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驚愕の事実!モバイルショッピング市場は今や1兆ドル規模にまで拡大 ~成長を続けるMコマースと販売戦略整備の重要性~

世界中でEコマースを通して買い物をする消費者は現在10億人ほどにのぼり、消費総額は2013年末時点で1兆ドルにも達しています。しかし中にはスマートフォンで買い物をする消費者もいれば、タブレット、もしくはPCを使うケースもあり、買い物に使用するデバイスの種類はまちまちです。

ではどのようにすれば利用デバイスを問わず一定したカスタマーサービスを提供することができるのでしょうか?

そのカギを握るのが「自社サイトのモバイル機器対応化」です。特に以下のデータを参照するとその必要性がお分かりいただけると思います。

devices

インターネットユーザー関連

  1. 現在25億人がインターネットを利用
  2. 2015年末には37億人まで増加が予想
  3. 現在10億人がオンラインショッピングを利用
  4. 2013年の時点でオンラインショッピング消費総額は1兆ドル
  5. 2015年には2兆円まで増加が予想

スマートフォンユーザー関連

  1. イギリスでは人口の58%がスマートフォンを利用
  2. スマートフォンユーザーの40%がオンラインショッピングを利用
  3. 50%が購入を検討している商品をオンラインで検索

タブレットユーザー関連

  1. タブレットユーザーのうち56%がオンラインで商品購入
  2. 66%が購入を検討している商品をオンラインで検索
  3. タブレットは2012年に最も人気のあったクリスマスプレゼントという統計結果
  4. タブレットユーザーのうち71%がクリスマスプレゼントをタブレットを使って購入

オンライン小売販売のリサーチを手掛けるeDigitalによると、2012年のオンライン小売販売のうち23.1%がモバイル機器を通して行われたということです。

また、イギリスの大手百貨店チェーンJohn Lewisはモバイル機器を通したサイト訪問者数は年間で70%の上昇率を見せており、スマートフォンによる商品購入のケースは2012年時に比べてほぼ2倍になっていると報告しています。

さらにeBayで行われる商品売買のうち3分の1はモバイル機器を通してのもので、2013年までには金額にして200億ドル相当が取引されることになると予想されています。

注意点

スクリーン表示、ユーザーインターフェースなどをラップトップパソコンからスマートフォン、タブレットに至るまで幅広いデバイス全てに対応させることが必要不可欠となります。
具体的には、それぞれのモバイル機器に対応したアプリを作成し、メインサイトを訪問すると自動的に使用機器にとって最適なシステムに切り替わるといったスタイルが理想的です。

しかしながら、実際のところは調査対象となったオンライン小売業者50社のうち22%はモバイル機器対応版のサイトやスマートフォン向けのアプリをまだ開発していないということが分かっています。
さらにタブレット機器を通したサイト訪問者の数はスマートフォンを通したそれとほぼ同数であるにも関わらず、タブレット対応サイトを開発している小売企業はイギリス国内で10%に留まっています。

一般的に、消費者は訪問したサイトが使いにくいと感じた場合は40%がすぐに競合他社のサイトに移動すると答えている点を考慮すると、ここにきてMコマース対応サイトの開発・整備がEコマース小売企業にとってどれほど重要となっているかは誰の目にも明らかでしょう。


対策法

Eコマースビジネスとしては、単にモバイル機器用アプリをメインサイトに後付けするのではなく、他の販売チャネルと合わせて一体化したシステムにすることで大きな効果を発揮することができます。また、Mコマースの発達に伴い実店舗での消費者の行動傾向も変化を見せており、これを機に実店舗における販促戦略を今一度見直してみることで、売り上げアップへの効果が期待できます。


この記事はMobile Shoppers Now Spend $1 Trillion Onlineを海外小売最前線が日本向けに編集したものです。