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楽天市場にブランドサイトを掲載する『RMP-Brand Gateway』とは?

楽天データマーケティング株式会社は2017年12月11日に楽天株式会社の運営するインターネット・ショッピングモール楽天市場において、企業のブランドサイトを掲載する「RMP(Rakuten Marketing Platform)-Brand Gateway」のサービス提供を開始したと発表しました。

参考:楽天、楽天データマーケティング、企業のブランドサイトを「楽天市場」に設置可能な「RMP-Brand Gateway」を本格的に提供開始
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2017/1211_01.html

このRMP-Brand Gatewayは楽天市場の中に企業のブランドサイトを設置し、このブランドサイトからの商品購入やブランドが独自に持っているウェブサイトへの誘導を促すしくみです。

2018年1月現在で約15ブランドが参加しており、第一弾として「きかんしゃトーマス」で有名なマテル・インターナショナル株式会社のブランド紹介及びおすすめ商品ページが楽天市場に掲載されています。また、他のブランドサイトも順次掲載される予定です。

楽天市場に掲載されたブランド特設ページ

参考:楽天市場
https://event.rakuten.co.jp/mc/mattel/

2018年春以降は、「RMP-Datatool for Brands(仮称)」というサービスを開始する予定で、このサービスでは利用企業がリアルタイムにコンテンツ更新とデータ閲覧等をおこなうことが可能になります。

以下では、RMP-Brand Gatewayについて詳しく探っていきたいと思います。

「RMP-Brand Gateway」のメリットとは?

RMP-Brand Gatewayの最大の特徴は、楽天市場を日常的に利用するユーザーに向けて企業のブランドマーケティングをおこなうことができる点です。

楽天の会員数は2016年12月末のデータでは1億1,489万人、そのうちログインしたユーザーは8,747万人、2つ以上のサービスを利用しているユーザーの割合は62.7%と発表されています。

参考:楽天
https://adsales.rakuten.co.jp/business/omniexperience/

企業が独自のウェブサイトを運営していてもなかなか集客につながらなかったり、ウェブサイト内で販売されている商品の売れ行きが期待より低い、リピーターを増やしたいもののうまくいかないといった悩みがあるのではないでしょうか。

企業独自のウェブサイトは自由にカスタマイズできることや、ショッピングモールに出店する必要がないため利用料を支払わなくてもよいというメリットがあります。
しかし新規ユーザーの目に触れる機会やリピーターを獲得する方法などを工夫しないと、ユーザーが定着するのが難しい点がデメリットとして挙げられます。

一方、楽天は様々なサービスを提供することによってひとつの商圏を築いており、楽天市場だけでなく楽天トラベル、楽天銀行・楽天カード・楽天Edy・楽天ペイといった金融サービス、楽天でんわや楽天ビューティ等の生活に関するサービスなど、あらゆるユーザーのニーズに対して数多くのサービスを提供しています。
これらのサービスがユーザーの生活に密着に関わっていることで、またサービス利用で貯めることができるポイントサービスも活用することで、楽天サービスを日常的に利用するユーザーを多数抱えています。
これは企業独自のウェブサイトを運営しているだけでは真似できない巨大なプラットフォームです。

これだけ多くのユーザー数を抱えている楽天だからこそ、顧客データを生かして効果的なマーケティングを打ち出し、企業ブランドの認知度を高めて設置されたブランドサイトからの購入につなげることが期待できます。

RMP-Brand Gatewayのメリットは楽天市場を日常的に利用するユーザーに対して効果的に商品やブランドの宣伝をおこなうだけでなく、企業独自のウェブサイトにも誘導することにもつながります。

価格比較サイトとして楽天市場を利用するユーザーも多い

今は商品を購入する前に商品の最安値をインターネット上で検索することができます。
スマホが普及した分いつでも商品の価格を調べることができるため、最安値の店を調べて購入できる店を探すという消費者も多くいます。

価格を調べるときに楽天市場を利用する人も多いと思いますが、楽天には『商品価格ナビ』という最安値の商品を検索できるサービスがあります。この商品価格ナビは最安値商品を探すだけでなく、レビューや同じ商品の重複表示を減らすことや、ポイントが貯まる商品、翌日に商品発送、メーカーといった条件を追加することができます。商品価格ナビはキーワードでも検索できますが、商品番号や型番を入力することでより条件を絞って検索をおこなうことができる便利なサービスです。

参考:商品価格ナビ
https://product.rakuten.co.jp/

最安値を検索するユーザーに向けて、ブランドサイトが出品している商品を検索結果として出すことやウェブサイト内の広告からブランドサイトに誘導するといった動きも期待することができるでしょう。

RMP-Brand Gateway はRakuten Brand Avenueとは異なる

楽天のサービスには服飾ブランドを中心とした「Rakuten Brand Avenue」があります。企業のブランドを扱うため混同してしまいそうですが、RMP-Brand Gatewayとはサービス内容が異なります。
Rakuten Brand Avenueはファッションブランドに特化した楽天の公式通販サイトです。

RMP-Brand Gatewayはファッションに限定しない様々な企業ブランドの宣伝をおこなうことができるサービスで、楽天市場内にブランドごとの特設ページがあるのが特徴です。

RMP Brand Gatewayは楽天データマーケティングの広告事業を伸ばす目的も

楽天データマーケティング株式会社は、2017年10月に設立されたばかりの新しい企業です。楽天と電通が共同で設立にかかわり、デジタルマーケティングをメインにした広告事業をおこないます。

参考:楽天、楽天データマーケティング、10月より営業を開始
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2017/1002_01.html

数多くの人が利用するインターネット・ショッピングモール、楽天市場の集客や他のサービスで蓄積されたノウハウを元にデータ活用することで、潜在的な顧客を「見える化」し、ネットの広告だけでなくテレビのCMなども用いた最適な広告をおこなっていくことも併せて発表されています。

同じショッピングモール型の世界的なインターネット通販サイトAmazonやGoogle, Alibabaなどは広告収入による収益も高いと言われていますが、楽天はこれらの巨大ショッピングモールと比べると広告収入は全体に占める割合がそれほど大きくありませんでした。しかし今回の楽天データマーケティングの設立によって今後広告事業においても力を入れていくことを表明しています。

東洋経済の記事によると、楽天の三木谷会長は楽天データマーケティングの目標について以下のように語っています。

10月から営業を始めてわずか2カ月だが、三木谷会長は「(日本の広告市場でトップクラスの)グーグル、ヤフーなどに次ぐ規模まで早急に持ち上げたい」と鼻息荒く意気込む。
参考:東洋経済、楽天が企てる「巨大広告会社」への変身計画
http://toyokeizai.net/articles/-/198594

楽天データマーケティングのCEOに抜擢されたのはデジタルマーケティングに長年携わってきた有馬誠氏。過去にYahooの常務取締役、またGoogle日本法人のマネージング・ディレクターとして活躍してきた人物です。楽天データマーケティングの今後の成長が非常に期待できます。

まとめ

RMP Brand Gatewayは2017年12月に始まったばかりのサービスのため、広告の効果がどれくらいあるのかはまだ未知数です。

各企業でブランドの認知を高めるため、またより多くの商品を販売するために様々な取り組みをしているところも多いと思いますが、楽天の集客効果やデータを活用したマーケティングは非常に興味があるのではないでしょうか。

楽天はユーザーのニーズに合わせた各種サービスを提供しているため、複数のサービスを組み合わせて利用しているユーザーも多くおり、広告に触れる機会が多くあります。
また、ユーザーの属性も把握できるため、効果的なデジタルマーケティングを行うことができるのかもしれません。

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