Eビジネスを推進するORANGEシリーズ

EC-ORANGE
お役立ち資料ダウンロード ニュースレター登録

ジュエリー・ベンチャーBaubleBar(バウブルバー)に学ぶ顧客を引きつける5つの方法

オンライン・ジュエリーのBaubleBarは創業2年で年商11億と大きく成長を遂げた。チープすぎず、高価すぎないという商品構成とオンラインでありながら店舗と同じように顧客とのコミュニケーションを重要視しているBaubleBarからブランディングのポイントを学ぶ

ハーバード大学の経営大学院(MBA)を卒業したAmy JainとDaniella Yacobovskyの女性二人は金融のキャリアを捨て、2011年にオンライン・ジュエリーショップのBaubleBarを創業しました。たった二人で創業した会社は、創業2年に満たない2012年で、年商約11億円と業界関係者はもちろん各種メディアからも注目される急成長を果たしました。

(引用元:BUYMA『BaubleBar』
創業のきっかけは二人が今までジュエリーを買ったことがないことに気づいたことです。理由は手ごろな価格で彼女らの気に入るジュエリーがないことでした。だったら自分たちでそうしたジュエリーを扱うブランドを立ち上げようとしたのがきっかけでした。

BaubleBarを成功させたブランディングには学ぶべきことが多く、そこから顧客からの注目をキープする5つの方法をご紹介したいと思います。

1. オンラインだからこそ個人に向き合う

ロイヤリティを築こうと思ったら個人のレベルで交流を図ることが重要です。
デジタル社会であっても個人を向いたコミュニケーションによって顧客に特別感を抱いてもらえることに変わりはありません。
BaubleBarのSWATスタイリスト・サービスは顧客に合ったアクセサリーを提案するサービスです。特別な機会につけるアクセサリー選びに迷ったり、2つの商品のどちらかで迷った時などにBaubleBarのスタッフがアドバイスをしてくれるというものです。

2. オンライン、リアルでも一貫した顧客経験

BaubleBarもオンラインストアからリアルへの移行という取り組みを行いました。
それにあたり重要なのはオンラインにおける見た目、雰囲気、印象を上手くリアルに移植することです。顧客は既にショップに対するイメージを持っているので、そのイメージを変えすぎないことがポイントです。
BaubleBarは2013年夏に期間限定ショップをニューヨークにオープンしました。今後の展開や拡大路線は不明ですが、BaubleBarのイメージをそのまま店舗に持ち込むことに成功しています。

BaubleBarの初店舗「The Bar」

バーのようにカウンターを設けることで、コミュニケーションを重視している

3. 影響力のある人とのパートナーシップ

BaubleBar では影響力を持つブロガーやファッションリーダーとの連携を重要視しています。ゲスト・バーテンダーとして毎月特集を組み、ゲストのコレクションや着こなしを紹介することで顧客経験を強化しています。

4.お得意様への見返り

顧客サービスが最優先事項であると言うならばそれを行動で示さなくてはなりません。
BaubleBarではロイヤリティのある顧客にVoltというプログラムを用意し、買い物や友人を紹介した顧客に対してポイントを与えています。

5. 顧客をブランディングに組み込む

BaubleBarは自社商品を身に着けた顧客の写真をサイトに掲載しています。積極的に顧客自身をブランドに組み込むことで、顧客自身のロイヤリティ、そして顧客の周りの人への認知度を高める目的です。そうすることでブランドにコミュニティが形成されます。

BaubleBarのブランド戦略はよく考えられており、ジュエリーの買い方そのものを変革する可能性に満ちています。そして変革の可能性はジュエリー以外にもまだまだ残されているということを示しています。


この記事は5 Ways to Keep Customers Knocking on Your Door For MoreをOrange Blogが日本向けに編集したものです。