Eビジネスを推進するORANGEシリーズ
某小売り企業様
2000年代からEC事業を開始し、EC売上を100億円程度の規模まで成長させてきた同社では、システムの処理性能とシステム運用上の課題がありました。
セール期間中や人気商品の発売時などの大量のトラフィックが要因となり、システム障害が発生していました。
商品情報の表示やカート投入時の処理などの影響より、PV数は2,000~3,000/秒間、カート投入数は600~800/秒間程度が限界値となっており、機会損失が起こっていました。
また、EC事業の拡大に伴って機能追加を行ってきたECシステムの基盤は、各機能が複雑に絡み合っており、1か所の不具合や障害がシステム全体に影響を与えやすく、障害対応や新たな機能追加なども行いにくい状態になっていました。
アクセスの繁閑に最適なインフラ環境を提供するため、Webサーバのオートスケール、更新用DBと参照用DBを使い分けることでデータベースの負荷分散を実施、これにより、カート投入数2,000/秒間以上の処理を実現しました。
また、EC-ORANGEのRESTful API化・マイクロサービス化により、各機能の疎結合化を実現し、処理性能を維持しながら、障害影響の極小化、機能追加・改修などの運用面でも利便性を向上させることができました。
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