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海外EC事情[第三回:中国編]

越境EC構築を行ううえで、出店先の市場状況や特徴などを知っておくことは重要です。
そこで、本ブログでは海外の大手ECサイトをまとめ、海外のEC事情を紹介してみようと思います。

第三回はいまや世界最大のEC大国となった、中国を取り上げます。

中国のEC事情

2015年の中国EC市場規模は6300億ドル(約75兆円)を突破し、2位のアメリカに1000億ドル以上の差をつけて世界1位になっています。

中国全体のネット普及率は50%。13億人超の50%、6億人以上のネットユーザーがおり、モバイルユーザー数も6億人超、モバイル端末からネット接続するユーザーはその9割と、中国に関する数字は日本を含めたアジア地域の各国とは比較にならないほどです。

そして特筆すべきは「アリババグループ」の存在です。国際企業間取引(BtoB)のAlibaba.comから始まり、現在ではBtoCのモール型EC「天猫Tmall」やCtoCのオークション型EC「淘宝網Taobao」など、様々なECプラットフォームを展開しています。この天猫と淘宝網だけで、なんと中国のEC取引の6割を占めるというのです。

決済方法では、クレジットカード決済では「銀聯カード」、そしてオンライン決済ではアリババグループの「Alipay」が大きなシェアを誇っています。さらに中国版LINE「WeChat」を活用した「WeChatPayment」も利用者が増えています。

モール型

天猫Tmall
https://www.tmall.com/

アリババグループが運営するBtoCモール型ECサイト。企業が出店しているため、品質がある程度保証されているのがメリット。越境ECとしても活用でき、日本からの出店プランもいくつかあります。


京東商城JD.com
http://www.jd.com/

アリババグループに続いてシェア2位が「JD.com」。家電販売を主力としていますが、現在では日用品や家具、アパレルなど取扱品目は多岐に渡っています。2014年に大手の「QQ網購」を統合し、シェアを拡大しました。
日本からは楽天が旗艦店を出店したことも話題になりました。


蘇寧易購suning
http://www.suning.com/

シェア3位は「蘇寧易購suning」。JDと同様に、家電量販からスタートした後、取扱品目が拡大して総合百貨店のようなサイトになっています。


オークション型

淘宝網Taobaowan
https://www.taobao.com/

アリババグループが運営するCtoCオークション型ECサイト。安価なこと、取扱点数の多さが特徴ですが、個人での登録が多いため、上記の大手モールサイトよりも取引に関する信用度が低いのが難点です。
会員モバイルアプリを提供しており、手軽にショッピングができるようになっています。


ネットスーパー型

1号店
http://www.yhd.com/1/?type=1

米小売の大手「ウォルマート」が子会社化したのが「1号店」。日用品や雑貨、食料品などを取り扱うネットスーパーです。物流機能や配送サービスが整備されており、条件がそろえば当日配送も可能です。

まとめ

中国のEC市場は、シェアも伸び率もすごいため、海外出店先として検討するに値します。ただし、自社サイトへの囲い込みが激しく、他プラットフォームからの流入が難しいという特徴もあります。
独自のECサイトを構築し、中国で運用するにはリスクが高いと考えられ、既存のモールに出店することがローリスクです。

参考資料
http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/h26report.pdf
http://dentsu-ho.com/articles/3853