セミナーレポート~『最新Windows8タブレット体験ソリューション活用セミナー』~
今回は、2013年3月15日にエスキュービズム・日本ヒューレット・パッカード社・フライトシステムコンサルティング社の共催で開催しました 『最新Windows8タブレット体験ソリューション活用セミナー』のセミナーレポートをお届けします。このセミナーは「Orange Operation」のWindows8対応の発表に伴って、タブレットソリューションの最前線にいるにスピーカーをお呼びしてWindows8タブレットを活用した新しい小売の展開を語っていただくというものです。
コマーシャルビジネス本部 松本 英樹氏
最初の登壇は、今年50周年を迎えた日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP社)の松本様からWindows8の概要や、Orange Operationの搭載が発表された「HP Elete Pad 900」について、タブレット業界の動向を交えながらお話いただきました。
・マイクロソフトアカウントの利用で運用の手間が軽減。
・モダンUIアプリで新しい使い方を提案できる。
・Sky Driveとの連携
・セキュリティ対策、管理機能強化
『新しいワークスタイルBYOD』 最近では、BYOD(Bring Your Own Device)という社外などで私物端末を業務利用するワークスタイルの変化が起きています。大企業ではBYODの認知度は高いのですが、導入率は企業規模が小さいほど進んでいるという実態です。これからBYODを許可する予定の企業は、スマートフォンやタブレット導入意向が高く、アップルの支持率が多くなっています。BYOD導入に関してルールが存在していない企業がある一方で、大企業を中心にセキュリティ対策がなされないと動くことができない企業では、仕事でも安心して利用できる端末が求められているようです。
業務でのPC、タブレット活用は、PCでないと成り立たないケース、タブレットでないと成り立たないケース、タブレットの方が便利なケースといった目的ごとに住み分けと混在化が進んでいます。
現状では、小売業、外勤営業、サポート部門でのタブレット導入が多く、利用用途は多岐にわたっています。起動スピードの速さや携帯性、操作性など、PCにはないスマートフォン・タブレットのメリットがあります。また、アプリ、システム連携、アクセサリ類など「周辺ビジネス」の多さが導入の後押しになっているようです。
iOSやAndroidでは、セキュリティや管理への不便さで用途が限定されていましたが、先にも述べたようにWindows8ならセキュリティ対策や管理機能が強化されています。PC・タブレット・スマートフォンの端末を3台持つことにストレスを感じるユーザーも少なくないのですが、タブレット+PCの機能があるWindows8なら2台に集約することも可能です。
HP Elite Pad 900は、大きな特徴として、以下の4つを兼ね備えています。
・デザイン性
・堅牢性・セキュリティ
・操作性・機動性
・運用性、管理性
サイズは10.1インチ、薄さ9.2mm重さ630gと薄型軽量化を実現いたしました。HP Elete Pad 900は米軍調達基準(MIL-STD-810G)に現実的、客観的な評価基準で準拠し、落下、粉じん、振動/衝撃に耐久性のあるタブレットです。MDM機能に加え、SDカードやUSBポートなどデバイスクラス別の利用制限設定といったセキュリティ対策にも力を入れています。長期間運用を行うことを前提としているので、導入時の展開にも効率的に運用できるように設計されています。
『オフィス内では、タブレットをフルPCとして最大限活用。』 我々は、PCとタブレットをすることでユーザーが感じていたストレスを軽減し、あらゆる利用シーンに最適な操作性を提供したいと考えています。今後の利用シーンでは、小売り、教育現場、会議、外勤・モバイル環境が想定されています。
『新接客ツール+モバイルPOS』 特に小売業では「磁気カードリーダージャケット」を利用し、クレジットカードや会員証の磁気認証やバーコードスキャナーを使った商品の読み取りも行うことができます。エグゼクティブペンやドッキングステーション等、拡張ソリューションとの接続も可能です。Orange Operationやペイメントマイスターと連携することで、小売業でのタブレットPOSソリューションをさらに高められることを期待しています。
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■究極のビジネス向けタブレット『HP ElitePad 900』
コンサルティンググループ シニアコンサルタント 岩井 源太
続いて、弊社エスキュービズムの岩井から「ECとリアル店舗」のソリューションをトータルで実現するO2O施策のポイントやOrange Operationの活用についてご紹介させていただきました。
O2Oとは、オンラインとオフラインを繋ぐ仕組みです。ECから感化され実際のお店に行って買うという購買キャパシティは大きく、今後5年で1.7倍の成長が期待されています。
より一層O2Oの拡大が期待される中で求められることは、
(1)ECとリアルの連携
(2)販売機会を逃さない、いつでもすぐに売れる状況であること。
です。ユーザーの望む情報は細分化されてきているため、デジタルでどう答えていくかが重要です。
(1)オンライン小売では熾烈な競争に直面。
アメリカでは、オンライン小売が日常的に、この流れは日本でも大きくなると予想。
(2)モバイルコマースの普及
スマートフォンやタブレットが普及したことで今までとは違うビジネスを提供できる。
(3)ショールーミング
「店舗で商品を見て、WEB上で比較し、ニーズに合ったサイトで購入」という流れが生まれ、商品確認機会の提供だけで購入や売上げには繋がりにくく小売店にとって驚異となっている。
(4)販売チャネルを横断したシームレスな買い物体験(オムニチャネル)
今までのクロスチャネルから、PC、スマートデバイス、モバイル、店舗など全ての販売チャネルの横断で同一のユーザー情報や買い物体験に繋げる。
サイトに入った客をいかにコンバージョンよく送客するか、サイトから実店舗に来やすくする仕組み・仕掛けが必要となります。キャンペーンやクーポンを利用した手法や方法論は以前からありますが、オムニチャネルの取り組みは始まったばかりです。
・情報的O2O(クーポン連動やキャンペーン連携)
・機能的O2O(オムニチャネル)
この2つが組み合わさることでECサイトにあった情報を採取し、店舗への展開が可能です。
-Orange Operationの特徴 (1)業界初Windows8タブレットPOSレジソリューション
(2)ECサイトとの連動ができる
(3)O2Oを加速する機能
・店員の営業力や店舗の接客力強化。
・過去のお客様の成長履歴を元に、新規お客様を育てるシステム。
・購買履歴やCRMから、商品購買を予測できる。
・RFM分析をベースとして成長履歴を%化。
店舗で必要な情報をタブレットを通じて集め、過去の購買履歴やCRMのデータを元に最適な商品や購入の経緯などをレコメンドしていくことが売上向上効果を最大限に活用する手段となるのではないでしょうか。
さらに一歩踏み込んだ展開として、ポンタ、楽天スーパーポイント、TポイントなどのポイントプログラムをECから店舗への送客ドライバとして活用し、店舗や自社ECにとどまらない、より広いセグメンテーションも実現可能となっています。
ECのデータを見える化するだけでも店舗には意味はありますが、それではオムニチャネルで終わってしまいます。一方、リアル店舗のデータはその場で捨てられてしまい、情報を得ることができません。我々は、タブレットを使って情報を拾い上げることでリアル店舗のデータをEC的に処理し、かつてないシステムの活用を目指しています。タブレット・EC・EC技術を使ったさらなる購買向上のための新たな戦略の実装や、お店に人を集めるだけではなく、お店の購買の打率を上げるためのお客様を育てるアプローチ、そしてお客様を育て上げることを実現したいと考えています。
[slideshare id=17859522&doc=130315scubismsq-130329085909-phpapp01]
登壇内でもご紹介しましたeBook「~店舗利用?それとも営業活用?iPad・Android・Windows8~ 用途別最適タブレットOS指南表」は以下から無料でダウンロード可能です。
■eBook『~店舗利用?それとも営業活用?iPad・Android・Windows8~用途別最適タブレットOS指南表』
■iPadを活用したPOSレジソリューションシステム『Orange Operation』Windows8対応版
最後の登壇は、フライトシステムコンサルティングの片山様にスマートデバイス端末を活用した決済ソリューションについてお話いただきました。
我々はスマートデバイスを利用したカード決済ソリューションを提供しております。既存の決済端末では決済しか対応できませんが、スマートデバイスの場合は業務アプリとの連携で、業務効率の改善やロケーションフリーな決済が可能になります。国内基準に準拠した万全のセキュリティや決済・売上を紐付けした社内での売上管理、Orange Operationとの連携で金額の自動連動も行なっています。
今後はPOS連携をより強化し、ペイメントマイスターのWindows8タブレット「HP Elete Pad 900」対応も予定しています。全てのアプリをiPadでカバーするのは不可能に近く、機能性に優れたWindows8タブレットの登場に大変期待しておりました。
『新しい決済のカタチから、新しいPOSのカタチの提案へ』 よくある大型のPOSシステムから、ここ数年で発売されているPCとカードリーダーのオールインワンPOSが展開されるようになりました。このオールインワンPOSはもちろん便利なのですが、簡単に持ち歩くことができません。しかし、片手で持てるタブレットPOSなら機動力をプラスすることが可能です。今後のタブレットへの期待する点として、以下のポイントが上げられます。
家電量販店やホテルのチェックアウト時で店舗が混んでいる時、集中レジでは長い行列ができ、お客様をお待たせしてしまうことがありました。しかし、タブレットPOSレジを仮設レジとして使用すれば、どこでも会計を行えるようになります。集中レジが混んでいる現場でも仮設レジと連携していることで、顧客満足度の向上や販売機会の損失を防ぐことが可能です。
(2)カードを持ってバックヤードに行かない。
デパート・百貨店では集中レジが離れた場所にあるため、お客様のカードや現金などを持ち歩くことになってしまいます。しかし、タブレットPOSがあればその場で売上げ情報の入力・会計がスムーズに行えます。
(3)顧客情報・顧客管理。
タブレットPOSの機動力が手元にあれば、その場でお客様の情報を確認し商品を提案できます。初めてのお客様でもヒアリングを行い、過去のロイヤルカスタマの履歴からお客様を育てることも実現しやすくなってくると思います。
ITを活用した接客はこれからの勝ちパターンになっていくと予想しています。
新しい決済を軸に新しい接客スタイルを販売員の方々の手に届けていくことが我々の思いです。市場を拡大するWindows8タブレット、独自性の高いIT連携を可能にしたソフトウェアPOS、決済ソリューションを組み合わせることで日本の小売の世界を変えていけると考えています。
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■スマートデバイス決済システム『ペイメント・マイスター』
「Windows8の概要と利用メリット/法人市場におけるタブレットの導入状況と課題~ビジネスのために開発された新しいタブレット HP Elete Pad 900 の紹介~」
日本ヒューレット・パッカード株式会社 プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括コマーシャルビジネス本部 松本 英樹氏
最初の登壇は、今年50周年を迎えた日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP社)の松本様からWindows8の概要や、Orange Operationの搭載が発表された「HP Elete Pad 900」について、タブレット業界の動向を交えながらお話いただきました。
Windows8の概要
Windows8には、大きく分けて4つの特徴があります。・マイクロソフトアカウントの利用で運用の手間が軽減。
・モダンUIアプリで新しい使い方を提案できる。
・Sky Driveとの連携
・セキュリティ対策、管理機能強化
企業のタブレット導入、背景と課題
国内PCやタブレットの市場は年々増加しています。個人市場と法人市場の合算ではありますが、特に2011年から5年後、市場は3倍になると予測されています。震災以降から在宅、外勤、ノマドワーカーが増加傾向にあり、20%を超えたというデータもあります。利用する場所は、カフェやレストラン、公共交通機関内、自宅での利用が特に多いようです。『新しいワークスタイルBYOD』 最近では、BYOD(Bring Your Own Device)という社外などで私物端末を業務利用するワークスタイルの変化が起きています。大企業ではBYODの認知度は高いのですが、導入率は企業規模が小さいほど進んでいるという実態です。これからBYODを許可する予定の企業は、スマートフォンやタブレット導入意向が高く、アップルの支持率が多くなっています。BYOD導入に関してルールが存在していない企業がある一方で、大企業を中心にセキュリティ対策がなされないと動くことができない企業では、仕事でも安心して利用できる端末が求められているようです。
業務でのPC、タブレット活用は、PCでないと成り立たないケース、タブレットでないと成り立たないケース、タブレットの方が便利なケースといった目的ごとに住み分けと混在化が進んでいます。
現状では、小売業、外勤営業、サポート部門でのタブレット導入が多く、利用用途は多岐にわたっています。起動スピードの速さや携帯性、操作性など、PCにはないスマートフォン・タブレットのメリットがあります。また、アプリ、システム連携、アクセサリ類など「周辺ビジネス」の多さが導入の後押しになっているようです。
iOSやAndroidでは、セキュリティや管理への不便さで用途が限定されていましたが、先にも述べたようにWindows8ならセキュリティ対策や管理機能が強化されています。PC・タブレット・スマートフォンの端末を3台持つことにストレスを感じるユーザーも少なくないのですが、タブレット+PCの機能があるWindows8なら2台に集約することも可能です。
ビジネスタブレット「HP Elete Pad 900」
企業の中で使われるタブレットのニーズは様々で、個人向けに開発されたタブレットとは仕様や要素が大きく異なります。HP Elite Pad 900は、大きな特徴として、以下の4つを兼ね備えています。
・デザイン性
・堅牢性・セキュリティ
・操作性・機動性
・運用性、管理性
サイズは10.1インチ、薄さ9.2mm重さ630gと薄型軽量化を実現いたしました。HP Elete Pad 900は米軍調達基準(MIL-STD-810G)に現実的、客観的な評価基準で準拠し、落下、粉じん、振動/衝撃に耐久性のあるタブレットです。MDM機能に加え、SDカードやUSBポートなどデバイスクラス別の利用制限設定といったセキュリティ対策にも力を入れています。長期間運用を行うことを前提としているので、導入時の展開にも効率的に運用できるように設計されています。
『オフィス内では、タブレットをフルPCとして最大限活用。』 我々は、PCとタブレットをすることでユーザーが感じていたストレスを軽減し、あらゆる利用シーンに最適な操作性を提供したいと考えています。今後の利用シーンでは、小売り、教育現場、会議、外勤・モバイル環境が想定されています。
『新接客ツール+モバイルPOS』 特に小売業では「磁気カードリーダージャケット」を利用し、クレジットカードや会員証の磁気認証やバーコードスキャナーを使った商品の読み取りも行うことができます。エグゼクティブペンやドッキングステーション等、拡張ソリューションとの接続も可能です。Orange Operationやペイメントマイスターと連携することで、小売業でのタブレットPOSソリューションをさらに高められることを期待しています。
[slideshare id=18023551&doc=130315scubismhp-130401215157-phpapp01]
■究極のビジネス向けタブレット『HP ElitePad 900』
「オンラインの情報をオフラインで活用!~ECとリアル店舗のトータルの売上アップを実現するO2O施策とは?~」
株式会社エスキュービズム ソリューション事業部 セールス&マーケティング部コンサルティンググループ シニアコンサルタント 岩井 源太
続いて、弊社エスキュービズムの岩井から「ECとリアル店舗」のソリューションをトータルで実現するO2O施策のポイントやOrange Operationの活用についてご紹介させていただきました。
O2Oとは、オンラインとオフラインを繋ぐ仕組みです。ECから感化され実際のお店に行って買うという購買キャパシティは大きく、今後5年で1.7倍の成長が期待されています。
より一層O2Oの拡大が期待される中で求められることは、
(1)ECとリアルの連携
(2)販売機会を逃さない、いつでもすぐに売れる状況であること。
です。ユーザーの望む情報は細分化されてきているため、デジタルでどう答えていくかが重要です。
2013年、O2Oのトレンド
海外の事例では、2013年は購買シーンの変化にいかに対応できるかが大きな成長の鍵になると言われています。(1)オンライン小売では熾烈な競争に直面。
アメリカでは、オンライン小売が日常的に、この流れは日本でも大きくなると予想。
(2)モバイルコマースの普及
スマートフォンやタブレットが普及したことで今までとは違うビジネスを提供できる。
(3)ショールーミング
「店舗で商品を見て、WEB上で比較し、ニーズに合ったサイトで購入」という流れが生まれ、商品確認機会の提供だけで購入や売上げには繋がりにくく小売店にとって驚異となっている。
(4)販売チャネルを横断したシームレスな買い物体験(オムニチャネル)
今までのクロスチャネルから、PC、スマートデバイス、モバイル、店舗など全ての販売チャネルの横断で同一のユーザー情報や買い物体験に繋げる。
サイトに入った客をいかにコンバージョンよく送客するか、サイトから実店舗に来やすくする仕組み・仕掛けが必要となります。キャンペーンやクーポンを利用した手法や方法論は以前からありますが、オムニチャネルの取り組みは始まったばかりです。
・情報的O2O(クーポン連動やキャンペーン連携)
・機能的O2O(オムニチャネル)
この2つが組み合わさることでECサイトにあった情報を採取し、店舗への展開が可能です。
業種毎に最適と思われるタブレットOS
iPad、Android、Windows8、それぞれのタブレットに適した使い方やニーズがあります。iPadは自由度が高く求められ、情報統制にはWindows8が最適です。EC・WEBの観点から店舗を見る
ECに比べ、店舗のデータは整理されておらず、人に依存してしまうオペレーションです。また、売上の増加効果のあるECの独自機能が店舗では使うことができません。情報の欠落は大きな損失となります。Orange Operationの場合は、閲覧履歴やお気に入り商品など、EC側の情報を店舗で見て、CRMや購買履歴のデータをうまく使うことで、お客様の情報が明らかになれば、購入購買行動を自社のサイトと連携しているものは確認できるので店員からお客様への提案もしやすくなります。-Orange Operationの特徴 (1)業界初Windows8タブレットPOSレジソリューション
(2)ECサイトとの連動ができる
(3)O2Oを加速する機能
データマーケティング型のO2O展開
WEBの技術をタブレットを使って店舗に利用するために、今まであった技術を有効活用していくアプローチを行うことで新たな購買体験を創造できるようになります。・店員の営業力や店舗の接客力強化。
・過去のお客様の成長履歴を元に、新規お客様を育てるシステム。
・購買履歴やCRMから、商品購買を予測できる。
・RFM分析をベースとして成長履歴を%化。
店舗で必要な情報をタブレットを通じて集め、過去の購買履歴やCRMのデータを元に最適な商品や購入の経緯などをレコメンドしていくことが売上向上効果を最大限に活用する手段となるのではないでしょうか。
さらに一歩踏み込んだ展開として、ポンタ、楽天スーパーポイント、TポイントなどのポイントプログラムをECから店舗への送客ドライバとして活用し、店舗や自社ECにとどまらない、より広いセグメンテーションも実現可能となっています。
ECのデータを見える化するだけでも店舗には意味はありますが、それではオムニチャネルで終わってしまいます。一方、リアル店舗のデータはその場で捨てられてしまい、情報を得ることができません。我々は、タブレットを使って情報を拾い上げることでリアル店舗のデータをEC的に処理し、かつてないシステムの活用を目指しています。タブレット・EC・EC技術を使ったさらなる購買向上のための新たな戦略の実装や、お店に人を集めるだけではなく、お店の購買の打率を上げるためのお客様を育てるアプローチ、そしてお客様を育て上げることを実現したいと考えています。
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登壇内でもご紹介しましたeBook「~店舗利用?それとも営業活用?iPad・Android・Windows8~ 用途別最適タブレットOS指南表」は以下から無料でダウンロード可能です。
■eBook『~店舗利用?それとも営業活用?iPad・Android・Windows8~用途別最適タブレットOS指南表』
■iPadを活用したPOSレジソリューションシステム『Orange Operation』Windows8対応版
「スマートデバイスを活用したカード決済ソリューション~『ペイメントマイスター』最新ラインナップのご紹介~」
株式会社フライトシステムコンサルティング 代表取締役社長 片山 圭一朗氏最後の登壇は、フライトシステムコンサルティングの片山様にスマートデバイス端末を活用した決済ソリューションについてお話いただきました。
我々はスマートデバイスを利用したカード決済ソリューションを提供しております。既存の決済端末では決済しか対応できませんが、スマートデバイスの場合は業務アプリとの連携で、業務効率の改善やロケーションフリーな決済が可能になります。国内基準に準拠した万全のセキュリティや決済・売上を紐付けした社内での売上管理、Orange Operationとの連携で金額の自動連動も行なっています。
今後はPOS連携をより強化し、ペイメントマイスターのWindows8タブレット「HP Elete Pad 900」対応も予定しています。全てのアプリをiPadでカバーするのは不可能に近く、機能性に優れたWindows8タブレットの登場に大変期待しておりました。
『新しい決済のカタチから、新しいPOSのカタチの提案へ』 よくある大型のPOSシステムから、ここ数年で発売されているPCとカードリーダーのオールインワンPOSが展開されるようになりました。このオールインワンPOSはもちろん便利なのですが、簡単に持ち歩くことができません。しかし、片手で持てるタブレットPOSなら機動力をプラスすることが可能です。今後のタブレットへの期待する点として、以下のポイントが上げられます。
これからのPOSの潮流
(1)集中レジにしない。お客様をお待たせしない。家電量販店やホテルのチェックアウト時で店舗が混んでいる時、集中レジでは長い行列ができ、お客様をお待たせしてしまうことがありました。しかし、タブレットPOSレジを仮設レジとして使用すれば、どこでも会計を行えるようになります。集中レジが混んでいる現場でも仮設レジと連携していることで、顧客満足度の向上や販売機会の損失を防ぐことが可能です。
(2)カードを持ってバックヤードに行かない。
デパート・百貨店では集中レジが離れた場所にあるため、お客様のカードや現金などを持ち歩くことになってしまいます。しかし、タブレットPOSがあればその場で売上げ情報の入力・会計がスムーズに行えます。
(3)顧客情報・顧客管理。
タブレットPOSの機動力が手元にあれば、その場でお客様の情報を確認し商品を提案できます。初めてのお客様でもヒアリングを行い、過去のロイヤルカスタマの履歴からお客様を育てることも実現しやすくなってくると思います。
ITを活用した接客はこれからの勝ちパターンになっていくと予想しています。
機動力×IT力で新しいPOSの世界を生み出す。
片手にはタブレット、スマートな決済装置をポケットに入れ、高度な情報武装をした小売店がタブレットPOSレジソリューションの主流となる日も近いのではないでしょうか。新しい決済を軸に新しい接客スタイルを販売員の方々の手に届けていくことが我々の思いです。市場を拡大するWindows8タブレット、独自性の高いIT連携を可能にしたソフトウェアPOS、決済ソリューションを組み合わせることで日本の小売の世界を変えていけると考えています。
[slideshare id=18023993&doc=130315scubismfsc-130401215930-phpapp01]
■スマートデバイス決済システム『ペイメント・マイスター』