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成長続けるファッションECサイト最前線:3つのサービスを徹底比較

目次
  • 注文だけじゃない?増大するファッションECサイトの情報
  • WEAR
  • IQON
  • STRIPE CLUB
  • 「服を買う」以上の体験を提供

注文だけじゃない?増大するファッションECサイトの情報

ファッションECサイトは、人気スタイリストによるコーディネートをチェックできるなどメディアコンテンツが充実してきています。 アプリを使って、PCだけでなくスマホからも通販ページやコンテンツを閲覧でき、身近なファッションアドバイザーのような存在になりつつあります。

アプリやメディアコンテンツといった要素をふんだんに取り込み、新たなかたちに進化を遂げているファッションECサイト。特に「WEAR」「IQON」「STRIPE CLUB」は、ファッションECサイトの最前線ともいえます。
ただ服を買うだけではない、豊富な情報量で人を集めるファッションECサイト3つをそれぞれ調べてみました。

WEAR

「WEAR」は、ZOZOTOWNが運営するスタートトゥデイによる国内最大級のファッションECサイトおよびアプリです。2013年10月にローンチされました。iOS版、Android版合わせて1,000万ダウンロードを達成しています。「WEAR」に搭載されている機能には、次のようなものがあります。

メディア機能

「WEAR」では、700万枚以上のコーディネートから気になるファッションをチェックすることができます。一週間ごとに入れ替わるトレンドキーワードを見れば、流行のアイテムをかんたんに検索できる仕組みです。トレンドキーワードは、男女やキッズといったカテゴリ別に検索することもできます。

コーディネート機能

「WEAR」には、公認のユーザーのコーディネートをチェックする機能があります。「WEARISTA(ウェアリスタ)」と呼ばれる公認ユーザーにはタレントや俳優、モデルなど国内外の有名人がずらりとリストアップされています。コーディネートで着用されるアイテムは掲載写真からかんたんにチェックして、購入することが可能です。

SNS機能

有名人のコーディネートを見るだけでなく、アプリから自分のおすすめコーディネートを投稿する機能もあります。付属アイテムとして、よりナチュラルで完成度の高い自撮り写真の投稿を可能にする「WEAR」推奨のリモートシャッター「Pachil(パチる)」も販売されています。このシャッターをBluetoothにつなぐことで、最大30mまで離れた位置からの自撮りが可能とされています。

画像出典:https://wear.jp/news/pachil/


通知機能

ZOZOTOWNで使用するZOZO IDを「WEAR」に紐づけることで、購入アイテムの履歴を管理することができます。マイページで購入商品やお気に入り登録した商品をチェックできるほか、所持しているアイテムを使って他のユーザーがコーディネートを投稿した際、通知で知らせる機能もついています。

画像出典:https://wear.jp/


IQON

「わたしの『好き』がここにある おしゃれが見つかる、欲しいが買えるファッションサイト」というキャッチフレーズのファッションECサイト「IQON」は、2010年4月からスタートしたコーディネートアプリです。「IQON」には、次のような機能と特徴があります。

EC機能

「IQON」では、アイテムカテゴリとブランドから購入したい商品を検索することができます。通販で購入可能な商品は約160万点で、帽子やアクセサリーなどのファッション小物、アンダーウェア、水着、浴衣といった幅広い商品展開がなされています。

コーディネート機能

「WEAR」と同様に、「IQON」にもスタイリストが投稿したコーディネートを検索する機能があります。2018年8月現在で投稿されているコーディネートは260万件以上、人気スタイリスト別、人気コーディネート別、新着順などさまざまな方法で検索をかけることができます。

コンテスト

コーディネート機能に関連づけられる催しにコーディネートコンテストがあります。アプリからおすすめのコーディネートを投稿してエントリーする方式で、上位には賞品としてAmazonギフト券や限定賞品などが贈られます。こうしたゲーム要素は、ユーザーのコーディネート投稿数を増やすことに一役買っています。

読み物系コンテンツ

「IQON」には、ファッション雑誌で紹介されているようなトレンド記事が5,000件以上掲載されています。おすすめコーディネートやカフェ情報、コスメ関連の連載など、雑誌級の情報量を誇っています。

ファッション相談

ファッション相談では、「衝動買いしてしまったけれどコーディネートが思い浮かばない」、「海にふさわしい洋服は?」「デートに合う服装は?」など、投稿されたファッションの悩みについて、別のユーザーが回答を寄せることができます。現在のところ1万7,000件以上の相談が寄せられ、解決済みの相談についても閲覧できる仕様になっています。

画像出典:https://www.iqon.jp/


STRIPE CLUB

株式会社ストライプインターナショナルが運営する公式通販サイト「STRIPE CLUB」は、ブランド公式古着サイトと定額で洋服をレンタルできるファッションレンタルサイトと連携しているECサイトです。

月額レンタル

「STRIPE CLUB」では、月額定額制によるファッションアイテム借り放題サービス「MECHAKARI(メチャカリ)」を同時に運営しています。アプリから気軽に洋服をチョイスできるこのシステムでは、気に入った洋服は割引価格で購入でき、不要なアイテムはクリーニング不要で返却できます。
ここで返却された洋服は、検品を受けたあと「ユーズド」カテゴリで販売されます。

ユーズド購入

「MECHAKARI」から返却されたレンタル後のファッションアイテムは、「ユーズド」カテゴリで安く販売されます。ブランドの公式古着サイトと銘打ち、完売アイテムも多く取り扱っているのが特徴です。

コーディネート機能

店舗スタッフによるコーディネートをチェックできます。2018年8月現在の投稿数は3万6,000件以上で、一日およそ5〜8件の新たなコーディネートが追加されているようです。

画像出典:https://stripe-club.com/


「服を買う」以上の体験を提供

これらのファッションECサイトを見ると、いずれも消費者が洋服を選んで購入する以上の体験を併せて提供していることが分かります。それぞれに主な特徴は次の3点です。

1:コンテンツを提供している

コーディネート記事やコーディネートコンテストなど、サイト独自のコンテンツを提供することでほかのサイトとの差別化を図っています。コンテンツやコンテストで頻繁なサイト閲覧を促すことは、購買意欲の刺激にもなっています。

2:おすすめコーディネートを提供している

購入履歴からおすすめコーディネートを紹介しているのも、近年のファッションECサイトの特徴です。「購入したら終わり」という一方通行の販売ではなく、ファッションのトータルコーディネートを提案することで、サイトへの再訪を促しています。

3:SNS連携を重視している

コンテンツやコーディネート、購入アイテムがSNSでシェア、拡散されると、広告としても高い効果を発揮します。なかにはタレントやインフルエンサーをサイト公式のスタイリストとして位置づけ、コーディネートを発信しているECサイトもあります。

まとめ

洋服を購入するためのシステムだけでなく、コーディネート提案やSNSとの連携など、実店舗でショッピングをしているような豊富なコンテンツが今のファッションECには求められています。新たな技術を活用した試着サービスも、これから併せて主流になっていくかもしれませんね。

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