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海外EC事情[第一回:韓国編]

越境EC構築を行ううえで、出店先の市場状況や特徴などを知っておくことは重要です。
そこで、本ブログでは海外の大手ECサイトをまとめ、海外のEC事情を紹介してみようと思います。

第一回は日本のお隣、韓国の大手ECサイトを5つ、取り上げます。

韓国のEC事情

2013年の数値では、韓国内でのEC市場規模は2兆5400億円となっていました。韓国は人口が5000万人超で日本の半分以下ですが、人口対比で見ると韓国のECの市場規模は小さくはありません。

インターネットの普及率は2015年末で92%超と、これは日本よりも数値が高い結果になっています。


オープンマーケット型

韓国では誰でも商品を販売できる形態のオープンマーケットが一般的だという特徴があります。誰でも自由に出店でき、誰にでも商品を売ることができるのです。

Gmarket(Gマーケット)
http://www.gmarket.co.kr/



韓国最大のショッピングポータルサイト。
英語、中国語(簡体字)にも対応しており、通貨表示、配送国を選択することができます。

また、2016年2月には日本の楽天と協業が発表され、相互に旗艦店を出店することで越境ECの推進を図るとしています。

COUPANG(クーパン)
https://www.coupang.com/ 


ソフトバンクが10億ドルを投資したCOUPANGは、サービスインが2010年とまだ若手の会社ですが、すでに韓国人の2人に1人がアプリをダウンロード、国内売上が1兆ウォン(約940億円)を突破するなど、早くも韓国の大手ECサイトに成長しています。

自社で物流センターを運用、ロケット配送と名づけたスピード配送を行っています。

INTERPARK(インターパーク)
http://www.interpark.com/malls/index.html


ミュージカルやコンサートのチケット販売大手。多言語対応しており、韓流アイドルや俳優の公演チケットを日本からも買うことができます。
韓国コスメやベビー用品、アイドルグッズのECサイトも併設しています。



大手企業系

韓国では「財閥系」と呼ばれる大企業有名ですが、ロッテ、ヒュンダイなどは通販事業でも大手と呼ばれます。

LOTTE(ロッテ)
http://www.lotte.com/



ロッテ百貨店、テレビ通販と連動したECサイト。越境ECも可能で、旅行前の商品予約、旅行中の受け取り、空港への配送などサービスが充実しています。


アパレル系

人気の韓国プチプラファッション。アジア全体での人気を支えるのはECサイトで、写真の多さが特徴になっています。
ミアスビン(Miamasvin)ダホン(dahong)など、どのサイトを見ても写真点数が多いと感じます。

STYLENANDA(スタイルナンダ)
http://stylenanda.com/



韓国を始め、中国、香港、タイ、シンガポールなどアジアを中心に人気が広がっている韓国ファッションブランドの通販サイト。2016年2月にはリアル店舗が日本上陸を果たしました。

高いクオリティの写真が何十点も並び、雑誌よりも実際の着用イメージがわきやすいという利点があります。


まとめ

ここにあげた大手サイトには、共通点があります。それは、規模の違いはあれどどこも越境ECの機能が備わっていること。
日本語・日本円の表示ができるサイトもあり、海外サイトでの買い物はハードルが下がってきていると感じます。
裏を返せば、日本でも外国語表示や外国通貨の利用ができれば商圏を広げるチャンスがあるということです。

越境ECサイトで世界へ踏み出してみてはいかがでしょうか。

参考