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スマートフォンやアプリを用いたマーケティングで押さえるべきポイントとは

通常、小売セールスの92%以上は実店舗を通したものですが、オンラインショップ大手のAmazonの例を見ても分かるように、最近では小売販売の動向は少しずつ変化を見せています。

ここ数年は特に、この先小売業界はどのような方向に進んでいくかといった点が議論の的となっており、スマートフォンなどのデジタル機器は実店舗でのサービス向上に役立つという意見もあれば、テクノロジーはそれほど大きなインパクトを与えるまでには至らないという見方もあります。

スマートフォンユーザー対象の調査結果

Euclid Analytics社がアメリカ国内1500人のスマートフォンユーザーを対象に実施した調査では、スマートフォンを利用した買い物の行動傾向がよく分かるようになっており、この調査では、スマートフォン利用者のうち90%が少なくとも一週間に一回は実店舗で買い物をし、そのうち83%はスマートフォンを店舗内で使っているということが分かっています。
その一方で、一週間に一度はオンラインで買い物をすると答えた割合はわずか49%にとどまっています。

実店舗での買い物をする理由としては以下のような点が挙げられています。
  • 商品を購入する前にこの目で見て、実際に触って確かめたい(67%)
  • お店を見て回るのが好き(51%)
  • 購入してから商品が届くまでの待ち時間が嫌だ(50%)
一方で、実店舗での買い物をする際にマイナスな点は次のようになっています。
  • レジで順番待ちをするのが億劫(45%)
  • わざわざ店に足を運ぶのが面倒(33%)
  • オンラインショップほど商品の品ぞろえが充実していない(26%)

実店舗でのスマートフォンの使い方

そして、実店舗でスマートフォンを使うと答えた消費者83%は、スマートフォンで以下のようなことを行っています。
  1. 他店との価格の比較
  2. 一般的な利用法(電話を掛ける・テキスト・メール・アプリなど)
  3. メールで送られてくる特売情報をチェック
  4. 自分で作ったショッピングリストをチェック
  5. 後で思い出せるように商品の写真を撮る
  6. オンラインでの商品レビューをチェック
  7. 特定の業者のモバイルアプリを開く
さらに、店舗内ではどのアプリをよく使うかという問いには、Facebookが1位でその後にGoogle、Amazonが続く結果となりました。
ちなみに、GoogleとAmazonはおそらく価格の比較のために使われると推測されます。

また、スマートフォンを使って実店舗内で出来たらいいと思っているサービスは以下のようになっています。
  1. その日のセール商品やお買い得品情報の入手
  2. 会員情報へのアクセス・確認
  3. 店内商品全ての在庫量表示
  4. 店内マップの表示
  5. 購入傾向に応じた個別サービスの提供
  6. スタッフのサポートが必要な時の呼び出し機能
この他にも、クーポン券や商品情報の入手などのサービスを消費者は期待している事が分かっています。

こういった調査結果と、実店舗のマイナス面として消費者が考えている要素(例:列に並んで待つ時間が長い)を合わせることで、スマートフォンやアプリを使ってカスタマーの質を向上させるためにはどのような事に目を向ければ良いかといった青写真が見えてくるのです。

この記事はStudy: 83 percent use smartphones in stores, Facebook the most widely used appの記事を本ブログが日本向けに編集したものです。

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