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今のあなたの気分を読み取れる!? ついに登場した「身体装着型コンピュータGoogle Glass」の機能とは

この度Google が発表した世界初の身体装着型コンピュータ「Google Glass」は、リアルタイムで

装着者の感情を読み取る機能が付いていることで話題です。

Googleによると、業界初の「感情読み取りアプリ」を搭載したこのサングラスは、利用者の年齢や性別までも正確に感知することができるということです。

このアプリを開発する際には、現在世界規模で問題となっているインターネット上でのデータ流出などの危険性がしっかりと考慮されており、アプリのデータ解析はクラウドを使用せずにデバイス上で実行するシステムとなっています。

これによって、年齢などといった繊細な情報もデバイス内のみで管理されるため流出などの心配がないという訳です。

またこのテクノロジーのおかげで、自閉症患者のように表情で感情を表現するのが困難な人の場合や、何を問いかけても「いや、大丈夫」という返事をするような相手の本当の感情にも迫ることが可能となってくるのです。

厳しいテストを経て満を持して登場

このGoogle Glassに搭載された感情読み取りアプリはドイツのフラウンホーファー研究機構の専門家によって開発され、数多くの厳しいテストに合格したSophisticated High-speed Object Recognition Engineシステム(通称SHOREシステム)を採用しています。

当初、SHOREシステムは対物感知コンピュータシステムとして開発されましたが、今では人物の顔を感知したり表情の分析をする上で最先端のテクノロジーとして知られるようになっています。

このシステムでは91.5%の確率で人物の顔を感知することが出来、94.3%の確率で性別を正確に当てることが可能です。それに加えて、年齢までも解析することが出来るとも言われています。

SHORE分析システム自体はテクノロジーが本格的に発展した当初から存在しており、基本的には最大限に最適化されたC++言語となります。これまでに多くのパソコンやタブレットに搭載されてきていますが、今回は人物の表情感知テクノロジーをGoogle Glassに採用したという訳です。ただし、ハードウェア自体はRAM容量が1GB、デュアルコアのTI OMAP 4430 SoCプロセッサとなり、やや見劣りする仕様となっているのは否めません。

プライバシー保護について

このSHOREシステム機能は無限の可能性を秘めたGoogle Glassの中核を成すものですが、その一方でプライバシーに関する問題も考慮する必要があります。しかし、先に触れた通り、ここで使用されているアプリはGoogle Glass内のみで作動し、クラウドを使ったデータ管理はしていません。そのため、検出されるデータは全てGoogle Glassの中に留まる形になります。

この点に関して、商品開発を行ったフラウンホーファー研究機構は2つのポイントを強調しています。1つ目としては、画像データはデバイス内のみで管理されることになるという事と、もう1つはこのサングラスを通して人物を見る時に、その人が具体的に誰であるかという特定はできないという点です。実際には、これらを可能にするだけの技術は揃っているのですが、あえてそうしなかったというところに開発側のプライバシー保護に対する姿勢が見て取れると言えるでしょう。

しかし、今は競争の激しい世の中でテクノロジーも目覚ましいスピードで進歩していますから、近い将来別の開発者が、通りすがりの人をサングラス越しに見ることで、その人の個人情報が分かってしまうようなデバイスを世に送り出すことも十分あり得る話です。

Google Glassのメリットとは

確かに「向こうからやってくる人の感情を読み取ることが出来る」というのは捉え方によっては気持ちの悪い話かも知れませんが、よく考えてみると実はとても便利なことだという事が分かってきます。例えば、夜道を歩いていて前方から見知らぬ人が近づいて来る時に、このGoogle Glassを装着していれば表情からその人が自分に危害を加えるような事を考えているかどうかを即座に把握できるという訳です。

また、長い間会っていなかった昔の知り合いが偶然道の向こうに立っているような時には、その人が自分へ好意的な感情を持っているという情報を得ることでその人が誰だか気が付くことが出来るでしょうし、こちらを見ている異性が自分の事をどう思っているかなどという事も分かるので、思わぬところでロマンチックな出会いがあるかも知れません。また、自閉症患者のように知り合いの顔を覚えるのに苦労するような人にとっても、この機能はかなり有効であると言えるのです。

すでに政府関係機関はもとより、民間会社でもこのテクノロジーが利用されています。そしてモバイルテクノロジーがこの先さらにコンパクト化されていく中で、先に述べた通りリアルタイムでの人物・感情認識といった機能が一般に広く浸透してくるのも時間の問題と言えるでしょう。

果たして、どの企業が先に本格的な動きを見せるのでしょうか。

この記事はGoogle Glass can Detect Emotions in Real-time – A Creepy but Awesome Taste of the Future of Wearable PCsを海外小売最前線が日本向けに編集したものです。

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