイスで、常にインターネットにつながる事が可能になった現在、Web/EC/ネットに対する視聴行動は大きな変化が生まれました。
必ずしもWebブラウザを開いて検索エンジンから検索するとは限らず、検索キーワードを使ってサイト検索をするとも限りません。
ユーザが開くのはSNSのアプリかも知れず、あるいは動画サイトのランチャーかも知れません。見られているECサイトは、実際にはアプリのWebビューである可能性もあります。ユーザのWeb/EC/ネット視聴行動は細分化し、在来のように検索連動型広告でユーザに一括でリーチすることは既に難しくなっています。
このような時代でユーザに対して最適なUXを提供するためには、一つのサイト、一つのECでそれを実現することは難しくなります。なぜならば、ユーザを誘導した瞬間にユーザが体験していたUXは途切れ、大量のドロップダウンが発生し、苦労して誘導したユーザの大半が離脱してしまいます。
このため、ユーザが直前まで体験していたUXを可能な限り維持し、そこからそのままつながるような体験価値を提供する事が必要となります。
例えばSNSで気になった商品を見つけた人に、自社ECサイトに来てもらい、商品を検索させて購入してもらう、という導線や誘導は、TV-CFの最後に「○○○で検索」という誘導と同じようにそれまでの体験を途切れさせてしまう、良くない誘導方法でしょう。TV-CFの場合には、視聴チャネルが異なるというチャネルチェンジの必要性もあるため、致し方のない部分が当然ありますが、デジタルチャネルで同様のことが発生していれば、当然ドロップダウンにもつながり、効果が出ないのもあたり前と言えます。
これらのUXを最適化し、ユーザによりよい体験を提供するための方法としてもヘッドレスコマースはこれからの時代には欠かすことができないと考えられます。
そしてユーザに対して最適なUXを提供するためには、ユーザがいる場所、ユーザが見ている場所からそのまま体験を途切れさせることなく誘導をすることが必要になります。これを実現するためには複数のフロントUIを用意する必要があり、ユーザを様々なECチャネルへと誘導する事が必要となると考えます。
このような、ユーザが望むフロントUIから、多様なECサイトへの入り口あるいは連携を提供可能であることがヘッドレスコマースの特色であると言えます。
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