【事例あり】ECサイトにSNSをうまく活用するためには?
- 自社ECサイトでSNSを使ったマーケティングを任された
- SNSのアカウントを作ったものの、だれにも見られていない
- これからSNSを使って、ECサイトを成長させたい
このように考えているネットショップのSNS担当者の方向けの記事です。
SNSをうまく活用すると、googleなどの検索に頼らずにお客さんを集めることができ、ファンに育てていくことができます。結果として長期的な売上アップにつながりやすい施策です。
広告を使わない限りはお金はかかりませんし、コツをおさえれば運用はしやすいのも特徴。
そこで今回は、ECサイトにSNSをうまく活用する方法を
- 主要なSNS(Facebook,Twitter,Instgram,LINE)がもつ特徴
- 各種SNSの活用事例
という順で紹介していきます。
まずはこの記事からSNS活用を大まかに理解していきましょう!
主要なSNSの特徴
まず、いま多くの人が使っているSNSである
- LINE
について、その特徴を紹介します。
仕事で使っている、というかたも多いFacebook。
その特徴は
- 実名でアカウントを持っている人が多い
- いいね!を押すと、友達へと拡散する
- 独特のアルゴリズムで、時系列には表示されない
の3つです。
一言でいうなら、「コミュニティ感が強い、実名のSNS」ですね。
いいね!によって自分の友達に拡散するため、Facebookアカウントの運用は
「友達に拡散しても問題ないクオリティの投稿」
「友達にシェアすることで自分の価値が上がりそうな内容」
を意識する必要があります。
シャープやタニタなど、企業アカウントが話題になることも多い印象のTwitter。
特徴的なのは
- フォロー・フォロー解除が気軽
- リツイートによって不特定多数に拡散される
- 投稿が時系列で並ぶので、すぐに流れてしまう
ということです。
Facebookでは友達申請が必要ですが、Twitterは気になったアカウントを気軽にフォローしたり、逆にフォローを外したりできます。
さらに、他人のツイートを自分のフォロワーに拡散する「リツイート」も、Facebookのシェアなどと比べるとかなり気軽です。
そのため、リツイートされると不特定多数の人たちに拡散し、投稿を工夫すれば多くの人に情報を届けることができます。
なお、投稿が時系列ですぐに流れてしまうという特徴は、一見マイナスのようです。ただ、裏を返すと「同じ内容を何度か投稿しても邪魔になりにくい」ともいえます。
あえてまとめるなら「オープンで拡散しやすく、気軽に使われているSNS」と言えますね。
Instagramは、先ほど紹介したFacebook・Twitterと比べて、大きく違った特徴をもっています。
それが、
- 10-20代を中心に使われており、若者に人気
- アプリ上で画像にさまざまな加工ができる
- 「いいね」や「リツイート」ではなく「#(ハッシュタグ)」で拡散する
という3点です。
特に「画像が中心のSNS」という点は、Instagramの大きな特徴ですね。
基本は文字よりも画像で情報を伝えます。また、拡散は「ハッシュタグ」と呼ばれる検索キーワードを使う、独特の方法です。
Instagramを一言でまとめると「若者に人気のオシャレな画像SNS」ですね。
LINE
コミュニケーションツールとして、もはやなくてはならないものになりつつあるLINE。
その特徴は、
- 1対1の密なコミュニケーションをとれる
- LINE公式アカウントで新しいお客さんと出会える
- LINE@なら安く既存のお客さんとコミュニケーションできる
という3点です。
まるで友達のように、お客さんと1対1でコミュニケーションがとれるのは、LINEの大きな魅力ですね。
また、新しいお客さんを集めて、セールやクーポンでECサイトのファンにできることも、LINEならではの特徴であります。
あえて言い切るとすれば、LINEは「完全に1対1でお客さんとやり取りできるSNS」ですね。
主要SNSの特徴まとめ
まとめると、
【Facebook】
1、実名のアカウント2、いいね!で、友達の友達にも拡散
3、時系列に表示しないアルゴリズム
【Twitter】
1、フォロー・フォロー解除が気軽2、リツイートで多くの人に拡散
3、時系列で表示、すぐに投稿が流れる
【Instagram】
1、20代を中心とした若者に人気2、さまざまな画像加工
3、ハッシュタグを使った拡散
【LINE】
1、1対1の密なコミュニケーション2、新規顧客を見つけるなら「LINE公式アカウント」
3、いまのお客さんとのコミュニケーションなら「LINE@」
というそれぞれのSNSについての特徴が、お分かりいただけたかと思います。
次は、ECサイトにSNSをどうやって活かしていくかを、事例を交えながら見ていきましょう!
それぞれのSNSをECサイトにどう活かすか
SNSの特徴がわかっても、それをECサイトに活用するとなると、まだピンと来ていないかたが多いのではないでしょうか。
ここからは、Facebook・Twitter・Instagram・LINEの各事例を紹介しながら、どのようにSNSを活かすべきかを紹介します。
Facebookの事例
Facebookを使ったECサイト運用なら「北欧暮らしの道具店」が参考になります。
北欧暮らしの道具店は、北欧テイストの雑貨・インテリアを扱っています。
そして、そのFacebook投稿はシンプルかつ効果的。
北欧暮らしの道具店が運用するフェイスブックページでは
- キレイで雰囲気のある写真
- 4行ほどの短い文章
で、自社ECサイトの商品を魅力的に伝えています。
忙しい読者にも自社の商品がうまく伝わるように、工夫されていますね。
もっとFacebookの事例を知りたいかたは、【SNS担当者必読】ECサイトによるfacebook運用の好事例を解説をご一読ください。
Twitterの事例
ECサイトにTwitterを活かすのであれば、「ヴィレッジヴァンガード」のアカウントは見ておきたいです。
ヴィレッジヴァンガードは「遊べる本屋」として、アクセサリー・インテリア・食品など様々なものを売っています。
そのTwitterアカウントは、
- ユーザーの目をひく商品を
- おもしろく見せながら
- お客さんのワクワク感を刺激する
もので、商品を使うシーンがイメージしやすいものが多いです。
また、Twitter上で商品をアップしているツイートをリツイートすることで、お客さんに寄り添う意識も感じられます。
Tweets by vv__official ArrayInstagramの事例
Instagramを利用しているECサイトでは、「BEAMS」のアカウントは工夫して運用されていますね。
BEAMSは実店舗・ECともに、衣服や雑貨を扱っているセレクトショップです。
そのInstagramアカウントでは
- 写真にとことんこだわった投稿
- ファッション雑誌のように、統一された世界観
- 画像だけでなく、わかりやすい動画も投稿
など、お客さんが商品を使う場面をイメージさせるアイデアが盛り込まれています。
写真の見え方にこだわっており、Instagramの特質をうまく利用しているアカウントです。
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Instagramを活用する方法、事例をもっと知りたいかたは、【担当者必見】ECサイト運用でInstagramをうまく活用するにはをチェックしてみてください。
LINEの事例
LINEを活用した事例として「伊藤久右衛門」はチェックしておきたいですね。
伊藤久右衛門は、宇治抹茶が有名な京都の宇治にお店があり、抹茶とそれを使ったスイーツを売っています。
メルマガの代わりとして運用をはじめたLINE@では
- 友だち登録で「500円オフのクーポン」を配布
- 1ヶ月に1回、おトクな情報をお知らせ
- LINE@読者に限定した、専用ページを用意
という方法で、URLのクリック率を2.5%から30%にまでアップさせました。商品の購入へもつながっているそうです。
LINEでは、友だちになるメリットをお客さんにアピールすることが大切ですね。
LINEを活用する方法をもっと知りたいかたは、ECサイト運用にLINEを活用するためにをチェックしてみてください。
ECサイトにおけるSNS活用のおさらい。
各SNSの特徴、そしてECサイトとうまく組みあわせている事例を紹介しました。
おさらいしておくと、
【Facebook】
1、実名のアカウント2、いいね!で、友達の友達にも拡散
3、時系列に表示しないアルゴリズム
【Twitter】
1、フォロー・フォロー解除が気軽2、リツイートで多くの人に拡散
3、時系列で表示、すぐに投稿が流れる
【Instagram】
1、20代を中心とした若者に人気2、さまざまな画像加
3、ハッシュタグを使った拡散
【LINE】
1、1対1の密なコミュニケーション2、新規顧客を見つけるなら「LINE公式アカウント」
3、いまのお客さんとのコミュニケーションなら「LINE@」
が各サービスの特徴でしたね。
それぞれの事例としては、
【Facebook】
・キレイで雰囲気のある写真と、4行ほどの短い文章で魅力をアピールする「北欧暮らしの道具店」【Twitter】
・ユーザーの目をひく商品をおもしろく見せ、ワクワク感を刺激する「ヴィレッジヴァンガード」【Instagram】
・写真にとことんこだわり、動画も使いつつ世界観を見せる「BEAMS」【LINE】
・クーポン、専用ページなど、おトク感・特別感を演出する「伊藤久右衛門」がありましたね。
また、アメリカではSNSアカウント上に購入ボタンを置き、ECサイトに飛ばなくても商品が購入できるようになりつつあります。ECサイト・SNSの境界がなくなる日もすぐそこかもしれません。
・SNSアカウントを見てほしい!・ECサイトのSNSって実際どうやって運用したらいいの?
と思っているかたは、この記事を読んで、まずはネットショップが運用する有名なSNSアカウントをチェックしてみましょう!
Facebookの事例をもっと知りたいかたは【SNS担当者必読】ECサイトによるfacebook運用の好事例を解説を
Instagramの詳しい活用方法、事例は【担当者必見】ECサイト運用でInstagramをうまく活用するにはを
LINEを活用する方法をもっと知りたいかたは、ECサイト運用にLINEを活用するためにをチェックしてみてください。
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この記事を書いた人
佐々木 ゴウ
大手Sierや、ECコンサルティング会社での経験を活かし、ファッションや食品などの各種商品ジャンルから、バックオフィス、ITインフラ系まで幅広く執筆が可能。webライティングの講師や、メディアコンサルティング、採用系メディアの編集長なども請け負っている。趣味は盆栽。