実店舗事業者は必読!モバイル決済サービス26選
2015年5月31日、日銀から興味深い発表がありました。
電子マネー決済は1回の決済額が1000円程度の少額決済に多く利用されており、決済額が伸びている理由として、決済に必要な端末が普及期に入っていることが挙げられています。
日本ではまだまだクレジットカードが多くの割合を占めていますが、少しずつその構図が変わってきているようです。
こうした決済業界の変革の裏には、クレジットカードの導入障壁を下げるもの、支払時の負荷を軽減するものなど、様々な新しいサービスが寄与しています。
今回は、増えてきたモバイル決済サービスを、「クレジットカードの提示が必要か否か」という観点で、いくつかのタイプに分類して紹介したいと思います。
訪日中国人向けの「WeChat Pay」にも対応。
また、国内の主要電子マネーに対応する新しいカード決済端末「Coineyターミナル Plus」が2018年1月17日より販売開始されます。
似通ったサービスが増えてきている中で、サービスの提供企業は差別化を図る必要があると言えます。
電子マネーのように、今後どこまで普及していくか、注目したいところです。
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※参考:「電子マネー決済額 前年より30%近い伸び」公表によれば、昨年1年間の電子マネーによる決済額は4兆140億円、おととしからの伸び率は28%となるといいます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150531/k10010097941000.html
電子マネー決済は1回の決済額が1000円程度の少額決済に多く利用されており、決済額が伸びている理由として、決済に必要な端末が普及期に入っていることが挙げられています。
日本ではまだまだクレジットカードが多くの割合を占めていますが、少しずつその構図が変わってきているようです。
こうした決済業界の変革の裏には、クレジットカードの導入障壁を下げるもの、支払時の負荷を軽減するものなど、様々な新しいサービスが寄与しています。
今回は、増えてきたモバイル決済サービスを、「クレジットカードの提示が必要か否か」という観点で、いくつかのタイプに分類して紹介したいと思います。
それでは、いってみましょう!目次
クレジットカードを提示する必要があるサービス
イヤホンジャック型カードリーダーを利用するタイプ
1.Square
モバイル決済サービスの先駆的存在で、北米市場でトップを走る企業が提供しています。CEOがTwitterの創業者のひとりであることから、日本では後発であるにもかかわらず一気に脚光を浴びました。2.PayPal Here
世界中で利用されている決済サービスとして知られるPayPalが提供するモバイル決済サービス。モジュールをイヤホンジャックに刺して使用します。日本ではソフトバンクと提携しており、普及に拍車がかかっています。3.BR smartshot
コンビニ・電子マネー・海外決済などを一括して行える決済代行システム。携帯電話決済、公金支払にも対応し、ショッピングカートと連携しています。従来型のスポット決済だけでなく、月次課金決済の機能を基本機能として搭載。OEMによる提供も行っています。外付けカードリーダーを利用するタイプ
4.Coiney (※2018年1月情報更新)
http://coiney.com/ お店で使える、かんたんカード決済の「Coineyターミナル」は誰でも使えるシンプルな機能に、どこでも持ち運べるコンパクトな形状で飲食店、小売店、病院、工務店など様々な業種・業態で使われています。カード決済はわずか3ステップの操作でスピーディに完了するのが特長。訪日中国人向けの「WeChat Pay」にも対応。
また、国内の主要電子マネーに対応する新しいカード決済端末「Coineyターミナル Plus」が2018年1月17日より販売開始されます。
5.NCR Silver
http://www.ncrsilver.com/welcome/
世界初のキャッシュレジスターを展開した企業が提供。iPadにNCR Silverカード読み取りツールが装備され、システムはiPadでコントロールできます。キャッシュレジスターやレシート・プリンタとは無線で接続。在庫管理サービスやセールス指標などのソフトが装備されています。6.GoPago
https://www.gopago.com/hardware/
POSシステム関連のハード機器を得意とする企業が提供。Squareに対抗し、囲い込みのため、レストランに無料のアンドロイドタブレットと無料のネットワークを提供しています。自宅などからのネット注文にも対応しています。7.Paygate
http://paygate.royalgate.co.jp/
日本のロイヤルゲートが展開するサービス。カードリーダーのBluetooth端末にカードを通し、スマートフォンで決済を行います。専用端末不要で、時間や場所を選ばずクレジットカードによる決済が可能に。生命保険外交員や損害保険外交員、宅配業者など、外出先や顧客の目の前での決済が必要な企業での利用が期待されています。8.楽天スマートペイ
http://smartpay.rakuten.co.jp/
楽天が提供するモバイル決済サービス。もともとはイヤホンジャック型のサービスでしたが、ICカード対応のためにカードリーダーの提供に切り替わったようです。主な特徴は、初期費用が2手軽な料金設定となっていて、入金サイクルが最短翌日と早く、楽天銀行の口座を指定すれば手数料が無料になるなど。中小企業・個人事業主を中心に利用されています。9.Anywhere
http://www.linkprocessing.co.jp/anywhere/
アプリ+決済カードリーダーを用いた決済サービス。主要クレジットブランドはもちろん、銀聯カードにも対応しています。簡易なPOSレジスター機能を無償提供。スマホやタブレットにインストールしたアプリを直感的に操作して、スピーディに決済処理を行います。10.ペイメント・マイスター
http://www.flight.co.jp/meister/
国内のスマートフォン決済先駆者として、国内初となるiPhoneやiPadをクレジットカード決済端末を販売。またJ-Debit、電子マネー、銀聯カード、クレジットカードといった決済を一台で実現できるマルチ決済端末「Incredist(インクレディスト)」も提供しています。11.CAT/INFOX
今でも一番目にすることが多い、信用照会端末。CATはNTTデータが運営するCAFISと接続しているクレジットカード処理端末で、日本独自の規格。クレジットカードの磁気ストライプを読み込みます。INFOXは、NTTデータの運営するINFOX-Netと接続している端末です。12.Amazon Local Register
https://localregister.amazon.com/
リーダーとモバイルアプリをインストールした携帯端末を使用して、クレジットカードやデビットカードによる決済を処理することが可能に。顧客サポートも充実しており。電話やemailで問い合わせることが可能です。13.Salasee
http://salasee.com/pos/mobile.html
iPhone・iPod touchに、バーコードレーザースキャナ搭載のスキンジャケットを装着して利用。商品バーコードを読取り、3G回線や無線LANなどで、データセンターに連携します。簡単・直感的な操作感が特徴的です。14.Poynt
デビットカードのスワイプ決済はもちろん、近距離無線機能を使った決済方法であるNFC、そしてEMV、Bluetooth、QRコード、最近注目のBeacon技術を使った決済方法など幅広い決済方法をサポート。アプリも簡単にインストールできます。クレジットカードを提示する必要がないサービス
クレジットカード情報を登録しておくタイプ
15.Google Wallet
https://www.google.com/wallet/
日本のほか、アメリカ、カナダ、香港、オーストラリアなどでも提供。Nexus SなどNFCを搭載したAndroid端末でタッチによる決済ができる、Google版「おサイフ」サービスです。NFCチップを内蔵するAndroidスマートフォンにインストールされた専用アプリを使って代金支払を行います。16.Apple Pay
https://www.apple.com/apple-pay/
Appleが提供する決済サービス。クレジット・デビットカードを登録し、店頭でタッチして支払いをしたり、アプリ内で決済をすることができます。特定のアプリを起動したり、機器の電源を入れたりする必要がないので、プリペイド式電子マネーに近い気楽さがあります。17.支付宝銭包(アリペイウォレット)
http://mobile.alipay.com/index.htm
中国No.1のオンライン決済サービス。年間アクティブユーザー数は1億9000万人に上ると言われています。ショッピング決済、クレジットカード返済、送金、公共料金の支払いなどの基本サービスを提供。ショッピングモール、コンビニエンスストア、タクシー、病院にまで利用範囲が拡大しています。18.おサイフケータイ
https://www.nttdocomo.co.jp/service/convenience/osaifu/
携帯電話に埋め込まれたFeliCaチップを使ったサービス。システムの開発を行ったNTTドコモの登録商標です。Edyをはじめとした電子マネー、各種会員証、量販店のポイントカード、鉄道やバス・旅客機の乗車券・航空券、クレジットカードとしての利用など多岐にわたっています。19.ZNAP
https://consumer.znap.com/ja_JP/index.html
スマートフォンのカメラでQRコードを読み取ることで決済ができるサービス。iOSとAndroid用に無料アプリが用意されています。支払いステップは2つ。ZNAPアプリを立ち上げてQRコードを読み取ると、支払い情報を自動で認識。続いて、暗証番号を入力すれば支払いが完了します。20.Wallets
Wallets管理画面で決済金額を入力すると自動で決済用QRコードを発行。ダウンロードしたアプリで決済用QRコードをスキャンすることで簡単に決済を完了させることができます。Walletsで生成された 決済QRコードを提示するだけの簡単操作。店頭のレジ、飲食店のテーブル会計、屋外イベント、訪問販売などで活用できます。21.Level Up
アプリを起動してクレジットカード、デビットカードの情報を登録するとQRコードが生成。そのQRコードを、専用アプリをインストールした端末で読み取れば支払いが完了します。かざした際に、店から顧客へのクーポン発行なども行うことができます。22.GMO Pallet
GMO-PGが提供する「GMO Pallet」。ユーザーは事前にアプリをダウンロードし、クレジットカード情報を登録。店舗ではチェックインと4桁の暗証番号を入力することで決済が完了する仕組みとなっています。23.PayPal beacon
https://www.paypal.com/webapps/mpp/beacon
iPhoneのiBeacon機能を利用。小売店の店舗内や、売り場の一角などでユーザーのiPhoneと通信して決済します。『近づくと受信する』という機能を利用し、特定の商品に近づいた時に、その商品の説明をiPhoneに表示することもできます。24.LINE Pay
LINE Payは、提携する店舗やWebサービス・アプリ内における支払いをLINEアプリ上から行うことができる機能。日常的に利用するLINEから様々なシーンで決済が可能になることで、ユーザーは個別の利用登録が不要で気軽にモバイル決済を利用することができます。25.Android Pay
https://www.android.com/intl/ja_jp/pay/
Android Payはandroid端末を利用したモバイル決済サービスで、5月28日に米Googleが発表しました。仕組みとしてはAppleのApple Payと同様にNFCを用いた決済です。口座から直接引き落としを行なうタイプ
26.CurrentC
購買者の銀行口座から直接代金を引き落とすことで、クレジット手数料がかからないメリットがあります。利用の際はレジでアプリを開き、このコードを提示するだけでOK。ショップがQRコードを表示し、買い手がコードスキャナーでスキャンするケースもあります。まとめ
いかがでしたでしょうか。とても動きの激しい分野であるため、例えばICカードへの対応のために、イヤホンジャック型からカードリーダー型にサービスを変更することなどもあるようです。似通ったサービスが増えてきている中で、サービスの提供企業は差別化を図る必要があると言えます。
電子マネーのように、今後どこまで普及していくか、注目したいところです。
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