メルカリNOWとCASHの違いは?即時現金化サービスの仕組みを解説
「メルカリNOWってCASHと具体的に何が違うの…?そもそもどんなサービスなの?」
と思っている方。
メルカリNOWやCASHは「即時現金化サービス」と呼ばれています。今までのフリマアプリにあった売れるまでの待ち時間がなく、お客さまは商品を出した瞬間にお金にすることが可能です。
とはいえ、メルカリNOWとCASHの違いはよくわからないですよね。
そこで、この記事では
- メルカリNOWとCASHの違いまとめ
- 「即時現金化サービス」とは
- メルカリNOWとCASHの特徴
の順に即時現金化サービスの仕組み・サービスごとの違いを解説していきます。
ポイントを絞れば、メルカリNOWとCASHの違いはシンプルです。
まずはこの記事でざっくりと概要を押さえましょう!
メルカリNOWとCASHの違いまとめ
まずはじめに、ざっくりとメルカリNOWとCASHの違いをまとめます。
メルカリNOW
- スマホで写真を撮ると、メルカリ上のデータから値段を決定
- 対象の商品はファッションアイテムのみ
- 査定金額は0-20,000円、合計は1000万円/日
- 売上金はメルカリ上でも使える
- 対応OSは「iOS、Android」
CASH
- スマホで写真を撮るだけで現金を受け取れる
- 対象の商品はファッションアイテムとガジェット
- 最低の査定金額は1,000-20,000円、合計は1,000万円/日
- 商品の販売は他の業者(オークファン)からされる
- 対応OSは「iOS」
サービスの概要はどちらも変わりませんが、
- 換金できるアイテムの種類
- メルカリNOWは売上金をそのままメルカリ上で使える
- メルカリNOWは「iOS、Android対応」、CASHは「iOS対応」
などの点で違います。
メルカリNOWとCASHを比較しましたが、ここまでの話で
「そもそもすぐに現金化できるサービスってどんな仕組みなの?」
と思ったかたへ、以下ではメルカリNOWやCASHの仕組みを詳しくご説明しますね。
そもそも即時現金化サービスとは?
メルカリNOWやCASHのような、商品の写真を撮ってすぐに現金化できるサービスは「質屋アプリ」「即時現金化サービス」などと呼ばれています。
メルカリをはじめとした、商品の写真を貼るだけで販売できるフリマアプリは、売りたい人がお金を手にするまでに時間がかかりました。
そこで登場したのがメルカリNOWやCASHなどの質屋アプリです。これらのアプリは
- 商品の写真を撮ってアプリにアップロード
- その場で査定額が出て、お金として使える
- 2週間以内に集荷してもらう(荷物を送らない場合、手数料を含んだお金を返す)
という3ステップで使うことができます。
メルカリなどのフリマアプリであれば、出品→商品が売れる→売上金が入金されるまでに時間がかかりますよね。
これがメルカリNOWやCASHを使うことにより、商品を出品してからすぐにお金が手に入るのです。
では次は、メルカリNOWとCASHの詳しい特徴を見ていきましょう!
メルカリNOWの特徴
まずはメルカリNOWの特徴からお伝えします。あらためて紹介すると、
- スマホで写真を撮ると、メルカリ上のデータから値段を決定
- 対象の商品はファッションアイテムのみ
- 査定金額は0-20,000円、合計は1,000万円/日
- 売上金はメルカリ上でも使える
- 対応OSは「iOS、Android」
の5つでしたね。以下で詳しく見ていきましょう!
1. スマホで写真を撮ると、メルカリ上のデータから値段を決定、メルカリ上に入金される。
メルカリNOWに出品した商品の値段は、過去でメルカリに出品されたものの値段から決定。そしてすぐに、メルカリでの「売上金」というところに入金されます。
その後は、
・メルカリ上で「売上金」を使って買い物。
・銀行振り込みで現金として受け取り。
等の形で自由に利用可能です。
ふだんメルカリで買いものしている方にとっては、自分の持ち物を正しい値段で、しかも交渉なしでお金にできてメリットが大きいですよね。ただし、銀行振り込みの際は1万円以上まとめて引き出しにしないと、振込手数料がかかるので、お気を付けください。
2. 対象の商品はファッションアイテムのみ
メルカリNOWの対象となる商品はファッションアイテムのみです。
後述しますが、CASHは「ファッションアイテム&ガジェット」なので、現状の品目ではメルカリNOWは、CASHより少ないと言えます。
3. 査定金額は0-20,000円、合計は1,000万円/日
メルカリNOWで出品した商品は、上限20,000円までで査定されます。どんなに高い商品であっても20,000円までしかもらうことができません。
また、メルカリNOW全体の換金額は1日で1,000万円です。1日の換金額が1,000万円を超えると、次の日まで出品はできなくなります。
4. 売上金はメルカリ上でも使える
お客さまが出品して得た売上金はメルカリ上でも使えるのが、メルカリNOWの大きな特徴です。
メルカリNOWで出品した商品の売上金をそのままメルカリ内で使ってもらえるのは、サービスの大きな強みですね。
5. 対応OSは「iOS、Android」
メルカリNOWが対応しているOSはiOSとAndroidの両方です。CASHはiOSのみなので、AndroidユーザーはメルカリNOWしか使えません。
次はCASHの特徴を見ていきましょう!
CASHの特徴
CASHは即時現金化サービスの先駆けで、DMM.comが70億で買収したことでも話題になりました。
その特徴は
- スマホで写真を撮るだけで現金を受け取れる
- 対象の商品はファッションアイテムとガジェット
- 最低の査定金額は1,000-20,000円、合計は1,000万円/日
- 商品の販売は他の業者(オークファン)からされる
- 対応OSは「iOS」
の5つです。それぞれ詳しくお伝えします。
1. スマホで写真を撮るだけで現金を受け取れる
CASHは「今もっている商品をスマホで撮影するだけ」というコンセプトで、一時サービスが停止するほど話題になりました。
シンプルですが、今までにないサービスですね。
2. 対象の商品はファッションアイテムとガジェット
CASHはブランド品などのファッションアイテムと、スマホなどのガジェットをお金にすることができます。
先発サービスということもあり、メルカリNOWよりも換金できる商品数が多いのが特徴です。
3. 最低の査定金額は1,000-20,000円、合計は1,000万円/日
メルカリNOWが0円から査定するのに対して、CASHは1,000円から査定します。
上限はメルカリNOWと同じく20,000円で、1日の合計額もメルカリNOWと同じの1,000万円です。
4. 商品の販売は他の業者(オークファン)から行われる
CASHでの商品は、専門の業者「オークファン」が査定します。ゆえに商品の値段を正確に知ることが可能です。
5. 対応OSは「iOS」
CASHの対応OSはiOSのみです。
Androidも随時対応する予定のようですが、現状この点はメルカリNOWよりも劣っています。
まとめ:CtoC ECよりも便利なメルカリNOWやCASH
まとめると、メルカリNOWやCASHのような即時現金化サービスは、フリマアプリのようなCtoC ECよりもスピーディに持ち物をお金にできます。
今までのフリマアプリにあった
- ユーザー同士の質問
- ユーザー同士の交渉
が面倒で使っていなかったユーザーも、使いたくなるようなサービスが誕生したのです。
メルカリNOWとCASH、それぞれの特徴をおさらいすると、
【メルカリNOW】
- スマホで写真を撮ると、メルカリ上のデータから値段を決定
- 対象の商品はファッションアイテムのみ
- 査定金額は0-20,000円、合計は1000万円/日
- 売上金はメルカリ上でも使える
- 対応OSは「iOS、Android」
【CASH】
- スマホで写真を撮るだけで現金を受け取れる
- 対象の商品はファッションアイテムとガジェット
- 最低の査定金額は1,000-20,000円、合計は1,000万円/日
- 商品の販売は他の業者(オークファン)からされる
- 対応OSは「iOS」
でした。
メルカリNOWやCASHは、これまでのメルカリやフリル、クリーマなどのフリマアプリに不満を持っていた、もしくは使っていなかった層にアプローチすることができます。
この記事が、メルカリNOWとCASHの違いを知りたいかたの参考になれば幸いです。
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この記事を書いた人
佐々木 ゴウ
大手Sierや、ECコンサルティング会社での経験を活かし、ファッションや食品などの各種商品ジャンルから、バックオフィス、ITインフラ系まで幅広く執筆が可能。webライティングの講師や、メディアコンサルティング、採用系メディアの編集長なども請け負っている。趣味は盆栽。