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インタレストマッチ広告は訴求力の高い広告文がCVRを上げる

時代と共に広告の手法も変わってきています。

インターネットが登場する以前の広告といえば、テレビCM、新聞の広告、ポスター、雑誌の広告などが主流でした。世の中の人はこのような広告から情報を得ていました。

しかし、個人用のパソコンが普及しはじめた1990年代からパソコンを持つ人の数が増加。知りたいことがあればまずインターネットで調べるという人も多くなり、PHS・携帯電話が普及した後、今ではスマホは1人に1台という流れとなっています。
スマホを持っていることでいつでも、どこでも気になったことを調べられるようになりました。

今は、より個人の興味・関心にスポットライトを当てた広告の手法が一般的となってきています。
大多数の誰かより、特定の一人を狙って広告を配信することも不可能ではありません。
広告の効果を上げるためには、ユーザーがインターネットで検索したキーワードを元にして広告を選別したほうがより効果が現れやすいとされています。

今回は数ある広告手法の一つである、インタレストマッチ広告についてご紹介したいと思います。

    目次:
  • ●インタレストマッチ広告とは?
  • ●インタレストマッチに広告を表示させるためには?
  • ●インタレストマッチ広告は広告文によってCVRが変わる
  • ●まとめ

インタレストマッチ広告とは?

インタレストマッチ広告は、一言でいうと、ユーザーの関心・興味に近い広告を表示させる方法です。年齢や性別、地域といった属性に加え、インターネットユーザーがウェブサイトで検索したキーワードに応じて、時間差を置いて表示させます。

例えば、「花火」と検索していたとしましょう。その後「花火 東京都」、「浴衣 レンタル」と間を置いて検索します。
ユーザーは花火に関してのウェブサイトを幾つか閲覧した後、閲覧を一旦中断しました。
またある日、ニュースなどをネットで読んでいたら、先日検索していた花火や浴衣に関する広告が出ています。
花火というキーワードを検索したわけでもないのに、時間差で広告が表示されるのがインタレストマッチの特徴です。

スポンサードサーチとの違い

検索結果に良く出てくるスポンサードサーチ(スポンサーリンク)ですが、これはすでにキーワードについて興味がある人をターゲットにして宣伝する広告です。

しかし、インタレストマッチでは過去に検索されたキーワードを元に、ユーザーの属性を推測し広告を選別します。
また検索結果の表示欄ではなくコンテンツページで表示されるため、ユーザーがコンテンツをじっくり眺めているときに目に入るものなので、潜在顧客に対して「さりげなく」宣伝を行う広告の手法なのです。

インタレストマッチに広告を表示させるためには?

インタレストマッチ広告がどのように配信されるかというと、広告を出したい企業から事前に申し込みをして広告費を払う必要があります。
広告を設定する際にキーワードを登録することで、インターネットユーザーがあるキーワードを検索した際に一番適した広告がランダムで選ばれるというしくみです。

インタレストマッチ広告の例:Yahoo!

インタレストマッチ広告で有名なのがYahoo!です。
Yahoo!はインタレストマッチ広告も含めた広告サービスであるYahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)というサービスを展開しています。

YDNに広告を掲載すると、広告の関連度にもよりますが、Yahoo!のサービス(Yahoo!ニュースやYahoo!天気、Yahoo!知恵袋など)やパートナー企業(食べログやNAVER、MSNやAll Aboutなど)にも広告が掲載されるため、様々な潜在顧客に訴える広告を宣伝することができます。
テキストだけではなく画像で広告を出すことも可能です。


(参考:【動画】 Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN) 【Yahoo!プロモーション広告】)

Yahoo!のYDNについての詳細は下記のページから確認することができます。

https://promotionalads.yahoo.co.jp/service/ydn/


気になる費用ですが、広告を表示させること自体には料金はかからないようです。しかしクリック数に応じて広告費はかかります。
クリック数が多くなればなるほど広告費が上がっていきますので、最初に予算を設定して1日の上限額を決めておけば、それ以上は請求されることはありません。

(参考:Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)のご利用料金)
https://promotionalads.yahoo.co.jp/service/ydn/price/

インタレストマッチ広告は広告文によってCVRが変わる

インタレストマッチ広告は、広告のキャッチコピーも非常に重要です。
同じ商品でも、キャッチコピーを変更するだけでクリック数が大幅に増えた、ということもあります。
クリック数が上がるほど、商品についてユーザーが知るきっかけとなるので、気は抜けません。
最終的に商品に購入に至るまでが大切なので、広告をクリックした後のランディングページでは、購入者には特典や割引などのサービスをつけるような工夫や、見やすいウェブサイト作りといった工夫も必要となります。

低い広告費でいかに多くの売り上げを上げるか、というのがインタレストマッチを行う企業の望んでいることでもあります。

以下のサイトでは、YDNのインタレストマッチ配信とディスプレイ広告についての比較を行っています。

ディスプレイ広告を運用していると「意外とCPCが高いな」と思ったことはないでしょうか?特に新商材などが出た時はよく聞くフレーズだと思います。
一方、インタレストマッチに関してはクライアントの業界や扱っている商品にもよりますが、10円台、場合によっては一桁台での配信も可能になります。
(出典:アド論 by GMO 爆速!YDNインタレストマッチの改善メソッドhttp://ad-ron.jp/?p=5343)
また同サイトでは広告文を追加した後のCPC(Cost Per Clickの略。クリック単価)率を比較しています。その結果、広告文を追加することでCPCを抑え、CVR(コンバージョン率)を上げることに成功したと述べています。
CVRは成約数÷広告クリック数x100で計算された割合を指し、この数値が高ければ良いとされています。

広告文の追加の一例

「広告文を追加する」とはどのようなことを指すのでしょうか?広告文追加の例として、美容関連の広告を挙げるとします。

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シミ・シワ・たるみに効く!
高濃度ビタミンC誘導体+プラセンタエキス配合美容液
プラCプラス
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上記の広告文に追加する情報として「年代:40代、50代」「利便性:オールインワン美容液」という情報を加えると、以下のようになります。

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40代・50代のシミ・シワ・たるみに効く!
これ一本でスキンケア完了!
オールインワン美容液プラCプラス
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これはあくまでも例のため、実際にこのような広告が高い効果を示すか比較はできませんが、広告文の追加とはこのようなことを指すとご理解いただけたらと思います。

まとめ

検索結果に表示されるスポンサードサーチに比べ、コンテンツの中に表示されるインタレストマッチ広告配信は、インターネットユーザーがじっくりコンテンツを読んでいるからこそ、目に留まりやすいという特徴があります。

しかし、ただ広告を出すだけでクリック率が上がり、広告内容をじっくり見るユーザーが増えるわけではありません。
あくまでもユーザーはコンテンツについて理解したいのであり、広告を見るためにコンテンツを開いているのではありません。

それゆえ、
・いかに訴求力の高いキャッチコピーを考え出すか
・クリック後の広告内容のコンテンツがユーザーにとって離脱しづらいものに整備する

という2点が重要になってきます。

そのためには広告する商品を様々な角度で分析し、効果がなければ別の視点から売り方を変えるというような工夫をすることで、クリック率ひいてはコンバージョン率の上昇につながっていくことでしょう。

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