デジタルコンテンツをECでダウンロード販売するには?方法や具体例まで徹底解説
インターネットでものを買うことが当たり前になった昨今ですが、無形のいわゆる「デジタルコンテンツ」もネット上で買われることが増えました。
書籍や音楽、ゲームなど、デジタルコンテンツと一言で言えど、その種類はさまざまです。
しかし、具体的な販売方法となると難しく感じるのではないでしょうか。
そこで、この記事ではデジタルコンテンツを販売する方法について、以下の順で紹介します。
- そもそもデジタルコンテンツとは
- デジタルコンテンツの種類
- デジタルコンテンツの販売方法
- デジタルコンテンツを販売できるECサイト・モール
商品がすでにあるようでしたら、デジタルコンテンツ販売をはじめること自体はさほどハードルが高くなく、すぐにでもスタートできます。
まずはデジタルコンテンツ販売について、概要をつかむことからはじめましょう。
デジタルコンテンツとはどういう意味?
そもそもデジタルコンテンツとは、形がなく、インターネット上でやりとりされるデータや情報を指します。
デジタルコンテンツは、文書や写真、音声や動画、ゲームやアプリなど形式は様々です。
例えば「CD→音楽配信」のように、既存のアナログコンテンツを代替したものもあります。
また、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末や、テレビやゲーム機などを利用することで、いつでもどこでもデジタルコンテンツを楽しむことが可能です。
デジタルコンテンツの種類(一例)
具体的なデジタルコンテンツには以下のようなものがあります。
- 電子書籍
- アプリ
- 動画
- 音楽
- サービス
意外と身近なものもあるのではないでしょうか。順番に紹介します。
1. 電子書籍
AmazonのKindleを代表とする電子書籍はデジタルコンテンツの一例です。
電子書籍は、文字や画像、リンクなどを含むことができ、伝統的な本と比べてさまざまな機能を持たせられます。
印刷された本よりも軽量で持ち運びがしやすいため、いつでもどこでも読むことができ、旅行や出張先でも活用しやすいです。
また、一部の新聞や雑誌も電子書籍形式で提供されることがあります。
2. アプリ(ゲーム)
アプリもデジタルコンテンツに含まれます。
例えば、ゲームアプリ、スケジュールやメモを管理できるアプリや、写真を編集できる写真編集アプリなどです。
アプリは、一般的にはスマートフォンやタブレット端末向けに開発されていますが、パソコンやゲーム機、スマートテレビなどでも利用できるものもあります。
3. 動画
You Tubeに代表される動画コンテンツもデジタルコンテンツとして代表的です。
今までは4Kなど高画質の動画は、スマートフォンのネット回線で視聴するには無理がある場面もありました。
しかし、5Gの登場によって高速かつ大容量のデータ通信が実現したため、動画コンテンツは今後さらに広まっていくと考えられています。
4. 音楽
音楽もデジタルコンテンツの1つです。
CDやレコードなど物理的な媒体で持ち歩いていた音楽は、デジタル化されることによってウォークマンやiPodのような携帯端末で何千、何万曲と持ち運べるようになりました。
またSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスによって、楽曲そのものを持っていなくても「いつでもどこでも好きな曲を聞ける時代」となっています。
5. サービス
レシピサービスのクックパッドや、オンライン英会話のNativeCampなど、インターネット上で受けられるサービスもデジタルコンテンツに含まれます。
サブスクリプション(定期購読)形式を取ることが多く、安くて質の高いサービスを受けられるのが特徴です。
デジタルコンテンツの販売方法
ここからはデジタルコンテンツの販売方法として、以下2つを紹介します。
- コンテンツ商品を販売できるECモールを利用する
- ECサイト自体を1から作る
コンテンツ商品を販売できるECモールを利用する
アプリストアやAmazonなどのECモールを利用する方法は、デジタルコンテンツを販売する方法として一般的です。
その中でも販売方法によって以下のような分類がされます。
ダウンロード販売
デジタルコンテンツを直接ダウンロードして購入してもらう方法です。
ダウンロード販売されるデジタルコンテンツには、電子書籍や音楽、ゲームやアプリなどがあります。
ストリーミング販売
デジタルコンテンツをインターネットを介して視聴する方法です。
ストリーミング販売されるデジタルコンテンツには、映画やテレビ番組、音楽などがあります。
サブスクリプション販売
月額料金を支払うことで、デジタルコンテンツを無制限に閲覧できるサービスを購入する方法です。
サブスクリプション販売されるデジタルコンテンツは、電子書籍や音楽、映画やテレビ番組などがあります。
ECサイト自体を1から作る
ECサイトそのものを1から作って、自社サイトでコンテンツ販売する方法もあります。
自由度は高く、モールのように販売手数料などを取られることもありません。
ただし、開発コストや宣伝コストなどはECモールと比べてかかるのがデメリットです。
本腰を入れてデジタルコンテンツを販売したい場合は、おすすめの方法といえます。
【国内向け】デジタルコンテンツを販売できるECサイト・モール5選
ここからはデジタルコンテンツを販売できるECサイト・モールとして、以下5つを紹介します。
- note(ノート)
- BASE(ベイス)
- STORES(ストアーズ)
- カラーミーショップ
- MakeShop(メイクショップ)
note(ノート)
「note」は記事コンテンツ販売を中心とした、ダウンロードコンテンツ販売プラットフォームです。
写真、イラスト、さらには音楽や映像なども販売できます。料金は以下の通りです。
初期費用 | 0円 |
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月額費用 | 0円 |
事務手数料 | クレジットカード決済:5% キャリア決済:15% PayPay決済:7% |
プラットフォーム利用料※1 | 有料記事、有料マガジン、サポート、メンバーシップ:10% 定期購読マガジン:20% |
※1:売上から事務手数料を引いた金額にかかる料金
BASE(ベイス)
「BASE」はネットショップ開設実績が5年連続でNo.1のECサイト作成サービスです。
多種多様なデザインテンプレートが用意されており、オリジナリティのあるECサイトが簡単に作成できます。料金は以下の通りです。
初期費用 | 0円 |
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月額費用 | スタンダードプラン:0円 グロースプラン:5,980円 |
決済手数料 | スタンダードプラン:3.6%+40円 グロースプラン:2.9% |
STORES(ストアーズ)
「STORES」は毎月1万ショップが開設されている、無料のECサイト作成サービスです。
最短10秒でネットショップを開設できる手軽さをウリとして、ユーザーを集めています。料金は以下の通りです。
初期費用 | 0円 |
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月額費用 | フリープラン:0円 スタンダードプラン:2,178円 |
決済手数料 | フリープラン:5% スタンダードプラン:3.6% |
カラーミーショップ
「カラーミーショップ」は大手GMOグループが提供するネットショップ開設サービスです。
ECサイト運営のノウハウやサポートが手厚く、初心者でも安心してコンテンツ販売をスタートできます。料金は以下の通りです。
初期費用 | 0円 |
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月額費用 | レギュラープラン:4,950円 ラージプラン:9,595円 |
決済手数料 | 決済方法によって変動 |
MakeShop(メイクショップ)
「MakeShop」もGMOグループが提供するECサイト開業サービスです。
料金は以下の通り。月額料金が高くつくように感じるかもしれませんが、決済手数料や販売手数料が手ごろなため、結果的に安く済みやすいです。
初期費用 | プレミアム:11,000円 エンタープライズ:110,000円〜 |
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月額費用 | プレミアム:11,000円 エンタープライズ:55,000円〜 |
決済手数料 | プラン、決済方法によって変動 |
【海外向け】デジタルコンテンツを販売できるECサイト3選・モール
ここからは海外向けのデジタルコンテンツを販売できるECサイト・モールとして、以下3つを紹介します。
- Shopify(ショッピファイ)
- BOOTH(ブース)
- Live Commerce(ライブコマース)
Shopify(ショッピファイ)
「Shopify」は世界の個人〜大企業までが利用する、ECサイト作成サービスです。
ビジネスの規模に応じたプランが用意されており、越境ECでの利用もできます。料金は以下の通りです。
初期費用 | 0円 |
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月額費用 | ベーシック:$25 スタンダード:$69 プレミアム:$299 |
決済手数料 | プラン、決済方法によって変動 |
BOOTH(ブース)
「BOOTH」はクリエイター向けのコンテンツ販売プラットフォームです。デジタルコンテンツはもちろん、アクセサリーやぬいぐるみなども販売できます。
料金は以下の通りです。
初期費用 | 0円 |
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月額費用 | 0円 |
決済手数料 | 5.6%+22円(ダウンロード商品の場合) |
Live Commerce(ライブコマース)
「Live Commerce」は越境ECに特化した販売プラットフォームです。
商品を登録するだけでGoogleやFacebookへ掲載できるのは大きなメリット。料金は以下の通りです。
初期費用 | 0円 |
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月額費用 | 起業家3GB:1,650円 シルバー3GB:6,130円 ゴールド10GB:11,367円 プレミアム50GB:32,320円 |
決済手数料 | 決済手段、国によって異なる |
個人でもネットでコンテンツ商品は販売できる
ここまで、デジタルコンテンツのネット販売について、概要から具体的な方法まで紹介しました。
インターネットでものやサービスを売り買いするのが当たり前になった昨今において、個人でもコンテンツを販売できる方法はたくさんあります。
「なんだか難しそう…」と思うかもしれませんが、すでに販売する商品があるのなら、まずは試しに売ってみてはいかがでしょうか。
BASEやSTORESのように無料でスタートできるサービスもあるので、いちど登録してみることをおすすめします。