O2O事例(サービス・プロモーション・キャンペーン)51選
今回は、O2O型サービスやキャンペーンの事例を7つのタイプに分類し、それぞれの特徴と事例をまとめました。
目次
実店舗とEC・ネットを連携させた王道のO2O
ECなどのWEBサイトを通じて自然と顧客を実店舗に送客する、王道ともいえるO2O施策。企業ごと、業界ごとの特徴を生かすことで、クーポンなどの目に見えるメリットを提示しなくてもユーザーを店舗に誘導することができる。1.ユナイテッドアローズ
http://store.united-arrows.co.jp/shop/ua/
ECサイトで店舗ごとの在庫数がわかるという王道のO2Oサービス。カラーやサイズごとの在庫状況もわかる。店舗とECのポイントも共通化し、ECから実店舗への誘導と、一度店舗に来たユーザーの再来店を促進する。2.東急ハンズ
ECサイトから各店舗の在庫状況を確認できる。更新頻度は約15分に1回。また、全国の店頭で売れた商品を「今、コレ売れました!」とほぼリアルタイムに表示し、店舗来店を促す。3.ジュンク堂/丸善&ジュンク堂ネットストア
ECサイトから各店舗ごとの在庫状況を確認でき、ほしい本は店舗で取り置き&受け取ることができるO2O施策。どうしても今日確実に手に入れたい、という要望に応える。4.ハードオフ
ほしい中古品がどこの店舗にあるのかをECサイトで確認でき、遠方にある場合は近くの店舗に取り寄せて実物を見てから購入することができる。中古品販売ならではのO2O施策。5.アドバンスクリエイト/保険市場
WEBサイトから店舗への誘導率が8割を占める保険比較サイト。年回3000回以上のサイト改善と情報量の維持でユーザー目線にたったサイト運営を行っている。モバイルからの店舗予約機能や保険料の試算機能など利便性も追求。本質的なO2O。6.三省堂書店/e-hon三省堂書店
http://www.e-hon.ne.jp/bec/EB/Top
本をWebで注文し、三省堂書店などの提携書店で受け取り・購入ができる来店促進型O2Oサービス。7.洋服の青山
スーツを買う時に必要な肩幅などのサイズを登録できるマイサイズ登録機能がついたO2Oアプリ。また、数万円する洋服を試着してから購入できるよう、アプリから実店舗での試着予約をすることができる。位置情報を活用したO2O
特定の場所(店舗・イベント会場など)を訪れたユーザーにクーポン券を配信したり、新しい顧客体験を提供するO2O施策。8.NEXCO 西日本/toxco(トクスコ)
スマートフォン用アプリケーションと高速道路のサービスエリア(SA)に設置した端末を連携させる O2O サービス。ユーザがSAに到着し、アプリでチェックインすると、そのSAで利用できるクーポンやゲームが使えるようになる。9.日本交通株式会社/日本交通タクシー配車
http://www.nihon-kotsu.co.jp/taxi/use/iphone/
スマートフォンO2Oアプリ「日本交通タクシー配車」。GPSによる位置情報により、細かな配車希望場所を指定し、タクシーを呼ぶことができる。アプリで行先を指定すると、乗務員に行き先を伝えることなく目的地まで行くことが可能。普段タクシーを使わない世代でも、スマホから気軽に配車を希望することができる。10.GU/シェイククーポン
GUの店舗内でアプリを起動し振る(シェイクする)と割引クーポンがもらえるというO2Oアプリ。来店してスマートフォンをシェイクするだけでクーポンが当たるという分かりやすさ、楽しさでクーポン利用率は95%を超えたという。11.KDDI、両備ホールディングス/まゆせチャンネル
岡山県岡山市内においてトライアルで行われている、国内で初となるバスロケーションシステムおよびデジタルサイネージとスマートフォンを連動させたO2Oサービス。専用アプリをダウンロードすることで、バスの運行情報をリアルタイムで表示したり、バス沿線のお得情報・クーポンを配信することができる。12.コカ・コーラ/Enjoy Coca-Cola with
http://adgang.jp/2013/08/36803.html
イスラエルで実施された道路広告を活用したO2Oキャンペーン。専用アプリをダウンロードし名前を登録すると、位置情報をアプリが把握し、道路上に設置してある看板に近づくと、そのタイミングで登録された名前を表示するという内容。店舗への誘導を目的としたものではないが、キャンペーン期間中のコカ・コーラの売上は7%アップしたとのこと。13.ドコモ/ショッぷらっと
利用者がスマートフォンを持って店舗行くだけで、商品券などに交換できる“star”ポイントが貯まったり、お得なクーポンがもらえるO2Oサービス。14.popinfo
スマートフォンの待受画面にプッシュ通知でメッセージを配信できるASPサービス。指定した場所、人、時間帯での配信が可能で、実店舗への高い誘導効果が期待できる。2013年2月、EC研究会主宰“第三回O2Oグランプリ”大賞を受賞。15.オプト、スポーツオーソリティ
http://www.opt.ne.jp/files/topics/1020.pdf
商品の在庫情報と店舗情報を、対象店舗の商圏内にいる生活者のスマートフォンへWeb広告やアプリ内広告で配信し、効率的な来店を促進させるO2O施策。リアルタイムな在庫情報を商圏内にいるユーザーにのみ配信するという点がポイント。16.Smapo
http://www.smapo.jp/about/index.html
消費者が参加企業のリアル店舗に“来店するだけでポイントが貯まる”というO2Oサービス。ポイントというわかりやすい動機づけで集客をする。大丸百貨店、ビックカメラ、ユナイテッドアローズ、マルイ、ファミリーマートなどでポイントを貯めることができ、ためたポイントは商品券などに交換できる。17.Drive Awake
http://adgang.jp/2013/09/38917.html
タイで開発されたコーヒーショップに来店促進するO2Oアプリ。車にスマホを設置しアプリを起動し、ドライバーが眠そうな表情をすると大きなアラートを鳴らし起こしてくれるというもの。それでも眠気が改善しない場合は、近くのコーヒーショップをナビゲーションしてくれる。Wi-Fi・音波を活用したO2O
位置情報を活用するO2Oのなかでも、Wi-Fiという無線ネットワークや、音波通信という最新技術を活用したキャンペーン。音波通信はWi-Fiを拾いきれない場所でも使用でき、入店しているユーザーのみに情報を提供するなど、より正確なサービス提供が可能となる。18.マクドナルド(スペイン)
http://markezine.jp/article/detail/18221
スペインのマクドナルドで実施されたO2Oキャンペーン。店舗で無料で使えるWi-Fiを設定している飲食店は多いが、顧客でない人にまで利用されてしまうという難点がある。マクドナルドはそれを逆手にとり、Wi-Fiの設定をオンにしたときに表示される「使用可能な無線LANネットワークの一覧」のネットワーク名を、利用する人へのメッセージに変更した。 「2時です。コーヒーブレイクの時間ですね」「マクドナルド店内では無料Wi-Fiに加え、無料でサンデーもプレゼントしていますよ」など攻めのメッセージを表示している。19.Emart/空飛ぶお店
韓国のスーパーマーケットが実施した、新規顧客を獲得するためのキャンペーン。Wi-Fiを搭載した巨大バルーンを制作、ショッピングモールやオフィスビル、電車のなかで飛ばし、興味を持った人がWi-Fiにつなぐとスーパーのクーポンをダウンロードしてもらう。そのままECサイトに誘導してクーポンを利用しショッピングを楽しんでもらうという仕掛け。オフライン(巨大バルーン)からオンライン(Wi-Fi、ECサイト)に誘導し、さらにオフライン(店舗)にも来店させやすくなるという施策。20.日本ユニシス/OPENSMAR
音波通信による位置情報連動型O2Oサービス。音波ID装置から出る信号をスマホアプリが受信してチェックインが行われ、受信した音波IDに対応した情報が配信される。音波なのでWi-Fiを拾いきれない屋内でも使用可能。ユーザーはスマホをもって店舗やイベント会場に入るだけで最新情報やクーポン、ポイントを入手できる。ITpro EXPO 2013で実証実験を兼ねたイベントが実施されていた。
ゲーミフィケーション型O2O
ゲームデザインの技術やメカニズムを利用したO2O施策。ゲームの要素を盛り込むことによって、それを販促だとユーザーに意識させずに、楽しみながらサービスや商品にかかわってもらえることが期待できる。21.西武鉄道/あの花 Smile Check-in
大人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の舞台となった西武秩父の地域活性を目指したO2Oコミュニケーション。スマートフォンで各所にチェックインすると、オリジナル壁紙をダウンロードできるというもの。22.Gap Japan/GAP SUMMER! 夏休みプレゼントキャンペーン Powered by デジガチャ
ゲーミフィケーション型のO2Oサービス。カプセル自動販売機「ガチャ」と同様、決められた数の賞品をデジタルカプセルに入れて提供し、ポイント会員がためたポイントを使用すると、無作為に賞品が出る仕組み。くじ引き結果画面を店頭で提示すると商品と引き換えることができ、店舗来店を促す。23.マピオン/Starmp(スタンプ)
モバイル位置情報ゲーム「ケータイ国盗り合戦」をベースに作られたO2Oプラットフォーム。連携するアプリ内のミッションをクリアすることで、「star」というポイントを貯めることができ、starが貯まるとAmazonRギフト券や楽天スーパーポイントがプレゼントされ日常生活の買い物につながる仕組みとなっている。24.博報堂/じぶんクエスト
http://news.mynavi.jp/news/2012/10/24/046/
ゲーミフィケーションを応用したO2O販促サービス。ユーザーに観光地巡り、スタンプラリー、スポーツ観戦回数競争などの「クエスト」と呼ばれるさまざまなゲームを無料で楽しんでもらいながら、各社の商品理解を促進する仕組み。位置情報や動画閲覧情報をからのユーザ分析もできる。25.アライドアーキテクツ/モニプラFIND!
企業がプロモーションしたい商品を「ターゲット」としてユーザーに提示し、商品を購入して”開封した状態の写真”をスマートフォンで撮影・投稿してくれたユーザーにポイントを提供するO2Oサービス。ユーザー自身が店舗などで「対象物を探して(=FIND)購入する」という能動的な購買行動を創出することができる。SNSを活用したO2O
FacebookやTwitter、LINEなどのソーシャルネットワークを活用したO2O施策。近年ではスマートフォンの普及によりSNSで常にだれかとつながっていることから、人とのつながりを重視する消費行動がみられ、小売業・サービス業でも積極的にSNSを販促に活用するようになった。26.ローソン、twitter/#Ponta(ハッシュドポンタ)
共通ポイントサービス「Ponta」とTwitter Japanが居力して実施するO2Oサービス。Ponta会員が特定のハッシュタグをつけてツイートすることでキャンペーンにエントリーでき、実店舗でPontaカードを提示し商品を購入するだけで後日ボーナスポイントが付与される。27.Ben & Jerry’s Japan
https://ja-jp.facebook.com/BenJerrysJapan
アイスクリーム屋が実施するSNSから店舗へ誘導するO2O施策。Facebookに週に1回謎解きクイズコンテンツを投稿、ユーザーが店舗で店員に答えを伝えると、おまけでアイスクリームを1つ追加してもらえる。シンプルだがファンとのつながりが強くなるキャンペーン。28.ドミノ・ピザ/ドミーノジャンボあみだくじ
https://www.facebook.com/DominosJapan/
FacebookでドミノピザのクーポンをゲットできるO2Oキャンペーン。50%引きのクーポンもあれば25円引きという持っていても意味ないようなクーポンまでさまざま用意されていて、拡散力のある企画。29.Toolpool
http://adgang.jp/2013/02/22621.html
スウェーデンの工具店がホームセンターとの差別化をはかるために考えた企画。ユーザーはFacebookで会員登録をすると、専門工具を“無料”で貸りることができ、店舗にいって工具を受け取る。その際、ペンキなどの消耗品をついで買いしてもらえるというO2O施策。実名利用者の多いFacebookだから盗難の恐れもない。30.EVOC
http://adgang.jp/2012/05/17094.html
ドイツのアウトドアブランドEVOCが新しく発売するバックパックの頑強さを訴求するために仕掛けたO2Oキャンペーン。ベルリンの町中にバックパックを設置し、通りかかった人に殴ってもらう。衝撃の度に当事者の写真が撮影されて、EVOCのFacebookページに記録とともにリアルタイムで投稿される。31.BANANA REPUBLIC/FASHION TAGGING
https://www.facebook.com/BRJapan
アメリカのファッションブランドがFacebookで展開したO2Oキャンペーン。有名スタイリストがコーディネートした同ブランドの秋コーデにFacebookに登録されている友達の顔を合わせて「似合うね!」のボタンと押すとタイムラインに通知が届けられる、という仕掛け。「似合うね!」を押したユーザ、押されたユーザにアイテムやクーポンが当たるチャンスが。ブランドの認知率向上が期待できる。32.BOS
http://markezine.jp/article/detail/15927
南アフリカのアイスティーブランドが実施したユニークなO2Oサンプリングキャンペーン。同社が設置した自動販売機の前で特定のハッシュタグをつけてツイートすると、新商品のドリンクが出てくるという仕掛け。33.ニフティ/@nifty温泉Plus
http://onsen.nifty.com/magazine/
ニフティが温泉施設向けに提供するO2O型集客サービス。温浴施設が独自に発信したい情報を@nifty温泉の施設紹介ページに投稿できる機能や、FacebookページやTwitterにも同時に投稿できる連携機能を提供することで、温泉施設と利用者をつなぐ。34.株式会社フォワードネットワーク/Twicat
Twitterを利用して商品の写真と一緒につぶやくと商品の写真がきれいなカタログのように見えるO2Oサービス。つぶやくだけで簡単に商品登録ができ、Twitterから店舗への送客が期待できる。NFC・QRコード・ARを活用したO2O
NFC(near field communication)という近距離無線通信や、QRコード、AR(Augmented Reality、拡張現実)を活用したO2Oキャンペーン。NFCはおサイフケータイなど身近なところで使われている技術。35.Gap Japan/FLAGSHIP GINZA vs HARAJUKU SUMMER T コーデイベント
http://www.toppan-ss.co.jp/casestudy/case01_gap/
ファッションブランドGAPが行ったO2Oイベント、『FLAGSHIP GINZA vs HARAJUKU SUMMER T コーデイベント』。GAPスタッフが来ているTシャツコーデの中からお気に入りのコーデを見つけて、手渡されたリストバンドをつけた手でそのスタッフとハイタッチすると、Facebook上にいいねが投稿される。36.TSUTAYA/タッチでチョイ見
http://www.toppan.co.jp/news/2012/03/newsrelease1328.html
TUTAYA店頭でNFC対応スマートフォンを店頭POPや商品パッケージの所定位置にかざすだけでDVDの予告編を視聴できるキャンペーン。NFC技術を活用した新しいコミュニケーション手法、O2O2O(オフライン→オンライン→オフライン)の例。37.CyberZ、大日本印刷
大学生をターゲットとしたオフラインからオンラインへのO2Oプロモーション。全国の大学200キャンパスにNFCが組み込まれたポスターを設置、NFC対応スマホをかざすことで対象サービスのダウンロードや会員登録ができる。38.東急グループ/SHIBUYA HALLOWEEN SELECT SHOP
ポスターに仕掛けられているNFCやQRコードを読み取ることで、ポスターに表示されている商品をECサイトからその場で購入できるサービス。オフラインからオンラインへ送客するO2O。類似事例として、韓国で実施されたTESCOの地下鉄スーパーマーケットがある。https://ec-orange.jp/ec-media/?p=2073
39.MPayMe/ZNAP
http://consumer.znap.com/ja_JP/
スマホアプリでQRコードを読み取るだけで決済ができるサービス。クレジットカードを登録しておけば、雑誌や屋外広告に設置されたQRコードを読み込み、表示される商品のなかから好きなものを買い物カゴに入れ暗証番号を入力するだけで決済が完了する。商品は指定住所への配送や店舗受け取りを選択できる。カード番号などの個人情報は世界最高水準のセキュリティで保護されているので安心。ZNAP(ズナップ)は飲食店での決済にも活用でき、ZNAPでメニューのオーダーから決済までを体験できる世界初のコンセプトショップ「QRBAR」が2014年1月24日に東京・六本木にオープンした。http://www.diamond-dining.com/news/open_qrbar20140124/
40.GU/スイカ割り
http://www.gu-japan.com/pdf/130716_watermelon.pdf
AR技術を活用したO2Oアプリ。家や街中でアプリを起動しカメラ越しに周囲を見回すとスイカが現れ、スマートフォンを振りかざしてスイカ割りすると、割れたスイカの中から抽選で100円offクーポンが出現する。クーポンを活用したO2O事例
クーポンをスマートフォン等に配信する施策。新規顧客の獲得や、再来店の促進の効果が期待できる。1社のみでO2Oサービス開発をするには大きなコストがかかるが、クーポン配信用のO2Oプラットフォームを提供している企業も多々あり、手軽に始めることができる。41.マクドナルド、コカ・コーラ、Jリーグ/マイJクラブ プログラム
http://c.cocacola.co.jp/jleague/
マクドナルド、コカ・コーラ、Jリーグが共同で行ったO2O施策。Jリーグに所属するクラブの中から応援するチームを選び、そのチームが勝つとマクドナルドで使えるクーポンが配信される仕組み。Jリーグは試合結果に関心を持ってもらえるファンが増え、マクドナルドは来店客数を伸ばし、コカ・コーラはマクドナルドでの売上の増加が期待できるという3社ともハッピーな取り組み。42.三井住友カード、デジタルガレージ/お店でショッピング
http://mall.smbc-card.com/real/
三井住友カード会員向けショッピングサイト内で、掲載店舗の中から行きたいおお店を登録し、3日以内に対象のお店へ行きカードで支払うと通常時よりもポントンが貯まるというサービス。ウェブから店舗への送客を行うO2O施策で、ユーザにとっても「事前にクーポンを入手する」「専用アプリを起動する」「レジでクーポンを提示する」などの手間がなくなるというメリットがある。43.ヤフー、ソフトバンクテレコム/ウルトラ集客
http://tm.softbank.jp/business/ad/o2o/
「Yahoo! JAPAN」のトップページなどにバナーによる商品広告を掲載しユーザーをキャンペーンサイトに誘導、ユーザーは気に入った商品をサイトから応募し、当選すると携帯電話やスマートフォンに電子クーポンが届く仕組み。イオンなどに設置されたクーポン発券機「CouponGATE(クーポンゲート)」に電子クーポンをかざし引き換え券をゲット、商品と引き換えることができる。国内最大級のポータルサイトから集客できるという点が最大のメリット。44.クックパッド/クックパッド特売情報
https://cookpad.com/bargains/about
近所のスーパーの特売情報とおすすめレシピをリアルタイムで確認できるサービス。ユーザーは献立を考える手間がはぶかれ、店舗としては新聞に折り込まれるチラシ広告には載らない最新の特売情報を配信することができ、来客数と売り上げを向上できるO2O施策。45.モギー株式会社/moggy
誰でも簡単にデジタルチケットが発行/販売/管理できるスマホアプリ。専用の読み取り端末は不要で、紙と同じような感覚でモギるだけ。ユーザーはお得なクーポンと新しい体験を得ることができ、企業としてもアプリを使用するユーザーの顧客情報を分析したり販売チャネルを多様化できる(店舗でのクーポン配布だけでなく、moggyサイトや自社サイト、アフィリエイトサイトなどから集客できる)という効果がある。46.ファミリーマート/ファミマけんさくーぽん
http://www.family.co.jp/company/news_releases/2013/130730_2.pdf
スマートフォンやPCなどから「ファミリーマート」「ファミマ」など、ファミリーマートに関係するワードを入力し検索すると、検索結果画面に全国のファミリーマート店舗で利用できる割引券のシリアル番号が表示されるサービス。他のコンビニではなくファミマを選ぶ理由になるかもしれない。47.東急百貨店
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.tokyu_dept.homeapp
東急百貨店内で使用できるスマホアプリで店舗内でリアルタイムの催事情報やフロアガイド、特典(クーポン)といった機能を提供するO2Oサービス。48.マクドナルド/トクするケータイ
http://www.mcdonalds.co.jp/campaign/coupon/mobile/index.html
日本のO2Oアプリの先駆け的存在。アプリに配信されるクーポンを見せるだけで割引を使用できるというもの。クーポンの内容を決め紙に印刷するという販促企画の期間を大幅に短縮することができた。後に、「かざすクーポン」をリリースし、誰が・いつ・どのクーポンを使用したかという履歴も取れるようになった。49.無印良品/MUJI passport
「チェックインでのポイント提供」や「最寄り店舗の検索」「店舗の在庫検索」など、実店舗への集客を強く意識したO2Oアプリケーション。アプリを通じて新しい買い物体験を顧客に提供している。50.ヤマダ電機/YAMADAモバイル
https://itunes.apple.com/jp/app/yamadamobairu/id364504659
電池やSDカードなど消費者が日常的に使用する商品を100円~300円ほど値引きするクーポンを常に数種類アプリに表示することにより、来店を促すO2Oアプリ。他にもヤマダポイントを使って遊べるゲーム等複数の機能を有している。51.阪急阪神グループ/SMART STACIA
ショッピングセンター、ホテル、エンタテインメント施設、コンビニ、書店、雑貨店など阪急阪神グループの複数の業種業態を対象にした複合O2Oサービス。沿線情報やクーポンが配信される。まとめ
今回ご紹介したO2O事例の中には、「ネットから店舗へ送客し購買してもらう」という初期のO2Oだけでなく、オフラインからオンラインへ誘導するものや、オンラインを活用することでユーザーに感動体験を与えブランドのファンになってもらうというキャンペーンも含まれます。今後はO2Oだけでなく、店舗、ECサイト、スマホなどすべてのチャネルを連携させて顧客にアプローチする「オムニチャネル」戦略に取り組む企業の事例が日本でも増えてくることでしょう。