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ECサイトの在庫管理システム比較9選。管理のポイントもお伝えします

「自社にあった在庫管理システムを知りたい。できれば実際に管理するポイントも学べるといいな…」

と思っている方。

在庫管理システムには「複数のネットショップでの作業を一元管理できる」というメリットがあります。これにより作業時間の短縮が可能です。
とはいえ、在庫管理システムも多種多様。どの製品がよいかわかりませんよね。

そこで、この記事では、
  • 在庫管理システムのメリットやデメリット
  • ECサイトの在庫管理における5つのポイント
  • 在庫管理をまとめてできる管理システム9つ
を、お伝えします。

在庫管理システムの理解には知識が必要と思うかもしれませんが、概要をつかむだけなら難しくありません。まずはこの記事で、在庫管理システムを大まかに理解しましょう。

そもそも在庫管理システムとは。メリットやデメリット

在庫管理システムとは、複数のネットショップの在庫を一元管理できるシステムのこと。

在庫管理システムには、作業時間を短縮できるというメリットと、新たなシステムを理解する必要があるというデメリットがあります。

在庫管理システムのメリット

在庫管理システムのメリットは、在庫の一元管理によって作業時間を減らせる点です。

通常複数のネットショップを運営している場合、それぞれの注文状況を確認して、全体の在庫を計算します。注文や商品数が増えると、計算にかかる時間も馬鹿になりません。

一方在庫管理システムでは、注文状況の一括確認が可能。そのため運営者の負担を減らし、商品改善などに時間をあてることができます。

在庫管理システムのデメリット

在庫管理システムのデメリットは、新たなシステムを理解する必要がある点です。慣れれば便利な在庫管理システムですが、慣れるまでが大変な場合も。

しかし在庫管理システムには、サポート対応が充実しているものもあります。

続いては、ECサイトの在庫管理におけるポイントを紹介します。

ECサイトの在庫管理における5つのポイント

ECサイトの在庫管理において、気をつけるべきポイントは以下の5つです。
  1. 在庫はできるだけ少なく、かつ省スペースを意識する
  2. ニーズ(=在庫が減るペース)を予想して仕入れる
  3. 在庫回転率を上げて、デッドストックを少なくする
  4. 人的ミスやルーティン作業による損失をなくす
  5. とにかく正確に在庫数をつかむ

1. 在庫はできるだけ少なく、かつ省スペースを意識する

在庫はできるだけ少なく、かつ省スペースを意識しましょう。

ただ在庫を管理するだけでも、
  • 倉庫代
  • 人件費
といったコストがかかります。在庫の縮小で、これらの費用をおさえることが可能です。

2. ニーズ(=在庫が減るペース)を予想して仕入れる

在庫管理ではニーズ(=在庫が減るペース)を予想して仕入れましょう。ニーズが予想できないと、
  • 過剰な在庫による維持費の増加
  • 在庫切れによる機会損失
といった事態が起こりかねません。ニーズの予想で、これらのアクシデントを減らせます。

3. 在庫回転率を上げて、デッドストックを少なくする

在庫回転率を上げて、デッドストックを少なくすることも欠かせません。デッドストックとは、長期間倉庫に置かれている商品です。

倉庫に置かれた商品は、いずれ劣化します。食品がわかりやすいですね。

一方でデッドストックを少なくすれば、商品を高品質で届けることができ、お客さまの満足度もアップします。

4. 人的ミスやルーティン作業による損失をなくす

人的ミスやルーティン作業による損失をなくすことも大切です。ここでの人的ミスとは、例えば出荷漏れなどです。新規のお客さまへの出荷が遅れてしまうと、そのお客さまのリピーター化は難しいでしょう。

在庫管理では、こういったミスをできるだけ無くすのが大事です。

5. とにかく正確に在庫数をつかむ

現状把握のためには、在庫数の把握が重要です。そうすれば問題点や改善点を見つけやすくなります。

在庫管理をまとめてできる管理システム9選

ここからは在庫管理をまとめてできる管理システムを、9つ紹介します。

ネクストエンジン

ネクストエンジン」は、Hamee(ハミィ)株式会社が提供しているシステムです。Hamee自身もECサイトを運営。ネクストエンジンには、その運用経験が生かされています。

30日間は無料で体験できるので、気になる方は試してみてください。
こんなECサイト運営者におすすめ
  • 在庫を複数人で管理する予定の運営者様
  • 使い方のサポートをしてほしい運営者様
  • 在庫管理システムを試してみたい運営者様

画像出典:https://next-engine.net/


アシスト店長

アシスト店長」は、株式会社ネットショップ支援室が提供しているシステムです。

大手ネットショップのカート、運送会社や会計システムなどと連携。また連携先は、要望に合わせてカスタマイズできます。
こんなECサイト運営者におすすめ
  • より多くのシステムを連携させたい運営者様
  • 作業時間を減らしたい運営者様

画像出典:https://assist-tencho.com/


まとまるEC店長

まとまるEC店長」は、株式会社ブランジスタが提供しているシステムです。

利用にかかる費用は、商品数で決まる月額固定費のみ。つまり売上が増えても、追加費用を払う必要はありません。

申し込み日からその月の末日まで、無料で利用できます。
こんなECサイト運営者におすすめ
  • ランニングコストをおさえたい運営者様
  • パソコンの操作に自信がない運営者様

画像出典:http://www.ec-tencho.jp/


CAM MACS

CAM MACS」は、株式会社キャムが提供するサービスです。「サービス丸ごと」ではなく、機能を選んで導入できます。

「パッケージソフトだから、使わない機能の分のお金まで払ってしまった。」といった無駄な出費を防げます。
こんなECサイト運営者におすすめ
  • 必要な機能だけ導入したい運営者様
  • ランニングコストを抑えたい運営者様

画像出典:https://www.cam-net.co.jp/


アラジンオフィス

アラジンオフィス」は、株式会社アイルが提供するソフト。5,000社以上の導入実績があります。

低コストでありつつも、必要な機能を追加してくれるのが魅力です。その証拠として幅広い分野での導入実績があります。
こんなECサイト運営者におすすめ
  • 中堅・中小企業の運営者様
  • 実店舗も経営されている運営者様

画像出典:https://aladdin-office.com/


BCPOS ECサイト在庫管理システム

BCPOS ECサイト在庫管理システム」は、株式会社ビジコムが提供しているシステムです。こちらの在庫管理システムはPOSレジシステム・BCPOSと連携。

レジシステムとの連携により、実店舗とネット店舗の在庫を一元管理できます。
こんなECサイト運営者におすすめ
  • 実店舗も経営されている運営者様
  • BCPOSを利用されている運営者様

画像出典:https://www.bcpos.jp/products/purpose/ecstock.html


TEMPOSTAR

TEMPOSTAR」は、NHN SAVAWAYが提供するサービスです。独自カスタマイズに加え、バージョンアップの無償提供も。

また30日間、サポート付きの体験期間もあります。
こんなECサイト運営者におすすめ
  • 複数のネットショップを運営されている運営者様
  • ebayなど、海外のネットショップにも出品したい運営者様

画像出典:https://commerce-star.com/tempostar/


CROSS MALL

CROSS MALL」は、株式会社アイルが提供するソフトです。

在庫管理など、ネットショップ運営に必要な作業を一元で管理。アラジンオフィスとの連携もできます。
こんなECサイト運営者におすすめ
  • ネットショップ運営にかかわる業務を一元管理したい運営者様

画像出典:https://cross-mall.jp/


助ネコ

助ネコ」は、株式会社アクアリーフが提供するシステムです。発注のタイミングになるとメールが送信される機能があります。

在庫管理機能だけの契約など、オプション契約も充実しているのも魅力。30日間の無料体験ができます。
こんなECサイト運営者におすすめ
  • 受注、在庫、出品管理を一元でしたい運営者様
  • 使いやすい在庫管理システムを求めている運営者様

画像出典:https://www.sukeneko.com/


在庫管理システムを活かして、スムーズなECサイト運営を!

在庫管理システムについて、概要からおすすめの管理システムまで紹介しました。

実際に在庫管理システムを導入するさいは、この記事で紹介した
  1. 在庫はできるだけ少なく、かつ省スペースを意識する
  2. ニーズ(=在庫が減るペース)を予想して仕入れる
  3. 在庫回転率を上げて、デッドストックを少なくする
  4. 人的ミスやルーティン作業による損失をなくす
  5. とにかく正確に在庫数をつかむ
のポイントを意識しつつ、望みの在庫管理を実現できるシステムを選んでみてください。

まずは、自社の在庫管理について現状をチェックすることからはじめていきましょう。

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この記事を書いた人
黒田剛司
大阪市立大学商学部を卒業後、新卒で独立。学生時代に身につけた経営・流通・マーケティングなどの知識を活かし、コマースについて幅広いジャンルで執筆。また、サイト制作やWebメディア運営も請け負っており、IT系の記事作成も可能。無類の動物好き。