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2014年の小売に革命は起きるか?

2014年、消費者はマルチチャネル環境で何を求めるでしょうか?そしてテクノロジーはそれにどう関わっていくでしょうか?
Walker Sandsは小売りの未来について1,000人の米国人を対象に調査を行いました。その結果は興味深く、小売りに示唆を与えるものとなりました。自分の関わる業界がeコマース化による大きな変化を遂げていないからと言って油断は禁物です。

今年オンラインで買った商品は?

高級品を扱う業界は電気製品や衣服よりもeコマース化への緊急度は高くないと言えるでしょう。もちろんオンライン化していく可能性はありますが、先駆者から学べることは大いにあります。

Amazonに対抗するのに必要な差別化

Amazonで買わない商品は?

図を見てわかるようにAmazonはほとんどの市場分野を握っています。実際に返答した人の40パーセントはどんな商品でもAmazonで購入すると答えています。
この巨大企業に対抗するには顧客経験やアフターケアで上回る必要があります。それには無料で簡単な返品が重要になります。イギリスの消費者の60パーセントは無料返品のサービスがなければオンラインで衣類は購入しないと答えています。

オンラインショッピングに求めるものは?

無料配送と同じくらい重要視されているのが無料返品や無料交換です。

無料配送が顧客の心をつかむ

無料配送がサービスに含まれればより多くの消費者が購入するという結果が出ています。そしてその傾向は金額が高くなるほど顕著です。

求められるオンラインでの個人化

44パーセントの消費者がこれまでの消費者の履歴を商品画面に反映してほしいと答えています。
プラットホームの進化やSAASによってこうした個人化は可能になってきており、2014年の小売りにとってひとつの目標になることは間違いないでしょう。

定着したソーシャル・メディア

ソーシャル上でブランドと何らかの接触をしたことがあると答えた人は60パーセントに上ります。YouTubeが購入に影響を及ぼしたことがあると答えた人は55パーセントに上ります。クーポンやお勧め情報を目的として多くのユーザーがソーシャルメディアを利用しているということを覚えておかなくてはなりません。78パーセントの人がソーシャルメディアをそのように利用したことがあると答えています。

レンタルへの流れ

ここでのレンタルとは定期購読などの定額サービスも含まれます。多くの分野で広まっており、若いユーザーほど直接的な購入よりも定額サービスへの順応を見せています。どの業界にも定額サービスが応用できるわけではありませんが、価格モデルを再考するきっかけとなるかもしれません。

新しい小売りの形はどんどん消費者に受け入れられています。3Dプリントを利用した衣類を購入してみたいと答えた人の割合は70パーセントに上ります。

進化する支払方法

現金を利用する人は明らかに減少しています。
・20ドル以下しか現金を持たない人は62パーセント
・43パーセントは直近の3日間で現金を使用していない
・5パーセントは現金で買い物をしない
現金を利用する人がこれほど少ないのに、モバイルウォレットを利用している人はわずか8パーセントです。これはいまだにカード利用が大多数であることを示しており、そして非接触型ペイメントカードの台頭が考えられます。
目まぐるしく変化を続ける小売りににおいて、来年はどのような変化が起きるでしょうか。

この記事はReinventing, or perhaps just finessing, retail for 2014をOrange Blogが日本向けに編集したものです。