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Amazonアソシエイトの仕組みとは?始めるにあたっての注意点や申請方法

「アフィリエイト」と聞くと未だに怪しいと思っている方が多くいらっしゃいます。
アフィリエイトとは広告をホームページやブログに設置することによって商品やサービスの宣伝を行う方法です。

企業から広告費が仲介業者に支払われ、第三者がホームページやブログに広告を設置します。商品やサービスが広告を介して売れたら、売り上げのうちの数%が仲介業者を通して広告を設置した人へ支払われるという仕組みです。

非常にわかりやすい構造ですので、怪しいという印象は単なる誤解です。

このようなサービスを行っている仲介業者はASP(Service Provider:アフィリエイト・サービス・プロバイダ)と呼ばれています。

ASP(※)は数多く存在しますが、今回はその中でも有名なAmazonアソシエイトについてご紹介したいと思います。

目次:
※本記事内の「ASP」はすべて「Affiliate Service Provider:アフィリエイト・サービス・プロバイダ」を指します。Application Service Provider(アプリケーション・サービス・プロバイダ)とは区別してお読みください。

Amazon Associate(アマゾン・アソシエイト)とは?

大手ECサイトであるAmazonが行っている、成果報酬型のASPサービスです。
Amazonのアカウントを持っているならすぐに始めることができます。およそ5000万点の商品を取り揃えています。

Amazonが広告を設置したい企業から広告費を募り、実際に広告を通して商品が売れると、商品カテゴリに応じた紹介利率×売上金額の報酬が支払われます。

ブログのアクセス数が上がるほど売上金額も上がる傾向にあるため、多くのブログ運営者はブログのアクセスアップのためにデザインを変えたり、SEO対策を行っています。

Amazonアソシエイトの申請方法

ブログやWEBサイト、アプリなど、広告を掲載するスペースがあれば審査を受けることができます。個人でもブログを持っていることが最低条件です。

審査に合格するには?

審査に合格するために必要といわれているポイントがありますので、以下にまとめてみます。

  1. 記事数
  2. 利用規約の確認
  3. 購入履歴
  4. 禁止事項の確認
  5. 他のASPサービスの設置の有無

1:記事数

記事数が少なすぎると審査に通らないため、最低でも5~10記事は用意する必要があります。しかも一気に10記事を投稿したものではなく、自然に増えたように期間を空けて投稿したほうが良いと言われています。

2:利用規約の確認

事前にブログ投稿サイトの利用規約を確認し、アフィリエイト広告を設置しても問題がないことを確かめることが重要です。無料ブログ投稿サイトではアフィリエイト自体を禁止しているものもあります。

この点、広告設置が自由に行えるWordPressは非常に便利です。レンタルサーバーと独自ドメインを取得してブログを開設するまでが大変ですが、慣れれば制約といったものがほとんどないため、近年はWordPressを始める方が多くなっています。

3:購入履歴

傾向としてAmazonで購入履歴のあるアカウントで申請したほうが通りやすいという声が多いため、もしAmazonで過去に商品を購入したアカウントがあればそちらを使ったほうが良いでしょう。

PeoGeo / Shutterstock.com


4:禁止事項の確認

Amazonアソシエイトの審査は厳しいと言われており、ブログやホームページの内容が禁止事項に触れていないか事前に確認する必要があります。

Amazonが掲げている禁止事項としては以下のものがあります。

(a) 性的に露骨な内容を奨励または含むサイト。

(b) 暴力を奨励するまたは暴力的内容を含むサイト。

(c) 誹謗中傷を奨励するまたは誹謗中傷的な内容を含むサイト。

(d) 人種、性別、宗教、国籍、身体障害、性的指向もしくは年齢による差別を奨励する または差別的慣行を用いているサイト。

(e) 違法行為を奨励または実行するサイト。

(f) 甲またはその関連会社の商標や、甲またはその関連会社の商標の変形またはスペル違いをドメイン名、サブドメイン名またはソーシャルネットワークサイトのユーザー名、グループ名その他のアカウント名に含むサイト(例については、商標ガイドラインをご確認ください。)。

(g) その他知的財産権を侵害するサイト。

(h) 上記のほか、甲が本プログラムに適切でないと判断するサイト。

(出典:Amazon アソシエイト Amazonアソシエイト・プログラム運営規約https://affiliate.amazon.co.jp/help/operating/agreement?ac-ms-src=ac-nav)
これらの禁止事項に触れていないか、自分でサイトを見直すことが大切です。

5:他のASPサービスの設置の有無

他のASPサービスをブログやWEBサイトに設置していると審査に通りません。
記事の内容をきちんと確認し、もし別のASPサービスが設置されていた場合は、審査の前に削除しておくことが肝心です。

Amazonアソシエイトの紹介利率

Amazonアソシエイトは商品カテゴリによって紹介利率が変わります。
紹介料率については以下の通りです。

https://affiliate.amazon.co.jp/promotion/advertisingfeeschedule


(出典:Amazon アソシエイト Amazonアソシエイト・プログラム紹介料率表 https://affiliate.amazon.co.jp/promotion/advertisingfeeschedule)
電化製品や家具などは紹介料率が高そうなイメージがありますが、この表で確認すると2%または3%で、Amazonビデオ・Amazonコイン・Kindleなど、Amazon自社製品・サービスを紹介する方が8%と、紹介料率が高くなっています。
ファッション関連や飲食品も紹介料率が高い商品カテゴリです。

これらの紹介料率は据え置きではなく、改定される場合もあります。

TwitterなどのSNSや他のブログで追加申請する場合

Amazon アソシエイトに審査合格後は、TwitterなどのSNSでもアフィリエイトリンクを貼ることができます。

ただしその前に、Amazonアソシエイトの審査に通らなければいけません。
Amazonアソシエイトに承認を得ないままアフィリエイトを行っても、紹介料が発生しない場合や、アカウント停止の可能性もあります。

ここではTwitterなどにリンクを貼るためにAmazon アソシエイトの申請を追加でする方法を述べていきたいと思います。

<1>Amazon アソシエイトにログインし、ヘルプにカーソルを合わせるとプルダウンが出てくるので「お問い合わせ」を選択します。

<2>「アソシエイトカスタマーサービスに連絡する」というフォームが出てくるので上から順に必須事項+TwitterのURLと備考を埋めていきます。

  • 名前
  • 登録メールアドレス
  • 件名
  • アソシエイトID
  • WebサイトのURL
  • 備考
<3>登録メールアドレスとアソシエイトIDはすでに登録済みであればすでに入力された状態になっています。件名は「アカウント情報の変更、登録URLの追加など」をプルダウンから選びます。

<4>TwitterのURLは、ログインした状態で自分のアイコンをクリックすると自分のツイートのみを見られる状態となります。このときURLはhttp://twitter.com/◯◯◯(自分アカウント名)となっていると思いますので、こちらのURLをWebサイトのURL欄に貼り付けます。
ブログではhttp://◯◯◯.comやhttp://◯◯◯.netなどのブログのURLを貼り付けます。
<5>備考に何を書けば良いのか悩むかもしれませんが、シンプルにTwitterのつぶやきが普段どういったテーマであるかを記載すれば良いかと思います。審査を行うのは機械ではなく人間なので、伝わる文章であればどのような文面でも構いません。

<1>~<5>まで完了したら送信し、Amazonから返信が来るまで待つだけです。

Amazonアソシエイトの支払い方法

Amazonアソシエイトでは、報酬の払い出しに関して銀行振込かAmazonギフト券かを選ぶことができます。

ギフト券の場合500円未満は払い出しが行えませんが、500円以上でギフト券との交換が可能です。銀行振込は5,000円以上で払い出しが可能になります。どちらの方法も、既定の金額に達するまでは持ち越される仕組みとなっています。

成果報酬と支払われる条件

Amazonアソシエイトのリンクをクリックされれば、どれでも成果報酬となるというわけではありません。いくつか条件があります。

訪問者がリンクをクリックしてから、24時間以内にカートに商品を入れれば紹介料が発生するという記載があります。
訪問者が注文を行った時点でセッションが終わりますが、注文するまでに関連商品や他の商品をクリックして商品を購入しても報酬が発生するため、決められた時間内であればその分の紹介料がブログ運営者に支払われます。

まとめ

Amazonアソシエイトの仕組みは理解できましたでしょうか。近年このようなアフィリエイトを副業として行っていらっしゃる方や、本業として行っている方もいらっしゃいます。

商品を紹介することでAmazonの売上に貢献しているので、インセンティブ型の営業活動を行っているようなものだと考えれば良いかと思います。
アフィリエイト=悪いものではなく、明確な仕組みの元に行われています。

人々が商品を手に入れたいという欲求がある限り、このようなアフィリエイトサービスはこれからも活発に運営されていくことでしょう。