ECサイトでビジュアル検索!ビジュアル検索はEコマースにこそ使える!
ECサイトで商品検索をする際に、時として言葉で説明するよりも頭の中にイメージで浮かんだものをそのまま表現できたらもっと楽なのに、という思いをした経験はないですか?
そんな声を元に開発されたのが「ビジュアル検索」による商品検索機能です。ビジュアル検索は商品を検索するのに役立ち、消費者が探しているものを正確に見つけることをこれまでよりも簡単にします。
では、具体的にはこの機能はどの様なもので、どのようにEコマース業界に変革をもたらすのか、実例を挙げながら見ていきましょう。
例えば「黒、ミニドレス」と打ち込んで検索すると何千件もの検索結果が表示されますが、画像をアップして検索に掛けると、言語での検索よりも具体的に絞りこまれた検索結果が得られるという仕組みです。
実はこのテクノロジーはそれほど新しいというわけではなく、2010年の時点でGoogle Goggles(グーグルゴーグル)が登場しており、靴のECサイト「Zappos」も2009年に画像を利用して検索を行う機能を採用しています。
しかし、ここにきてAIとのコラボにより高速かつ豊富な情報処理能力に基づいたビジュアル検索が可能になってきており、2016年にはサーチエンジン「Bing」もビジュアル検索機能をアプリに追加しました。
この事を踏まえると、例えばPinterestの「Lens」機能を使えば1枚の画像からECサイト内の商品検索はもちろん、関連商品の購入にも結び付けることができます。
このことはECサイト事業者にとってもセールスアップの手段として非常に有効です。
はじめからどの商品を検索したいのかが分かっていれば、キーワードをタイプするなどの面倒な検索ステップを省略して、ECサイトですぐにお目当ての商品にたどり着くことができるのです。
その結果、カート内に残される商品の数も減少し、ECサイトでのオンラインショッピングをよりスマートに管理することができるのも大きな特徴です。
つまり、希望の商品が在庫切れであった場合でも、ECサイト内で販売している似たような商品の購入に導くことも出来ますし、他の商品との相性や関連性もはたらきかけることができます。
例えば、赤いドレスを探している消費者の検索結果に、ドレスに良くマッチするハンドバッグの写真も表示するといった具合です。
この他にもPinterestを利用して、購入した商品を使って部屋の模様替えをした場合のイメージを実際に写真でみせるなどということも良いアイデアです。
商品全てを必ずしも認識はしないものの、DVDやレコードの検索には特に優れているとのレビューが多く寄せられています。
改良された新しいバージョンでは、バーコードをスキャンすることでレビューや評価をチェックすることができ、商品の購入に至るまでの思考プロセスをスピードアップさせる効果が期待できます。
アプリ上に写真をアップロードして似たような商品をオンラインストアで購入ができるというものですが、町の中やパーティ会場などで誰かが身に付けている洋服やアクセサリーなどをリアルタイムに商品検索ができるのが大きな強みである一方、プライバシー侵害といった点に留意する必要も忘れないでおきたいところです。
ユーザーが買い物をする上での瞬発力を活かす検索方法といえるのではないでしょうか。
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そんな声を元に開発されたのが「ビジュアル検索」による商品検索機能です。ビジュアル検索は商品を検索するのに役立ち、消費者が探しているものを正確に見つけることをこれまでよりも簡単にします。
では、具体的にはこの機能はどの様なもので、どのようにEコマース業界に変革をもたらすのか、実例を挙げながら見ていきましょう。
ビジュアル検索+AI(人工知能)
ビジュアル検索は画像のピクセル値を分析して、似た商品を検索結果として表示する機能です。例えば「黒、ミニドレス」と打ち込んで検索すると何千件もの検索結果が表示されますが、画像をアップして検索に掛けると、言語での検索よりも具体的に絞りこまれた検索結果が得られるという仕組みです。
実はこのテクノロジーはそれほど新しいというわけではなく、2010年の時点でGoogle Goggles(グーグルゴーグル)が登場しており、靴のECサイト「Zappos」も2009年に画像を利用して検索を行う機能を採用しています。
しかし、ここにきてAIとのコラボにより高速かつ豊富な情報処理能力に基づいたビジュアル検索が可能になってきており、2016年にはサーチエンジン「Bing」もビジュアル検索機能をアプリに追加しました。
Eコマース業界にもたらす効果
1.ソーシャルメディアとのタイアップでセールスアップ
Accenture社によるリサーチ結果によると、「ジェネレーションZ」と呼ばれる最近の世代は69%がソーシャルメディア経由で商品を購入するのを好むということが分かっています。この事を踏まえると、例えばPinterestの「Lens」機能を使えば1枚の画像からECサイト内の商品検索はもちろん、関連商品の購入にも結び付けることができます。
このことはECサイト事業者にとってもセールスアップの手段として非常に有効です。
編集部注:Pinteerstの「Lens」機能は、2017年4月現在日本では未実装となっています。デバイスの言語設定を英語にすれば利用できるようです。
参照:https://help.pinterest.com/en/articles/pinterest-lens#Web
参照:https://help.pinterest.com/en/articles/pinterest-lens#Web
2.ピンポイント検索
ビジュアル検索は特定の商品を探しているケースに効果的です。はじめからどの商品を検索したいのかが分かっていれば、キーワードをタイプするなどの面倒な検索ステップを省略して、ECサイトですぐにお目当ての商品にたどり着くことができるのです。
その結果、カート内に残される商品の数も減少し、ECサイトでのオンラインショッピングをよりスマートに管理することができるのも大きな特徴です。
3.セールス相乗効果
ビジュアル検索のもう一つの特徴として様々な形で商品購入を促すことができるという効果があります。つまり、希望の商品が在庫切れであった場合でも、ECサイト内で販売している似たような商品の購入に導くことも出来ますし、他の商品との相性や関連性もはたらきかけることができます。
例えば、赤いドレスを探している消費者の検索結果に、ドレスに良くマッチするハンドバッグの写真も表示するといった具合です。
この他にもPinterestを利用して、購入した商品を使って部屋の模様替えをした場合のイメージを実際に写真でみせるなどということも良いアイデアです。
ビジュアル検索を採用している企業例
Amazon
Amazonは2014年にメインiOSアプリにビジュアル検索機能を採用し、スマートフォンのカメラを使って商品検索ができるサービスを開始しましたが、特に実店舗を訪れるものの実際に商品の購入意図はなく、価格比較をメインとしている「ショールーミング」をしている消費者をターゲットにしています。商品全てを必ずしも認識はしないものの、DVDやレコードの検索には特に優れているとのレビューが多く寄せられています。
Target
Targetのアプリ「In a Snap」も2014年に発表され、雑誌のページや印刷広告から自社ECサイトで直接商品検索ができるようになっています。改良された新しいバージョンでは、バーコードをスキャンすることでレビューや評価をチェックすることができ、商品の購入に至るまでの思考プロセスをスピードアップさせる効果が期待できます。
Neiman Marcus
Macy’sと並ぶアメリカ小売業界大手Neiman Marcusはここ数年特にビジュアル検索テクノロジーに力を注いでいます。アプリ上に写真をアップロードして似たような商品をオンラインストアで購入ができるというものですが、町の中やパーティ会場などで誰かが身に付けている洋服やアクセサリーなどをリアルタイムに商品検索ができるのが大きな強みである一方、プライバシー侵害といった点に留意する必要も忘れないでおきたいところです。
この記事はHow visual search is helping ecommerce brandsの記事を本ブログが日本向けに編集したものです。
ECのミライを考えるメディア:編集部より
友達のコーディネートが気に入って、「素敵!ちょっと写真撮らせてね」と写真を撮り、ECサイトでビジュアル検索をかけてお揃いのコーデをお買い物。あるいは、雑誌を見ていてピンときた商品を写真に撮って、ビジュアル検索してすぐに決済…そんな風にビジュアル検索は使えます。ユーザーが買い物をする上での瞬発力を活かす検索方法といえるのではないでしょうか。
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