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Amazonの新アプリ「Flow」で簡単スキャン→購入

Amazonはこのままいけばもう店舗に買い物に行く必要がなくなるほど、オンラインでの買い物をさらに便利にし続けています。 Amazonはスマートホンのカメラを使って自宅でアイテムをスキャンし、オンラインでそのアイテムを注文できる新たなモバイルアプリを発表しました。「Flow」と名付けられたこの新サービスはiOSに対応しており、Amazonの買い物アプリ内で使用できます。現段階ではiPhoneだけで、いつ他のスマートホンやKindle Fireに対応するかは未定です。
Flowはアイテムの写真やバーコードを読み取るのではなく、アイテムの形やサイズ、色やテキスト、外観を認識します。棚やカウンターの上にアイテムを並べ、iPhoneのカメラで数秒間スキャンすると、認識可能なアイテムがAmazonのカートに並ぶ仕組みです。

スキャンをするとアイテムに小さく青い星がきらきらとかかります。これはFlowがアイテムを認識するビジュアルイメージで、アプリがAmazonのデータベースに問い合わせてヒットすると現れます。結果はiPhoneに反映され、スキャンに成功した商品がページに並びます。

これらの流れは数秒間で完了します。顧客は我慢できる時間を超えるとアプリを離脱する恐れがあり、そうなるとAmazonの潜在的な販売ロスになるため、スピードが重要課題です。顧客の「ほしい」から「買った」までの時間が30秒以内であることがAmazonの目標です。

このアプリは自宅で身の回りにあるアイテム(本、家電製品、DVDやブルーレイも認識できる)を買い換えるだけでなく、店舗で商品を調べてオンラインで購入する「ショールーミング」にも最適です。他社の商品もまとめてスキャンし、Amazonで価格を比較するといったことも可能になります。当然のことながら店舗にとっては良くない状況です。

このアプリのテストを行ったところ、通常2秒ほどでアイテムを認識します。いくつかのアイテムは5秒ほど時間がかかりました。しかし、食料品店でばら売りの商品をスキャンしたときにはミスが出ました。サイズの認識に失敗したのです。例を挙げると、5オンスのタバスコをスキャンしたのに128オンスのタバスコが表示されました。最初の結果の下に「他の結果を見る」の表示が出るので大きな問題はありませんが、今後Amazonは他の不具合とともにこれを修正する予定です。

AmazonはFlowについて「世界中のすべてのものを認識できるようにすることが目標」としています。その域にはまだまだ達していませんが、Amazonはそのために絶え間ない改善と革新を実行しています。そうしたAmazonの姿勢は、今後より多くの商品がAmazonから買われることを示しています。

この記事はPoint Your iPhone at Something You Like, and Amazon’s New App Buys ItをOrange Blogが日本向けに編集したものです。

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