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アマゾンが発表した食料品購入用携帯スキャンデバイスとは

私たちが普段食料品の買い物をする際に、わざわざ買い物リストを作ってそれを見ながら店内を隅から隅まで歩きまわると

いう流れは大変煩わしいものですが、この度Amazon.comから発表された新しいデバイスはこういったこれまでの買い物のスタイルを大きく変えるものとなります。

ロイター共同の発表によると、一般に「Amazon Dash」と呼ばれるこのデバイスは黒と白の筒状をしており、AmazonFreshを採用して食料品宅配サービスを展開するオンライン販売業者のシステムと連携して機能することになります。

デバイス自体にはマイク、スピーカー、そしてバーコードリーダーが装備されており、利用客自身のAmazonFreshのアカウントと連動させた上で、購入したい商品のバーコードをスキャンするかデバイスに内蔵されたスピーカーに購入したい商品の名前をしゃべりかけることで、買い物リストに登録することができるという仕組みです。

最新テクノロジー情報を分析・提供する「Re/code」社のジェイソン・デルレイ氏との直近のインタビューの中で、Amazon.comモバイルショッピング責任者であるポール・クジノー氏はEコマースの大手である同社がこのデバイスを利用した壮大な計画として「携帯電話を触る必要もなく、これが欲しいと思った瞬間から実際に購入するまでの時間をおよそ30秒、最短で10秒というスピードで実現することを目指している」と述べています。

しかしながら、PC マガジンのデービット・マーフィー氏も触れているように当面はAmazon Dashの利用対象者の範囲はごく限られたものとなっています。トライアル期間に限りデバイス自体は無料で貸し出されますが、それも選ばれた一部の消費者のみが対象です。また、現在のところAmazonFreshのサービスを利用できる地域は南カリフォルニア、サンフランシスコ、そしてシアトルのみとなっていますが、年末までには合計20都市でサービスの開始が計画されています。

マーフィー氏はこの現状を「少し残念だ」とした上で、一般消費者は多少の利用料を払ってでもより多くの買い物リスト関連アプリと連動できるデバイスの登場を望んでいると語ります。確かに、例えばスキャンしたアイテム情報をAmazonが仲介役として機能しながら一度全ての業者が共有できるサイトに送信したうえで、AmazonFreshで購入するか他のサービスを利用して購入するかを決定できるようなシステムは魅力的です。

こういった可能性を踏まえた上で、前出のデルレイ氏は今回のAmazon Dashの発表を通してAmazonは食料品業界への進出を本格的に開始したと見ることができるとし、一連の開発に予算・人員を大幅につぎ込むことで将来的にはAmazonの検索バーや関連アプリよりも優れた機能をもった買い物ツールとしての役割を果たすことが期待されています。

この記事はAmazon.com Launches Handheld Scanning Device For Grocery Service
を海外小売最前線が日本向けに編集したものです。

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