丸善&ジュンク堂ネットストアが売り上げを2年で2倍にした方法とは

9/7(月)秋葉原で行われました「EC-CUBE DAY」にて丸善&ジュンク堂社長の工藤さんと弊社テクノロジー武下でパネルディスカッションをさせて頂きました。


当日はたくさんのお客様で埋め尽くされました!


テーマは「丸善&ジュンク堂ネットストアが売上を2年間で2倍にした方法」



お客様先で提案する際、丸善&ジュンク堂さんの事例を良く聞かれることがあります。オムニチャネル事例としてネットなどでもご紹介させて頂いておりますが今回はより具体的に下記2点に絞ってお話させて頂きました。

・どういった“ヒミツの仕組み”があるのか

・売上を2倍にした方法とは

売り上げを伸ばすためにどんな取り組みがあるのか?

■どうAmazonと戦っていくのか
丸善&ジュンク堂の強みは大きく分けて大きく3つ

“空間” “人” “ブランド”

書店という”空間”を持ってどのように活用していこうかとアンケートを取った所、


書店に来ているという人にフォーカスを当ててみると全体の90%以上が利用しているということが分かり、この方々に使ってもらえる機能を提供すればECを利用してもらえると考えたそうです。

具体的な施策とは。

■書店の強みを活かしたサービス

“取り置きサービス”とは!?


本が欲しいと感じた時にお客様が専用ECで在庫のある店舗を見つけ取り置き注文を行うと、帰り道または近くの書店で購入できるサービスです。購入したい本の在庫が店舗にあれば1時間で商品を受け取ることが出来ます。求めている本が必ずあれば実店舗への来店促進となり店舗が魅力的な空間をつくることで単価アップにも繋がります。

“取り置きサービスのシステム”とは!?

Q、日々店舗で働く定員さんが忙しいにも関わらずネット注文が入った瞬間に気づくのはどのようにシステムがカバーしている?

工藤:このサービスはお客様の5人に1人が活用頂いています。どういったシステムなのかというと、

1、注文が入る(本を買った時に挟まれている「短冊」という紙がメールで飛ぶ)+FAXも一緒に送られます。


2、従業員は各自持っている携帯にメールが飛び注文が入る度、対応が出来る。+FAXを同時に流せるので従業員が働いている途中でも注文あったということがわかる。
【point】普段の業務に紛れ込ませいるので業務の妨げにならないようにしていて、取り置き完了メールは購入者に最短で30分ほどで商品が届くようになっている。

【双方の武器】
・Amazon→Amazonプライム
・丸善&ジュンク堂→最短で提供(Orange EC+リアル店舗があるからこそ)

Q2システムを導入する時に店舗の負荷が上がるのでは?

工藤:書店は取り置きの電話が鳴り続けています。一件の電話について5分程ですが、そのタイミングでお客様がレジに並ばれるということもありますので店舗からすると取り置き連絡などはメールなどで配信される方がレジに並ばれているお客様を待たせる事なくスタッフの負担も軽減できるので導入を考えました。

“「希少本」をとことん探す!?”


日本でダントツ在庫を持っているという丸善&ジュンク堂だからこそ出来る出版社にもない本を探すサービスです。完全にシステム化しており、カスケード(段階的に)処理をしています。4段階のステップで探し当てを行っています。

具体的にどういった順序で探し当てるのかというと、

①    注文が入る。
丸善&ジュンク堂の自社倉庫→(なければ)→取次ぎ倉庫(新刊などが充実。回転率を意識している倉庫※ここにあれば24時間以内に提供可)

②    池袋本店で探す
池袋本店:蔵書数200万冊。(お客様に向き合って在庫を置いている。)店舗内をカスケード処理に当て大量のアイテムをお客様に提供できる。

③    出版社へ問い合わせ
その他のEC書店同様出版社へ在庫があるか確認。

④    全国の丸善&ジュンク堂書店から探す。
普通であれば出版社が絶版にした在庫などなければその時点で終わる作業。丸善&ジュンク堂は日本一在庫を持っている会社なので全国徹底的に調べる。
絶版になっている在庫であっても店舗で提供したいアイテムと判断して置いてあるところがあるのでそれを探し求めお客様に提供。

このシステムのお蔭で「希少本」を探しているお客様は丸善&ジュンク堂を目がけて注文される方がいらっしゃるそうです。

工藤さん曰く、「書籍というのは他のものでは対応が出来ない商品なのでAという商品が欲しいと言われればAという商品が必要。取り換えが聞かないものなのでどこよりも在庫を持っているのが強みだと思っています。」とおっしゃっていました。

まとめ

全国の書店を倉庫に見立て全部引き上げていくということが強みの一つとしてあり、そこにOrange EC導入をすることによって「希少本」を従来より提供速度を上げてお客様に提供でるようになった結果、Amazonとの差別化を図れるようになったそうです。

2013年5月にECをリニューアルをしてから、2年で売り上げが2.3倍に。


今後の近い目標としては売り上げを2016年1月までに3倍にするということだそうです。

丸善&ジュンク堂さんの施策について今回は「取り置きシステム」「トコトン探す」という2つに絞ってご紹介しましたがその他にも色んな施策を行って売り上げに繋げているそうです。
読みたい時に手に入る空間を提供してくれている丸善&ジュンク堂さんで是非本を注文してみてくださいね。提供された時の感動に驚くはずです。

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