さて、ECサイトに限らず何かしらWebサービスを作るからには、
もちろんサーバー構成,スペックについて検討する必要があります。
それが大規模であれば尚のコト。
では、EC-CUBEで大規模なECサイトやろうとした場合、
最低限「どのくらいの環境を用意すべきか」と申しますと―――
できるだけ頑張ってください。
大規模になると、その分お客様の予算感も大きいはずなので、
専用サーバ,回線アップグレード,メモリ増設,冗長構成諸々可能だと思います。
ちなみに前回紹介させていただいたサイトだと、
「mem:4GB or 8GB」「cpu:2.5GHz*4」といったところ(他は割愛)
ただ、それを聞いてしまうと―――
そりゃ環境に金かければ大規模だろうがEC-CUBEも普通に動くだろ
と、思うのが普通です。
確かに私にも、そう思っていた時期がありました。
しかし実際に試してみると、夜間のトラフィック相当の負荷に耐え切れず、
サイトが表示されないコトも多々ありました。
また負荷をかけずとも「CSVで商品情報一括登録」などと重なると、
同様に表示されないこともあったり…
流石に「そのまま」で実運用に耐え得るのは結構キツイ状態でした。
そうなりますと当然、原因調査に出るわけですが。
この時、サーバ等の環境が「しっかりしたもの」だと、そこを疑わずに済みます。
「この環境下なら十中八九、問題はアプリケーション側だ」と迷わずに調査に入れます。
実際にそういう状況に遭遇して痛感しましたが「この僅かな差」が結構大きかったりします。
要するに―――
大きく建てるならケチらず、ちゃんとした土台を。
別にレンタルサーバー屋の回し者ではありません。
(次回は、ぼちぼちアプリ的な話になるかと思います。)