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Wowma!「越境プラン」の提供開始。Inagoraとの連携で中国越境ECをシームレスに

 KDDI、KDDIコマースフォワード (以下 KCF)は、総合ショッピングモール「Wowma!」出店店舗向けに、中国市場への進出を可能とする「越境プラン」の提供を開始しました。

 中国向け越境ECを手がけるInagora (インアゴーラ) が運営している、日本商品に特化した中国向けショッピングアプリ「豌豆公主 (ワンドウ)」と連携したことで「Wowma!」の出店店舗は、インアゴーラの日本国内倉庫に商品を配送するだけで、初期設定費と固定費が最低0円で中国向けECを行えるようになります。
 商品情報の制作や翻訳、物流、決済、マーケティング、顧客対応などの全工程をインアゴーラが担う形で、注文成立時に販売手数料が発生するという仕組みになっています。


出店ハードルが大きく下がった中国越境EC

 今回、「Wowma!」は出店店舗向けに2018年2月1日から2018年4月30日までの期間限定で商品ページ制作の無料化や、プロモーションサポート費用が通常価格から半額となるオープニングキャンペーンを行うとしています。

 また、今回新たにインアゴーラが「Wowma!(ワウマ)」内に出店した「WONDERFULL(ワンダフル)」ストアにて、インアゴーラに出店している33社、約2,000SKUの商品の日本国内販売を開始するとも発表しています。

 こうした一連の動きは2017年10月にKDDIとインアゴーラが締結した資本・業務提携に基づく新規事業で、お互いのプラットフォーム上で事業者を行き来させ、ノウハウを掛け合わせることにより、出店店舗の売り上げ拡大に貢献していくというものです。

 越境ECはますますシームレスに国境を飛び越え、国内出店と変わらない労力で海外へリーチすることが可能になってきました。今回の提携によって、越境ECに関わる様々な事業者の動きが加速していきそうです。


参考:KDDIがEC企業の中国進出支援、0円で利用できる「Wowma!」出店者向け「越境プラン」
https://netshop.impress.co.jp/node/5137