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ストレージの集約で得られるメリットとその方法とは

効率化は昨今のITにおいてもより注目されるキーワードとなっています。

IT革命が前世であった時代には、それまで手動で行っていた業務をコンピューターによって自動化してしまうことで、大きなコスト削減となっていました。しかしながら、現在では労働人口の減少や技術の革新により、さらなる合理化が日々の業務に求められ、ゆくゆくはAIが人間の労働の大半を担うとも言われています。

設備投資が必要とはいえ、効果的な運営のためには既存のシステムのさらなる合理化を図ることは非常に重要です。自動化されているシステムの効率をさらに向上させることで、結果的に高いコストパフォーマンスでの業務の遂行を実現することが容易になるでしょう。

特にストレージの集約のように既存のシステムを整理していく作業は、今後取り扱う情報量の増加を見越すと効果的で優先順位の高い業務であるといえます。

ストレージを一括管理することで得られるメリットは果たしてどのようなものなのでしょうか。今回はその点についてご紹介していきます。

  • ビッグデータ時代における集約ストレージ
  • 既存の問題の解決にも効果的
  • 仮想化か、大容量ストレージの導入か

ストレージの集約とは

ストレージの集約は、これまで業務や各セクションごとに個別で管理していたデータを一括管理すること、つまりストレージをひとまとめにすることで実行されます。

なぜストレージの集約が必要なのか

どのような分野にも当てはまりますが、業務の効率化を進める上で最も懸念されるのは、やはり効率化の必要性です。既存のシステムで十分に業務が遂行できているのにもかかわらず、わざわざ改変してしまうのは悪手となってしまうのでは、という疑問です。

しかし余裕のあるうちからストレージを集約し、統合して管理できるシステムをあらかじめ構築しておくことで、今後必然的にやってくる大規模なデータ、いわゆるビッグデータの効率的な処理や、巨大なデータベースに触れられる機会を設けることにつなげていくことができます。

また、長年使用してきたハードウェアの見直しを図るタイミングとしても良い機会になり、既存のシステムを維持するための設備投資を考えている場合は、ストレージの集約というシステムのアップデートも兼ねることで、より良い投資効果を得ることができるでしょう。

余裕のあるうちにシステムの変更は行っておくべき

逆にできるときにやっておかなければ、いざ新たに大量のデータを一度に暑あ買わなければならない状況に陥った場合、ストレージのシステムを改変しながらデータの処理を行うのは非常にリスクが大きく、作業効率の悪い環境下での業務の遂行を求められてしまいます。

体の健康と同様、ある程度は事前にリスクに備え、普段からもしもの時を考えながら環境を整えておくことが重要になります。

ストレージ集約による効果

ストレージの集約は将来のリスクを小さくするだけでなく、既存の様々な問題を解決する手段としても有効です。

サーバー稼働率の改善

例えば部門ごとに別々のストレージを使い、サーバーも別個に用意されている場合、サーバーをよく利用する部門と利用しない部門に別れるということもあるでしょう。そういった場合、ストレージ容量が足りていない部門にばかり追加の設備投資を行えば、あまり使っていないストレージやサーバーと同期性がないばかりに維持費がかさんで行ってしまうということも起こり得ます。

ストレージを一括管理してしまえば、稼働率の高い低いにかかわらず一元的に扱うことができるため、社内で余分に余っているストレージを目一杯活用し、設備コストを抑えることができます。

サーバーのパフォーマンス向上

ストレージ容量が限界に近づくと、必然的にハードウェアのパフォーマンスも低下してしまいます。
そうなると作業効率にも支障をきたし、スタッフのフラストレーションも溜まってしまうことで職場環境の悪化も懸念されますが、余裕を作りやすい巨大なストレージを統合にヨゥって作り出せば、そのリスクも低下します。

人件費の削減

部門ごとでサーバーを管理する場合、それぞれの部門に保守要因やシステム担当の管理者が必要になります。その人件費も決してバカにはならないものですが、ストレージを集約し、サーバーもひとまとめにしてしまうことで人員も一部門ぶんで済ませられるようにしてしまえば、結果的に高いコストパフォーマンスでの維持が可能になるでしょう。

省エネルギー効果

ハードウェアを過剰に設置すると、それを維持するための電気代にも悪影響を及ぼします。サーバー維持のための電気代は決してバカにはできないため、効率的なサーバー環境を実現することで人件費とともに電気代も抑制することができるようになるでしょう。

このような効果から、ストレージを一元化することのメリットが一番大きいのは、やはりある程度規模の大きな業務を遂行している企業と言えます。部門ごとにそれなりの裁量があり、独立して行動できるほどの規模になる程、部門どうしてのストレージの集約は絶大な効果を発揮することになっていくことでしょう。

逆を言うと、規模が大きくなるほど既存のシステムを変更するのには時間もお金もかかってしまいます。どれくらいのコストを支払うことになるかは規模や予算にもよりますが、それでも規模が大きいほどストレージ集約の効果が大きくなることは期待できると言えそうです。

どのようにストレージを集約していくのか

ストレージの集約にはいくつかの手段が考えられます。既存のシステムを少しづつスライドさせるようなものから、新たなシステムを最初から構築し、丸ごとデータを移植してしまうようなものまでありますが、都合に合わせて手段を選ぶのが良いでしょう。

新たなストレージシステムの導入

最も単純な解決方法としては、部門ごとのストレージ利用を廃止し、新たに巨大なストレージを用意することで対処する方法です。容量に不安のないほどに大きなものを導入すれば、文字どおり巨大なストレージによる一括管理が可能になります。

ただ、デメリットとしてはどれくらいのストレージが必要か、あるいは今後必要になってくるかをきちんと考えておかなければ、必要以上のストレージを購入することで予算を圧迫してしまうことにもなるので注意が必要です。

サーバーの仮想化

二つ目にあげられるのが仮想化です。新しいストレージを用意する場合であっても、既存のサーバーと統合してそれぞれで空きのある容量をお互いに出し合って仮想的なサーバーを設けることで、効率的に空き容量を活用していくことができます。

既存ハードを有効活用できるシステムなので、まず設備投資コストを抑えることが可能になります。また、運用のための費用も管理の一元化によって削減し、人件費を抑制することにつながります。
デメリットとして、パフォーマンスの向上にはそこまで期待ができないと言う点です。仮想化はあくまで既存のストレージを効率的に運営するための措置であるため、新たに空き容量を設けると言う手法に比べてこの点における改善はあまり見込めないと考えておきましょう。

どちらもメリット・デメリットを抱えているとは言え、ストレージを集約することのメリットとしては、どちらの手法も非常にコストパフォーマンスに見合う働きをしてくれることは事実です。

自社の状況に応じた手段を選択すれば、より効果的なパフォーマンスを期待することができるでしょう。

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