手ぶらでGO!店舗の自宅配送サービスを利用してみた。
「たくさん買ったはいいけれど、持って帰るのに大変な思いをした。」
「欲しいものがあったけれど、あとの予定を考えて買わなかった。」
買い物の時に上記のような経験をしたことがある方は、少なくないと思います。
ご存知の通り、店舗から自宅に配送できるサービスは、既に大手の家電量販店や、家具・インテリア店では一般的なサービスとなっています。特別珍しいものでは無いため、利用されたことがある方も多いのではないでしょうか。
この配送サービスですが、小売店ではどう活用されているのでしょうか。今回は、実際に利用し、その様子を紹介したいと思います。
・・・「重い」。
思わず棚へ商品を戻してしまいそうになります。
ただし、今日は配送するので問題はありません。店内を一回りしたところで、商品の料金を計算してみると約2,500円。
オンラインでも「あと○○円で送料無料!」というメッセージで、もう一商品購入しよう、という気持ちになりますが、これは店舗でも同じですね。ちょうど500円分くらいの商品を追加して、レジへ向かいました。
「自宅へ配送したい」旨を伝えると、配送伝票を渡されその場で住所・氏名・電話番号を記入。やはり、通常の会計後よりも伝票記入の分時間がかかるので、私のあとには3~4人の列ができていました。
スタッフさんもあまり慣れていない様子でしたが、伝票の控えを受取り、無事手続きを終えました。ちなみに、配送希望日と時間帯は設定出来ました。
消費者側からは嬉しいサービスですが、店舗側には配送処理の手間、その後の梱包等、負荷がかかることは間違いなさそうです。
今回は、大型の家具では無くキッチン用品や小物を購入してみたいと思います。
こちらも実際に利用してみました。
店内専用の黄色バッグに商品を入れていきますが、やはり「重い」。。
最終的にこんな感じになりました。
特に大きな家具を購入したわけではありませんが、やはり嵩張るものが多く、持って帰るのは大変そうです。
レジでは、持ち帰り用の大きなバッグも販売していますが、今日は配送するので、購入せずに会計を終えました。
梱包コーナーでは、2つのサイズのダンボールが用意されています。梱包用のテープや、すきまを埋めるための新聞紙も置かれており、自由に使うことができます。
今回は、「40×40×30cm」のサイズを選びました。
まず、ダンボール箱を組み立てます。
商品を箱に詰めて、梱包します。こんな感じになりました。
梱包した荷物は再びカートに乗せて受付へ向かいます。
最後に配送料(¥990)を支払い、手続きは完了しました。
もともとある配送受付の仕組みを利用することで、運営側の負担はそこまで増えないということでしょう。
こちらも電車やバスで買い物に来た方にとっては、非常に便利なサービスだと思います。
利用しての感想をメリット・デメリットとしてまとめてみました。
またショッピングモールはとても広く、ウィンドウショッピングをしているだけでも、結構疲れてしまいます。荷物があるかないかで、買い物にかかる労力はかなり軽減されると思います。
例えば買った品物を駐車場にまで置きに戻る必要がなくなるというのはメリットではないでしょうか。貴重な時間を無駄にせず、思う存分買い物ができます。
例えば、Orange Gift(https://orange-operation.jp/)のようなサービスを利用すれば、配送手続きと同時に店舗の会員になってもらうことも可能です。オンラインと同じように顧客側も次回以降は伝票入力が要らなくなり、負担は軽減されます。
Webで購入して、自宅に届くのが当たり前になっている今、店舗で購入して自宅へ届けるというチャネルがより広がっていくことで、消費者の利便性はより高まると言えるのではないでしょうか。
「欲しいものがあったけれど、あとの予定を考えて買わなかった。」
買い物の時に上記のような経験をしたことがある方は、少なくないと思います。
ご存知の通り、店舗から自宅に配送できるサービスは、既に大手の家電量販店や、家具・インテリア店では一般的なサービスとなっています。特別珍しいものでは無いため、利用されたことがある方も多いのではないでしょうか。
この配送サービスですが、小売店ではどう活用されているのでしょうか。今回は、実際に利用し、その様子を紹介したいと思います。
1.実際に利用してみた!
1)「○○円以上、配送料無料」/ KALDI COFFEE FARM
オンラインショッピングのサイトではよく目にする「○○円以上、配送料無料」のサービスですが、店舗でも同様に活用されています。オリジナルコーヒー豆と輸入食材を取り扱うKALDI COFFEE FARMで「3,000円以上の購入で配送料無料」というサービスを行っていたので、実際に利用してみました。KALDI CAFFEE FARM ららぽーとTOKYO-BAY店
http://www.kaldi.co.jp/stores/chiba/funabashi/tokyo-bay.php
■買い物してみた
休日で賑わう店内。無料で配布されるコーヒーを片手に、お酒や缶詰などを買い物かごに入れていきます。・・・「重い」。
思わず棚へ商品を戻してしまいそうになります。
ただし、今日は配送するので問題はありません。店内を一回りしたところで、商品の料金を計算してみると約2,500円。
オンラインでも「あと○○円で送料無料!」というメッセージで、もう一商品購入しよう、という気持ちになりますが、これは店舗でも同じですね。ちょうど500円分くらいの商品を追加して、レジへ向かいました。
■会計・配送受付の流れ
特に配送専用の受付等はないので、一般のレジへ並びます。「自宅へ配送したい」旨を伝えると、配送伝票を渡されその場で住所・氏名・電話番号を記入。やはり、通常の会計後よりも伝票記入の分時間がかかるので、私のあとには3~4人の列ができていました。
スタッフさんもあまり慣れていない様子でしたが、伝票の控えを受取り、無事手続きを終えました。ちなみに、配送希望日と時間帯は設定出来ました。
消費者側からは嬉しいサービスですが、店舗側には配送処理の手間、その後の梱包等、負荷がかかることは間違いなさそうです。
■到着!
そして、指定通り無事到着しました。
ビンも1本ずつ丁寧に梱包されていて安心ですね。
ほとんど電車で買い物に行く者としては、重たい荷物を手で持って帰らなくて済むのは嬉しいです。
2)家具店「自分で梱包して配送」/ IKEA「手ぶらdeボックス」
スウェーデン発祥の世界最大の家具販売店であるIKEAには「手ぶらdeボックス」というサービスがあります。http://www.ikea.com/ms/ja_JP/customer_service/ikea_services/tebura_box.html
これは、購入した商品を客自らで梱包し、店舗から発送をするというものです。今回は、大型の家具では無くキッチン用品や小物を購入してみたいと思います。
こちらも実際に利用してみました。
IKEA 船橋
■買い物~会計
休日ということもあり、家族連れが目立ちます。店内専用の黄色バッグに商品を入れていきますが、やはり「重い」。。
最終的にこんな感じになりました。
特に大きな家具を購入したわけではありませんが、やはり嵩張るものが多く、持って帰るのは大変そうです。
レジでは、持ち帰り用の大きなバッグも販売していますが、今日は配送するので、購入せずに会計を終えました。
■「手ぶらdeボックス」に梱包する
レジを抜けると配送コーナーが見えてきます。配送コーナーでは、大型家具等の配送受付をしてくれるようです。その左手に大きく「手ぶらdeボックス」と書かれた、梱包コーナーがありました。梱包コーナーでは、2つのサイズのダンボールが用意されています。梱包用のテープや、すきまを埋めるための新聞紙も置かれており、自由に使うことができます。
今回は、「40×40×30cm」のサイズを選びました。
まず、ダンボール箱を組み立てます。
商品を箱に詰めて、梱包します。こんな感じになりました。
梱包した荷物は再びカートに乗せて受付へ向かいます。
■伝票を記入し、配送手続き
受付へ並び、店員さんから受取った伝票に記入します。ちなみに、配達日のみ指定ができました。最後に配送料(¥990)を支払い、手続きは完了しました。
もともとある配送受付の仕組みを利用することで、運営側の負担はそこまで増えないということでしょう。
■到着!
指定日に無事到着しました。梱包はもちろん自分で行ったものです。こちらも電車やバスで買い物に来た方にとっては、非常に便利なサービスだと思います。
3.まとめ
以上、今回は店舗からの配送サービスを2つご紹介しました。利用しての感想をメリット・デメリットとしてまとめてみました。
■顧客側のメリット
・買い物にかかる労力が減る。
今回、上記の2つの買い物は同じ日に行ったのですが、とても両方の荷物を持って帰ることはできなかったと思います。重い荷物を持って帰らなくて良いのは、女性・高齢者の方には特に重宝されるサービスでしょう。またショッピングモールはとても広く、ウィンドウショッピングをしているだけでも、結構疲れてしまいます。荷物があるかないかで、買い物にかかる労力はかなり軽減されると思います。
・時間を有効に使える。
配送サービスは、電車やバスでの移動が中心のエリアでは、当然ニーズがあるサービスだと言えますが、車で行動される方にとってもメリットが有ります。例えば買った品物を駐車場にまで置きに戻る必要がなくなるというのはメリットではないでしょうか。貴重な時間を無駄にせず、思う存分買い物ができます。
■顧客側のデメリット
・伝票を毎回書くのが面倒くさい。
意外と面倒なのが、伝票記入です。どこかで記録してくれると助かるのですが。また運営側としても、店頭での記入は他のお客さんを待たせてしまいます。・購入当日に持って帰ることができない。
基本的に最短でも翌日の配送となっています。当日すぐに必要な商品だけ持ち帰るという使い方もあるでしょう。■小売店側のメリット
・「○○円以上、配送料無料」とすることで単価UPにつながる。
配送作業は必要となりますが、こうしたキャンペーンを行うことで、オンラインと同様の効果で購買単価をUPすることが可能です。仮に配送料が無料でなくとも、まとめ買いを促すきっかけになります。・伝票を書いてもらう時に、顧客情報を入手できる。
当然ながら伝票にはお名前、電話番号、住所を記載します。これは貴重な顧客情報獲得のチャンスとも言えます。例えば、Orange Gift(https://orange-operation.jp/)のようなサービスを利用すれば、配送手続きと同時に店舗の会員になってもらうことも可能です。オンラインと同じように顧客側も次回以降は伝票入力が要らなくなり、負担は軽減されます。
Webで購入して、自宅に届くのが当たり前になっている今、店舗で購入して自宅へ届けるというチャネルがより広がっていくことで、消費者の利便性はより高まると言えるのではないでしょうか。
この記事を書いた人
大工 峻平
エスキュービズムにて、タブレットPOSシステム導入を担当。タブレットPOS、Handyシステムの導入営業からはじまり、納品・教育・保守まで幅広い業務領域に携わっています。