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EFO(入力フォームの最適化)で売上獲得の入り口を太くする

ほとんどのお客様がインターネットで情報を調べて、インターネットで買い物をするようになった今、ウェブサイトは売上獲得の重要なフィールドになっています。そして売上獲得の最初の一歩が、お客様による入力フォームでの情報入力です。

  • ウェブサイトからのお客様獲得対策は急務である
  • 入力フォームページにとんだのに、離脱するお客様は50%を超える
  • 離脱ポイントは様々だが、共通しているのは入力負担が大きいためである
  • コーディングでEFOを実現するのも良いが、今は便利なツールがある
  • ウェブサイトからのお客様獲得の導線にはEFOが不可欠

入力途中で断念するユーザーが多い

ウェブサイトを見たお客様が、その商品を問い合わせるために入力フォームのページに飛んだとします。この時点でお客様は商品情報を取得しようとしているため、商品に興味があると分かります。いわゆる、潜在顧客です。いずれ商品を買ってくれるかもしれません。企業からすれば逃してはいけないお客様です。
しかしながら入力フォームのページに飛んだのに、情報を入力・送信せずに離脱するユーザーは実に50%を超えていると言われています。問い合わせページと分かって、入力しようと思って、問い合わせフォームを開いたのに途中で断念してしまうのです。
その原因はなんなのか、考察してみます。

入力する内容が細かい

まず、入力フォームページを見た時にざっと全体の入力項目が目に入りますが、入力項目や必須項目が多かったりすると一目で入力する意欲が失せてしまいます。まだ買うかも決めていないのに細かく情報を入力したくありません。
さらに、入力が終わったと思ったら、次のページで別の入力フォームがあった場合も入力する気をなくしてしまいます。

エラーの原因や箇所がよく分からない

誤入力を防ぐために、たいていの入力フォームは入力ミスがあった場合、エラーを表示しますが、そのエラー原因が分からない場合があります。入力ミスのあった項目の入力欄が、ただ赤色に変わっているだけで何が間違いなのか分からなかったり、背景色が変わらないためどこを訂正すれば良いのか分からなかったりします。
そもそもお客様は正しいと思った情報を入力しているため、間違っている理由を伝えなければ、お客様はどこが誤っているのか理解できません。

EFOは入力フォーム最適化

せっかくお客様の方から近づいてきてくれているのに、入力フォームの不親切が原因でお客様を遠ざけてしまっているウェブサイトが多数あります。せっかくの売上獲得のチャンスを失っているのです。
裏を返せばそれほど入力フォームの最適化は重要なことなのです。入力フォームの最適化は一般的にEFO(Entry Form Optimization)と呼ばれています。 入力フォームを最適化することでコンバージョン率を高めてくれるため、最終的には売上獲得が期待できます。EFOを実現するためにはいくつかチェックしておくべきポイントがあります。ポイントはいくつかありますが、共通しているのはいかにお客様の入力負担を軽減するかということです。

入力箇所を少なくする

できるだけ入力箇所を少なくすることが何より一番重要です。どの企業も今後のマーケティングに活かすためにお客様情報は細かく、かつ、なるべく多くの種類を収集したいものです。年齢、性別、このサイトを知った理由、などなど。考えれば考えるほど、知りたいお客様情報は増えていきます。
しかし、入力項目を増やしすぎたためにお客様が途中で離脱してしまったら元も子もありません。最低限+αくらいの入力項目にとどめておく方が良いでしょう。

入力例をガイド表示する

誤入力だとしても、エラー表示はお客様にとって気分のいいものではないですし、再入力をしたくないために離脱されてしまう、悪いきっかけにもなってしまいます。そのため、入力ボックスの中にガイドで入力例を表示しておくように工夫しておけば、お客様は誤入力しづらくなり、結果的にエラーが起こらず離脱率も減少します。これはHTMLタグを使えば簡単に実現できます。

住所は郵便番号から自動入力

ほぼ必須な入力項目が住所ですが、一方で最も間違えやすく入力が手間な項目でもあります。そのため入力フォームはお客様の入力負担を最も減らすべき項目です。今では郵便番号を入力すれば、ある程度まで住所を自動入力してくれるウェブサイトがありますが、これはとても便利な機能です。お客様はとても助かっているはずです。

半角、全角は自動変換する

半角と全角もよくエラーになりやすい項目です。実際に数字や記号(ハイフンなど)の全角と半角は一目見ただけでは分からないため、項目ごとに半角、全角は最適な状態に自動で変換するように入力フォームを作っておきましょう。これもコーディングで簡単に実現できます。

エラーはリアルタイムで表示する

よくある入力フォームはサブミットボタン(「送信」や「申し込み」などのボタン)を押してはじめて誤入力があったことが分かります。
しかし、これではいちいち入力項目の最初に戻って一つ一つエラー項目を探さねばなりません。エラー項目が複数あった場合は、エラー項目を見逃して再送信してしまうこともあります。するとまた再入力しなければなりません。これらを繰り返しているうちにお客様は面倒くささを感じて離脱してしまいます。
そのためエラー表示は、その項目を入力して次の項目に移るタイミング、つまりリアルタイムでエラーメッセージを表示させた方がお客様は効率的に入力ができます。

違うページに移る時は確認メッセージを表示する

一生懸命入力していたのに、手元が狂ってしまい、他のページに移るようなアクション(前ページにもどるボタンや他ページのリンクを押してしまうなど)を取ってしまうことがあります。入力途中で違うページに遷移してしまうと、せっかく入力した項目はすべて消えてしまいます。こんなにがっかりすることはありません。
おそらく再度入力する気力を持っている方はかなり少数でしょう。この時点でお客様の離脱の可能性は高くなってしまいます。そのためお客様が違うページに移るアクションを起こした時は、確認メッセージを表示するようにすれば誤ったページ遷移を防げます。
さらにページ離脱を思いとどまらせることもできますので、そういった意味でも確認メッセージ表示は価値があります。「このページから移動すると、入力情報はすべて消えますがよろしいでしょうか」などとメッセージを出すようにして下さい。

ツールを使うのも選択肢

EFOを実現するためには自身でコーディングするのもありですが、今はIT開発企業から便利な入力フォームフォーマットが提供されています。コストはかかりますが、離脱してお客様を逃してしまうくらいなら専用のツールを使って、お客様を取り逃さないようにする方が大事です。コーディングで悩む必要もないため、コストと相談しながら利用してみて下さい。

ウェブからお客様を獲得する導線にはEFOが不可欠

以上、EFOについて紹介してきました。今回は問い合わせページに飛んだお客様を前提に話を進めましたが、そもそも入力フォームページにアクセスしてくれるお客様は本当に少数です。サイト運営側としては1名たりとも離脱しないよう心がけるべきで、入力フォームの最適化はそのための施策の一つです。印象の良いサイトを作って、最適な入力フォームが構築できれば最終的には自社の売上にむすびつきます。
できるだけお客様の負担がなく、むしろ気持ちよく入力できるように入力フォームを最適化していきましょう。

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