Eコマースショップをイチから始めるには【第一回:ターゲット層を定める】
皆さんの中にもEコマースショップを始めたいと思ったことがある方がいらっしゃると思いますが、実際のところ考えただけで気が遠くなりそうですよね。
最初にやることがいっぱいですし、在庫管理からマーケティングに至るまでしっかり把握していないと成功は難しいものです。
でも、何もしないで考えているよりは、始めてしまえば何とかなるというのも事実ですし、ドロップシッピングを活用すれば比較的スムースに進めることができます。
このシステムでは在庫を抱えないでも商品を売ることができるため、資金や時間を広告やカスタマーサービスなどに十分に注ぎ込むことができるのが最大の長所です。
ドロップシッピングは特に個人で事業を運営し、時間や資金に制限がある場合に効果を発揮します。
ひとつひとつの要素を見ていきながら、どのような事に気を付けながらEコマースショップの小売事業を始めるべきかを、全5回に渡って紹介していきたいと思います。
※ドロップシッピングのビジネスモデル自体を掘り下げてはいませんのでご了承ください。
まだ未開発の顧客層を掘り出すことはもちろん大切ですが、同時に現実的な観点からターゲットを絞っていく事も重要です。
自分の趣味でもいいですし、家族や友人が携わっている分野などを参考にしながら、Eコマースショップにどんな需要があるか考えていきます。
細かいビジネスの進め方は置いておいて、まずは大体のビジョンを持つところから始めましょう。
例えば、ヨガ、格闘技系、ベジタリアン、ダイエット&フィットネス、ローラー・ダービー、スポーツウェアなどは面白いと思います。
いずれにしても、自分が興味の有る分野を手掛ければ長続きしますし、自然とEコマースショップ事業の成功にもつながることが期待できます。
使い方によっては、消費者がどのようなキーワードに興味を持って検索しているかを知るには最高のツールです。
ここから得る情報を活用してどこに「金脈」が眠っているか探り出していきましょう。
例えば英語で「フィットネス(bodyweight fitness)」を検索すると、「フィットネス用具(body weight fitness equipment)」などのキーワードは比較的検索回数は少なく、むしろ「ワークアウトトレーニング(workout exercise training)」 などといったワードと絡めて検索されることが多いという事が分かります。
しかし全体的に見ると、この分野は多くの競合がいることも分かりますので、あまり魅力的とは言えません。
一方で、「パフォーマンスウェア(performance clothing)」を見てみるとperformance clothing自体の検索人気は低いものの、「スポーツウェア(sports clothing)」や「アクティブウェア(activewear)」は頻繁に検索されていることが分かり、このことからキーワードの再考が必要だということが分かります。
ただし、関連キーワードの全体的な利用頻度が低い事も分かり、Eコマースショップでは競合の少ない分野である事も見て取れます。
さらに「旅行用バックパック(travel backpacks)」に至っては、検索頻度は高いものの企業側によるサイト上でのキーワード利用数は少ないことから、意外とEコマースショップを運営するうえで穴場の分野である事が見て取ることができるのです。
簡単に言えば、Amazonで売れていない商品は個人Eコマースショップで扱ったとしても売れないと考えて良いでしょう。
例えば、「ワークアウトウェア(workout clothes)」というワードを「全て」のカテゴリで検索すると、結果は女性用のウェアが大半を占めることから、この分野においては女性ものに需要が集中している事が分かります。
ちなみに「旅行用バックパック(travel backpacks)」ですと、グーグル・キーワードプランナー上で表示された「ハイキング用バックパック(hiking backpack)」や「防水バックパック(waterproof backpack)」の商品が表示され、Amazonでの検索状況と一貫性が見て取れます。
つまりAmazonでの検索結果から得られる情報を元に、さらに深く掘り下げたEコマースショップでの取り扱い商品・顧客ターゲットの設定が可能となるのです。
Reddit
Reddit 上では共通の興味や趣味を持つユーザーが集まりますから、市場観察という意味では非常に有効です。
ユーザーはsubredditsと呼ばれる特定のカテゴリに登録しているので、ここを検索してターゲット消費者が具体的に各分野でどのような商品について興味を持っているかを見て取ることができます。
基本的にはsubredditsに載っていない分野はあまり需要が無いのが常ですが、全く新しい分野を開拓している場合はここを通してアピールすることも有効です。
Facebook
Facebookも同様に取り扱い分野の競合度合いや業界リーダーを把握するのに最適です。
取り扱い分野についてよく理解できていない場合は特に、既存の企業がどのようにして消費者にはたらきかけているかを見て取り、提供する商品の質や価格も含めてどのようにアプローチしていくのが効果的かを分析する助けとなります。
またどのブランドがどれだけのフォロワーを抱えているかも見ることで、業界内での位置関係を知る手掛かりとなります。
消費者に人気のある特定のユーザーがどれだけのフォロワーを集めているかを見るだけでも、その分野の持つ可能性をうかがい知る助けとなります。
データを活用しながらも個人的に興味関心のある分野を選ぶようにしましょう。
これまで特に「ワークアウトウェア(workout clothes)」や「旅行用バックパック(travel backpacks)」に大きな可能性があるという例を見てきましたので、引き続き「ワークアウトウェア(workout clothes)」「旅行用バックパック(travel backpacks)」に絞って話を続けていきましょう。
ちなみに、いくつか候補を持っておけば、万が一最初の分野で上手くいかなくても次のオプションとしてトライできるので便利です。
>>【Eコマースショップをイチから始めるには:第二回 サプライヤーを探す】に続く
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最初にやることがいっぱいですし、在庫管理からマーケティングに至るまでしっかり把握していないと成功は難しいものです。
でも、何もしないで考えているよりは、始めてしまえば何とかなるというのも事実ですし、ドロップシッピングを活用すれば比較的スムースに進めることができます。
このシステムでは在庫を抱えないでも商品を売ることができるため、資金や時間を広告やカスタマーサービスなどに十分に注ぎ込むことができるのが最大の長所です。
ドロップシッピングは特に個人で事業を運営し、時間や資金に制限がある場合に効果を発揮します。
ひとつひとつの要素を見ていきながら、どのような事に気を付けながらEコマースショップの小売事業を始めるべきかを、全5回に渡って紹介していきたいと思います。
※ドロップシッピングのビジネスモデル自体を掘り下げてはいませんのでご了承ください。
ターゲット層を定める
恐らく最初は誰でも「よし、やるぞ!」とドキドキ心躍らせているでしょうが、事前に顧客ターゲット層をしっかりと把握しておかなければ、せっかくEコマースショップビジネスを始めても時間と労力を無駄に消費することになりかねません。まだ未開発の顧客層を掘り出すことはもちろん大切ですが、同時に現実的な観点からターゲットを絞っていく事も重要です。
ステップ1.アイデアを絞り出す
当たり前ですが、Amazonなどの大手を相手にするようなマーケットに手を出しても負けは目に見えていますから、「隠れマーケット」を発掘するように意識し、お客様の求めるサービスを柔軟に実践できるようにしていきましょう。自分の趣味でもいいですし、家族や友人が携わっている分野などを参考にしながら、Eコマースショップにどんな需要があるか考えていきます。
細かいビジネスの進め方は置いておいて、まずは大体のビジョンを持つところから始めましょう。
例えば、ヨガ、格闘技系、ベジタリアン、ダイエット&フィットネス、ローラー・ダービー、スポーツウェアなどは面白いと思います。
いずれにしても、自分が興味の有る分野を手掛ければ長続きしますし、自然とEコマースショップ事業の成功にもつながることが期待できます。
ステップ2.グーグルのキーワードプランナーを活用する
グーグルのキーワードプランナーは毎月どのキーワードがどれだけ検索されているかを教えてくれ、基本的にはSEO対策などに使われます。使い方によっては、消費者がどのようなキーワードに興味を持って検索しているかを知るには最高のツールです。
ここから得る情報を活用してどこに「金脈」が眠っているか探り出していきましょう。
例えば英語で「フィットネス(bodyweight fitness)」を検索すると、「フィットネス用具(body weight fitness equipment)」などのキーワードは比較的検索回数は少なく、むしろ「ワークアウトトレーニング(workout exercise training)」 などといったワードと絡めて検索されることが多いという事が分かります。
しかし全体的に見ると、この分野は多くの競合がいることも分かりますので、あまり魅力的とは言えません。
一方で、「パフォーマンスウェア(performance clothing)」を見てみるとperformance clothing自体の検索人気は低いものの、「スポーツウェア(sports clothing)」や「アクティブウェア(activewear)」は頻繁に検索されていることが分かり、このことからキーワードの再考が必要だということが分かります。
ただし、関連キーワードの全体的な利用頻度が低い事も分かり、Eコマースショップでは競合の少ない分野である事も見て取れます。
さらに「旅行用バックパック(travel backpacks)」に至っては、検索頻度は高いものの企業側によるサイト上でのキーワード利用数は少ないことから、意外とEコマースショップを運営するうえで穴場の分野である事が見て取ることができるのです。
ステップ3.Amazonでの調査を実施
グーグル・キーワードプランナー同様、Amazonも消費者がどのような商品に興味を持っているかを知る上では有効なツールです。簡単に言えば、Amazonで売れていない商品は個人Eコマースショップで扱ったとしても売れないと考えて良いでしょう。
例えば、「ワークアウトウェア(workout clothes)」というワードを「全て」のカテゴリで検索すると、結果は女性用のウェアが大半を占めることから、この分野においては女性ものに需要が集中している事が分かります。
ちなみに「旅行用バックパック(travel backpacks)」ですと、グーグル・キーワードプランナー上で表示された「ハイキング用バックパック(hiking backpack)」や「防水バックパック(waterproof backpack)」の商品が表示され、Amazonでの検索状況と一貫性が見て取れます。
つまりAmazonでの検索結果から得られる情報を元に、さらに深く掘り下げたEコマースショップでの取り扱い商品・顧客ターゲットの設定が可能となるのです。
ステップ4.SNSの活用
SNSを分析して、ターゲットとなる消費者の興味関心の傾向を探り出すのも重要ですから、ここではReddit、Facebook、YouTubeに絞って見ていきましょう。ユーザーはsubredditsと呼ばれる特定のカテゴリに登録しているので、ここを検索してターゲット消費者が具体的に各分野でどのような商品について興味を持っているかを見て取ることができます。
基本的にはsubredditsに載っていない分野はあまり需要が無いのが常ですが、全く新しい分野を開拓している場合はここを通してアピールすることも有効です。
取り扱い分野についてよく理解できていない場合は特に、既存の企業がどのようにして消費者にはたらきかけているかを見て取り、提供する商品の質や価格も含めてどのようにアプローチしていくのが効果的かを分析する助けとなります。
またどのブランドがどれだけのフォロワーを抱えているかも見ることで、業界内での位置関係を知る手掛かりとなります。
YouTube
YouTubeでは特に使い方などを説明しているビデオを投稿しているユーザーを見ることで、ターゲット顧客層を把握することができます。消費者に人気のある特定のユーザーがどれだけのフォロワーを集めているかを見るだけでも、その分野の持つ可能性をうかがい知る助けとなります。
ステップ5.特定の分野を絞り込む
ここまで来たら、Eコマースショップで具体的にどのような商品を取り扱うかを決める重要な段階に入ります。データを活用しながらも個人的に興味関心のある分野を選ぶようにしましょう。
これまで特に「ワークアウトウェア(workout clothes)」や「旅行用バックパック(travel backpacks)」に大きな可能性があるという例を見てきましたので、引き続き「ワークアウトウェア(workout clothes)」「旅行用バックパック(travel backpacks)」に絞って話を続けていきましょう。
ちなみに、いくつか候補を持っておけば、万が一最初の分野で上手くいかなくても次のオプションとしてトライできるので便利です。
>>【Eコマースショップをイチから始めるには:第二回 サプライヤーを探す】に続く
この記事はHow To Start a Dropshipping Business In a Weekの記事を本ブログが日本向けに編集したものです。
ネットショップ開業の手続きなど、大まかな概要は以下の記事で紹介しています。気になる方はぜひご一読ください。PR:ネット×リアル(O2O、オムニチャネル)を実現できるECサイト構築パッケージ、Orange EC
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