Eコマースショップをイチから始めるには【第二回:サプライヤーを探す】
「Eコマースショップをイチから始めるには」、第二回は第一回で定めたターゲットに従って取引先を探します。
ただ、分野によっては対応できるサプライヤーが全くいない可能性もありますので、前回述べた第2候補も含めて柔軟に対応していきましょう。
グーグル上で検索を掛けても何ページもスクロールしていくだけで時間が掛かってしまうので、検索演算子を利用して対象を絞って効果的に検索していくといいでしょう。
具体的には、キーワード+サプライヤー、キーワード+卸し、キーワード+ドロップシッピングなどといった組み合わせで検索することになります。
キーワードのバリエーションは、第一回で見つけたニッチ市場の取り扱い分野と密接に関わっているワードを選ぶようにします。
「キーワード」、「オペレーション」、「検索結果」の各列を作り、必要情報を記録していきましょう。
その後、そのシート内に「サプライヤー」の別のタブを作り、以下の情報を記載します。
あらかじめ作成したグーグル・エクセルシートに得られた検索結果を打ち込んでいく事を忘れずに。
先ほども触れましたが、サプライヤーのサイトは小売業者と違って得てしてあまり見やすく作られていないものですから、見た目で判断しないように気を付けましょう。
また、サプライヤーの中にはドロップシッピングに対応していない訳ではないものの、ただドロップシッピングのコンセプトを理解していなかったり、あえてドロップシッピング対応業者として位置づけていないケースもあることを頭に入れておきましょう。
検索作業は時間がかかるものですから、最初の検索結果ページだけ見ておしまいにするのではなく、じっくり何ページも掘り下げてみることで貴重な情報に巡り合えることも十分あり得ます。
「会社概要」、「問い合わせ」を特にチェックし、SNSもあるようならばそれも見てみます。
ドロップシッピング対応と書いてあるかも知れませんし、具体的なビジネススタイルを公にしていない会社もありますから、じっくり比較検討してどの会社が現実的にパートナーとして可能性のある会社なのかを見極めるようにしましょう。
例えばこのような文面をお勧めします。
ここでは焦らずじっくりと、価格や品質も十分考慮して決定するようにしましょう。
当然ですがこちらからも会社名などの各種情報を送る必要がありますから、必要に応じて弁護士と相談しながら確実に把握しておきましょう。
次回のテーマは「ブランド構築について」です。
【Eコマースショップをイチから始めるには:第三回 ブランドを構築する】に続く
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連載タイトル
- 【第一回:ターゲットを定める】https://ec-orange.jp/ec-media/?p=10229
サプライヤーを探す
取り扱い分野が決定したら次は商品をドロップシップできるサプライヤーを探す段階に入ります。ただ、分野によっては対応できるサプライヤーが全くいない可能性もありますので、前回述べた第2候補も含めて柔軟に対応していきましょう。
ステップ1.検索演算子を利用
サプライヤーのサイトは特に検索にかかりやすくなるように工夫されているケースが少ないため、なかなか探し出しにくいのが特徴です。グーグル上で検索を掛けても何ページもスクロールしていくだけで時間が掛かってしまうので、検索演算子を利用して対象を絞って効果的に検索していくといいでしょう。
具体的には、キーワード+サプライヤー、キーワード+卸し、キーワード+ドロップシッピングなどといった組み合わせで検索することになります。
ステップ2.キーワードに焦点を当てる
効果的にサプライヤーを探し出すには、さまざまなバリエーションのキーワードと検索演算子を検索演算子を試してみる必要があります。キーワードのバリエーションは、第一回で見つけたニッチ市場の取り扱い分野と密接に関わっているワードを選ぶようにします。
例:
「ワークアウトウェア(workout clothes)」+サプライヤー
「ワークアウトウェア(workout clothes)」+卸
「ワークアウトウェア(workout clothes)」+ドロップシッピング
「ワークアウトウェア(workout clothes)」+代理店
「旅行用バックパック(travel backpacks)」+サプライヤー
「旅行用バックパック(travel backpacks)」+卸
「旅行用バックパック(travel backpacks)」+ドロップシッピング
「旅行用バックパック(travel backpacks)」+代理店
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ステップ3.グーグル/エクセルシートを作成
このようにして作成した組み合わせをコピーペーストして、グーグルやエクセルのスプレッドシート上に保存することで、検索結果を確実に管理することができます。「キーワード」、「オペレーション」、「検索結果」の各列を作り、必要情報を記録していきましょう。
その後、そのシート内に「サプライヤー」の別のタブを作り、以下の情報を記載します。
このように情報管理するとサプライヤー探しがスムースにいきます。
- サプライヤーのURL
- サプライヤーの会社名
- 電話番号・Eメールなどの連絡先
- 連絡済みか否かのメモ
- 申請済みか否か(サプライヤーの中には正式に申請する必要がある会社があります)
ステップ4. 検索開始
次は、これまでに得られた情報を活用してグーグル上で検索します。あらかじめ作成したグーグル・エクセルシートに得られた検索結果を打ち込んでいく事を忘れずに。
先ほども触れましたが、サプライヤーのサイトは小売業者と違って得てしてあまり見やすく作られていないものですから、見た目で判断しないように気を付けましょう。
また、サプライヤーの中にはドロップシッピングに対応していない訳ではないものの、ただドロップシッピングのコンセプトを理解していなかったり、あえてドロップシッピング対応業者として位置づけていないケースもあることを頭に入れておきましょう。
検索作業は時間がかかるものですから、最初の検索結果ページだけ見ておしまいにするのではなく、じっくり何ページも掘り下げてみることで貴重な情報に巡り合えることも十分あり得ます。
ステップ5. 検索結果の分析
いくつか可能性のありそうなサプライヤーのリストが出そろったら各サプライヤーのサイトを掘り下げて見てどのような会社か、またどのようなサービスを提供しているかを確認します。「会社概要」、「問い合わせ」を特にチェックし、SNSもあるようならばそれも見てみます。
ドロップシッピング対応と書いてあるかも知れませんし、具体的なビジネススタイルを公にしていない会社もありますから、じっくり比較検討してどの会社が現実的にパートナーとして可能性のある会社なのかを見極めるようにしましょう。
ステップ6.はたらきかけ
何社かサプライヤーを選んだら、Eメールで問い合わせをして、具体的にどのようなサービスを提供しているか確認します。例えばこのような文面をお勧めします。
ご担当者様いくつかのサプライヤーから返信を受け、サービス内容も把握できたところで、どこが一番適しているか絞り込んでいきます。
突然のメールにて失礼します。私は(会社名)のEコマース部門を担当しております(名前)と申します。
この度、御社の商品を販売させていただきたく、卸販売の問い合わせということで連絡差し上げております。
まず最初に、御社がドロップシッピングに対応しているかどうかをお伺いしたく思っております。
対応していただけるようでしたらどのような流れで業務提携締結を進めていくことになるか詳しく教えていただけますと幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたしします。
敬具
(名前と役職)
ここでは焦らずじっくりと、価格や品質も十分考慮して決定するようにしましょう。
ステップ7.サプライヤーにアカウントを開設
サプライヤーによっては先方のサイト上にそのままアカウントを開くこともできますし、まずは連絡をしてからのケースもありますが、卸し・ドロップシッピングなど状況に合わせてアカウントを開設しましょう。当然ですがこちらからも会社名などの各種情報を送る必要がありますから、必要に応じて弁護士と相談しながら確実に把握しておきましょう。
まとめ
このように、具体的なアクションを起こして取り扱い商品を集めましょう。次回のテーマは「ブランド構築について」です。
【Eコマースショップをイチから始めるには:第三回 ブランドを構築する】に続く
この記事はHow To Start a Dropshipping Business In a Weekの記事を本ブログが日本向けに編集したものです。
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