Eコマースショップをイチから始めるには【第四回:ショップの作成と商品決定】
「Eコマースショップをイチから始めるには」、第四回はいよいよショップを作成し、販売商品を決定します。
常にアップデートをしながら必要なものを加えたり、必要ないものを取り除いたりして、できる範囲で最善を尽くすよう心掛けましょう。
従って、ここではShopifyでショップをオープンさせる場合を想定して話を進めていきます。
ちなみに最初の14日間は無料トライアルが提供され、Eコマース・スタートアップセットでは毎月の利用料が永久的に20%オフになるなどの特典も多数用意されています。
(編集部注:Shopifyに日本語版はまだないため、日本で開発されたECカートシステムやECモールシステムなどを利用してもよいでしょう)
Shopifyには有料・無料のたくさんのテーマが用意されているので、自分のブランドにあったものを選びましょう。
例えば、サイトレイアウトをメインに展開していく場合は画像を効果的に表示するテーマを選び、文字によるインパクトを前面に押し出したいときはそれにあったテーマを選ぶようにするのがコツです。
Out of the Sandboxは非常に美しいShopifyのテーマを提供サポートしていますので同社のサイトをのぞいてみるのも良いでしょう。
ブランドイメージに合わせてこういった様々な要素を組み合わせてショップの輪郭をセットアップしていきますが、少なくとも以下のポイントは押さえるようにしましょう。
まずできるところまでやって、あまりストレスを感じずにその都度改善していけば良いのです。
まずは取扱商品を決定し、関連ページを作成します。
販売商品決定をここまで先延ばしにしたのには理由があり、サプライヤーの多くはすぐにはアカウント開設をしてくれないことや、最終的にアカウント開設が完了するまでは取扱商品の種類も明確には分からないといった要素が絡んできます。
取り扱い可能商品がはっきりすれば、それに合わせたブランドイメージ浸透戦略も立てられるという訳です。
基本的には、販売する商品の量が多ければ多いほど他社との差別化を図るのは難しくなりますので、あくまでも特定のターゲットに合った品ぞろえを心掛け、付属的な商品は取り扱わずにメイン商品に絞ることが大切です。
そうすることでブランドコンセプトの信用度も上がります。
例えば、驚く効果があるコスメが10種類あると言われるよりも、1種類に絞って説明を受けた方が消費者にとっては信頼度が違ってきます。
選択肢があり過ぎるとかえって消費者が決定できなくなって購入に二の足を踏むことになってしまうのです。
販売商品を決めるにあたっては以下のような点に注意します。
• 推奨小売価格を参考にすることで、同じ商品を販売する他のショップと同じ価格で提供する。
• 可能な限り低価格で販売する(あくまでも最低販売価格のガイドラインを守る)。
• 販売マージンを常に考慮した価格設定を心掛け、利益高の一部は広告費などの投資に回す。
• 同じ商品を取り扱う他社の販売価格を参考にする。ただし、単に「他よりも安ければ売れる」という事もない点を頭に入れる。
ほとんどのショップは、比較的魅力のある価格で販売しつつ利益も見込める推奨小売価格に従って価格を設定するのが一般的です。
しかし、他社が最低販売価格で提供するとなると大きなライバルとなります。そこでブランド力が試されるのです。
価格で勝負できないとなると、会社のビジョンやストーリーなどの要素で消費者に訴えかける必要があるという訳です。
具体的には以下のような点に留意してデザインしましょう。
初期投資はかさむかも知れませんが、長い目で考えた上でシンプルかつ見やすい、必要十分な情報の入ったページを作成しましょう。
創造性豊かなキャッチコピーを作り出すことができれば、それだけで十分消費者に商品アピールをすることにつながるのです。
• 「会社概要」:先に述べた通り、ユーザーが最もよく訪れるページですので、ブランドのコンセプトやビジョンなどの説明を詳しく表示して消費者にアピールをします。
• 「よくある質問」:同じような質問に回答する手間を省き、より重要な問い合わせに時間を費やすためにも重要です。
• 「問い合わせ」:はっきりとどのような形で連絡が取れるかを記載し、返信も24時間以内に行うようにします。
• 「プライバシーポリシー」:法律で記載が義務付けられており、必須。専門家に頼むことが難しいようであれば、オンラインシステムで作成も可。
• 「返金・返品」:返金や返品はどのように行われるのかを消費者にしっかりと示すことは重要です。所要時間や返品住所を記載します。
• 「配送」:こちらもはっきりとどのような手段で商品を発送するのか消費者に知らせます。例え最速のサービスでなくてもおよその所要日数や配送費のガイドラインなどの情報は必須です。
サイト上にこれらの情報を載せることで、よりオフィシャルで信頼度の高い仕上がりとなり、問い合わせにしっかりと答えることで販売に結び付く可能性が大きく上がることも覚えておきましょう。
次回はショップを運営していく上でのポイントをお伝えします。
【Eコマースショップをイチから始めるには:第五回 ショップを運営する】に続く
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連載タイトル
- 【第一回:ターゲットを定める】https://ec-orange.jp/ec-media/?p=10229
- 【第二回:サプライヤーを探す】https://ec-orange.jp/ec-media/?p=10288
- 【第三回:ブランドを構築する】https://ec-orange.jp/ec-media/?p=10407
ショップの作成
ショップを作成していくうえで一番のポイントは、完璧なショップなど存在しないのですからあまり理想を追い求め過ぎないことです。常にアップデートをしながら必要なものを加えたり、必要ないものを取り除いたりして、できる範囲で最善を尽くすよう心掛けましょう。
ステップ1.Shopify 上でショップをオープン
Shopify(※)は感覚的かつ簡単に使用できて安く、おススメのEコマースプラットフォームです。従って、ここではShopifyでショップをオープンさせる場合を想定して話を進めていきます。
ちなみに最初の14日間は無料トライアルが提供され、Eコマース・スタートアップセットでは毎月の利用料が永久的に20%オフになるなどの特典も多数用意されています。
(編集部注:Shopifyに日本語版はまだないため、日本で開発されたECカートシステムやECモールシステムなどを利用してもよいでしょう)
ステップ2.テーマを選びインストール
テーマというのは基本的なショップの見た目のイメージです。Shopifyには有料・無料のたくさんのテーマが用意されているので、自分のブランドにあったものを選びましょう。
例えば、サイトレイアウトをメインに展開していく場合は画像を効果的に表示するテーマを選び、文字によるインパクトを前面に押し出したいときはそれにあったテーマを選ぶようにするのがコツです。
Out of the Sandboxは非常に美しいShopifyのテーマを提供サポートしていますので同社のサイトをのぞいてみるのも良いでしょう。
ステップ3.セットアップ
テーマをShopifyショップにインストールした後は画像や色、フォントに文字サイズなどが自由に編集ができます。ブランドイメージに合わせてこういった様々な要素を組み合わせてショップの輪郭をセットアップしていきますが、少なくとも以下のポイントは押さえるようにしましょう。
- 文字体裁を決める
- 使用する色を決める
- ロゴの挿入箇所を決める
- メニューバーを設定する
- ホーム、商品、コレクションのページのレイアウトをセットアップする
まずできるところまでやって、あまりストレスを感じずにその都度改善していけば良いのです。
販売商品の決定
さて、ショップの枠組みが完成したら次は販売商品の決定です。まずは取扱商品を決定し、関連ページを作成します。
販売商品決定をここまで先延ばしにしたのには理由があり、サプライヤーの多くはすぐにはアカウント開設をしてくれないことや、最終的にアカウント開設が完了するまでは取扱商品の種類も明確には分からないといった要素が絡んできます。
取り扱い可能商品がはっきりすれば、それに合わせたブランドイメージ浸透戦略も立てられるという訳です。
ステップ1.どの商品を取り扱いたいかを決める
まず何よりも、取り扱える商品全てを実際に販売しようとしないことが大切です。基本的には、販売する商品の量が多ければ多いほど他社との差別化を図るのは難しくなりますので、あくまでも特定のターゲットに合った品ぞろえを心掛け、付属的な商品は取り扱わずにメイン商品に絞ることが大切です。
そうすることでブランドコンセプトの信用度も上がります。
例えば、驚く効果があるコスメが10種類あると言われるよりも、1種類に絞って説明を受けた方が消費者にとっては信頼度が違ってきます。
選択肢があり過ぎるとかえって消費者が決定できなくなって購入に二の足を踏むことになってしまうのです。
販売商品を決めるにあたっては以下のような点に注意します。
- 消費者の必要を満たすような商品を取り扱う。
- 長期的な視野から品質は高いものを選ぶ。
- 初期広告費用の出費も考慮して、30%ほどの利益が見込める商品を選ぶ。
- 高価で大きなサイズの商品は発送時の対応に問題が出る可能性が高いため、オンラインで販売するのにふさわしい商品を見定める。
ステップ2.価格の設定
価格を設定する際には以下の点を考慮します。• 推奨小売価格を参考にすることで、同じ商品を販売する他のショップと同じ価格で提供する。
• 可能な限り低価格で販売する(あくまでも最低販売価格のガイドラインを守る)。
• 販売マージンを常に考慮した価格設定を心掛け、利益高の一部は広告費などの投資に回す。
• 同じ商品を取り扱う他社の販売価格を参考にする。ただし、単に「他よりも安ければ売れる」という事もない点を頭に入れる。
ほとんどのショップは、比較的魅力のある価格で販売しつつ利益も見込める推奨小売価格に従って価格を設定するのが一般的です。
しかし、他社が最低販売価格で提供するとなると大きなライバルとなります。そこでブランド力が試されるのです。
価格で勝負できないとなると、会社のビジョンやストーリーなどの要素で消費者に訴えかける必要があるという訳です。
ステップ3.商品ページを作成
商品ページの役割は消費者に商品の魅力を伝えることですから、セールスアップのためにはこのページを充実させることが不可欠です。具体的には以下のような点に留意してデザインしましょう。
- キャッチ―な商品コピー
- 高画質の商品写真
- ビデオクリップでの商品紹介
- 「なぜこの商品を買うべきか」を明確に表示
- 返品や配送に関する情報をはっきりと提示
初期投資はかさむかも知れませんが、長い目で考えた上でシンプルかつ見やすい、必要十分な情報の入ったページを作成しましょう。
ステップ4.商品情報をアレンジする
サプライヤーの多くはあらかじめ商品のキャッチコピーを用意しているものですが、他のショップも簡単に使えるそのキャッチコピーは使わずに、オリジナルのものを作成するようにします。創造性豊かなキャッチコピーを作り出すことができれば、それだけで十分消費者に商品アピールをすることにつながるのです。
ステップ5.他のページを作成
商品ページの後は以下のページを作成することも忘れない様にします。作成優先順位は低めですが、その重要度は決して低くはありません。• 「会社概要」:先に述べた通り、ユーザーが最もよく訪れるページですので、ブランドのコンセプトやビジョンなどの説明を詳しく表示して消費者にアピールをします。
• 「よくある質問」:同じような質問に回答する手間を省き、より重要な問い合わせに時間を費やすためにも重要です。
• 「問い合わせ」:はっきりとどのような形で連絡が取れるかを記載し、返信も24時間以内に行うようにします。
• 「プライバシーポリシー」:法律で記載が義務付けられており、必須。専門家に頼むことが難しいようであれば、オンラインシステムで作成も可。
• 「返金・返品」:返金や返品はどのように行われるのかを消費者にしっかりと示すことは重要です。所要時間や返品住所を記載します。
• 「配送」:こちらもはっきりとどのような手段で商品を発送するのか消費者に知らせます。例え最速のサービスでなくてもおよその所要日数や配送費のガイドラインなどの情報は必須です。
サイト上にこれらの情報を載せることで、よりオフィシャルで信頼度の高い仕上がりとなり、問い合わせにしっかりと答えることで販売に結び付く可能性が大きく上がることも覚えておきましょう。
まとめ
このように、一つずつ要素を見ていくことで、より具体的に「やること」が明確になったのではないでしょうか。次回はショップを運営していく上でのポイントをお伝えします。
【Eコマースショップをイチから始めるには:第五回 ショップを運営する】に続く
この記事はHow To Start a Dropshipping Business In a Weekの記事を本ブログが日本向けに編集したものです。
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