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オンラインショップ配送サービス、これだけは押さえておきたい5つのポイント

近年、消費者からの迅速かつ正確な配送に対する要求水準は高まる一方ですが、それに対応しようとする際には必然的に配送料金が高くなってしまうのが普通です。

一方、スムースな配送の重要度は増しています。配送面でトラブルが出るとそのままセールスダウンに直結し、思いがけない追加コストがかさむことにもなりかねません。そこで、どのようにしてスムースな商品配送を実施することができるかについて、いくつかヒントをご紹介しましょう。

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1.追跡番号を必ず出すようにする

購入された商品が梱包され出荷準備が整ったらすぐに追跡番号を発行するように心がけましょう。Eコマース企業にとって、配送に関する問い合わせへの対応には特に時間と労力を必要としますので、肝心の業務効率に影響を与えないためにも速やかに商品の現在位置を確認出来るようにシステムを整備し、年末年始は必要に応じてスタッフの数も多めに動員するなどの対応を心掛けたいものです。

基本的には追跡番号を発行することで消費者は自分で直接調査をすることができるため、会社に問い合わせの電話がかかってくることも少なくなります。加えて、追跡番号を知らせるEメールは必ず購入者は読むものですから、そこにマーケティング要素(割引クーポン等)を盛り込むことも簡単にできて営業面でも効果的を期待できるのです。


2.発送は迅速に

「スピード」は小売業界に限らず配送サービスを行う上では最大のカギですので、できるだけ早く発送をして購入者の元へ迅速に届けられるようにしましょう。その上で初めて安い(配送時間が長め)のオプション採用を考慮するようにします。

くれぐれも受け取ったオーダーの発送準備を次の日もしくは週末まで先延ばしにすることのないようにスタッフを十分確保し、発送準備が完了次第Eメールなどで購入者にお知らせするようにします。こうすることで消費者の信頼を勝ち取り、次回以降の定期購入へとつなげることも期待できるのです。


3.商品サイズに合った適切な梱包

梱包は商品のサイズに合った形にするよう心掛け、大きすぎる箱に入れて半分はスペースが余っているということの無いように留意しましょう。基本的に箱のサイズは小さければ小さいほど配送費は押さえられますし、場合によっては最大50%までコストを削減することもできるのです。


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4.返品を簡単に受け入れない

返品ポリシーに関しては簡単に返品ができるようなシステムにすることは大切ですが、くれぐれも「簡単にし過ぎない」ように注意しましょう。例えば、始めから返品用の郵送ラベルを同封するのではなくて、返品用ラベルを送付してもらうための申請用紙などを同封する程度にとどめておきます。必要以上に返品を助長するようなサービスの提供は対応コストがかさむだけで、結果的に自分の首を絞めることになりかねません。


5.「無料配送サービス」の配送費は必ず回収

Amazonでもおなじみの無料配送サービスは今や多くの消費者にとって当たり前のサービスとして認識されています。しかし、販売側としては配送費を負担する分はしっかりと回収していくようにしなければ実質的な売り上げは上がりません。

基本的に、他社とは一線を画すオリジナルかつ魅力的な商品を取り扱っているのであれば、商品自体の価格を上げてでも配送料を無料とすることで問題なく売り上げに結び付けることが可能です。例えば商品価格24ドル99セントで配送料5ドルという場合よりも商品価格は29ドル99セントでも配送料が無料の方が買う側にとっては響きが全然違うということを頭に入れておきましょう。

このように、消費者の配送に関するニーズが高まる中で業者側がいかにしてスムースに対応することができるかどうかが勝負の大きな分かれ道となるわけですが、ここを押さえることで結果的にマーケティング効果も発揮するほどの重要な要素である事も忘れずにおきたいところです。



この記事は5 Ways to Save Money on Holiday Shippingを海外小売最前線が日本向けに編集したものです。