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W11(中国ECシングルデー)とは?概要や年ごとの様子を紹介します

「中国ではシングルデーに合わせてセールがあるらしいけど、実際の規模はどれくらいなんだろう…」

と思っている方。

中国では11月11日(シングルデー、独身の日)に合わせて、アリババをはじめとしたECサイト上で大規模なセールが行われます。

売上高は年々のびており、日本から参入している企業も増えてきました。とはいえ、実情はわかりにくいですよね。

そこでこの記事では

  • そもそもW11とは
  • W11が中国最大のECイベントになった理由
  • 過去3年における、W11の様子

の順に、W11(中国ECシングルデー)について紹介します。

年を追うごとに売上が伸びているイベントなので、早めに情報をキャッチしておけばチャンスは大きいです。

まずはこの記事で、W11の概要をざっくり知っていきましょう!

そもそもW11とは

そもそもW11は「ダブルイレブン」と呼ばれ、毎年11月11日に行われるイベントを意味します。

もともとは中国の「独身の日」という記念日で、中国語では「双十一」と呼ばれていました。独身を表す数字の1が4つ並んでいることから、独身の人に向けた記念日として始まったそうです。

そこに目をつけたのが中国の大手ECサイト「アリババ(阿里巴巴)」でした。独身者の人が買いものを楽しめるようにと、セールを開始したのです。

2009年に始まったW11セールは1日限りですが、2017年にはTmallにおいて約2.8兆円もの売上高になりました。ちなみに、楽天の年間取引が2016年でおよそ4兆円だったので、その半分以上の金額を1日で売り上げてしまったと考えると驚きです。

いまやW11は中国EC業界の一大イベントとなり、世界からも注目されるようになりました。独身の方はもちろんのこと、中国の全国民がネットショップで買いものをする日がW11なのです。

では、W11がこのように中国で最も大きなイベントになった理由はなんなのでしょうか。以下で詳しく説明していきます。

W11が中国最大のECイベントになった理由

W11が中国最大のECイベントになった理由は

  1. EC市場が大きくなった
  2. EC自体の質が向上した
  3. インフラが整備され、スマホなどのモバイル端末が広まった
  4. 越境ECが拡大した
  5. 買いものにエンタメ性が求められるようになった

の5つです。一つずつ詳しく見ていきましょう!

1. EC市場が大きくなった

1つ目の理由として、中国のEC市場が以前よりも大きくなったことがあります。

およそ13億人もの国民を抱えている中国、そのEC利用率が上がったとなれば市場の広がりは日本と比べ物になりません。

所得も上がって経済的にも余裕が出てきた中国の人たちがネットショップで買いものをすると慣れば、EC市場では大きな額が動くはずです。

2. EC自体の質が向上した

以前と比べて中国のECサイトの質が上がったことも、W11が世界最大のECイベントになった理由と考えられます。

  • 取り扱っている製品の種類が増えた
  • 注文した当日に商品が届くようになった
  • アリペイなど、決済方法が多様化した

のように、ECサイトの質が上がってきています。そのため、今までネットショップで買い物しなかったお客さまが利用するようになり、結果として莫大な売上高をほこるイベントが誕生したのです。

3. インフラが整備され、スマホなどのモバイル端末が広まった

中国の通信インフラが整備されると同時に、スマホやタブレットのようなモバイル端末が広まったことも理由の1つです。

大都市だけでなく、中規模の都市でもインターネット環境が整い、結果としてECサイトを利用できる人が増えました。

加えて、1人1台モバイル端末を持つようになったので、いつでもどこでも気軽にネットショップで買いものができるようになったのも大きな理由だと考えられますね。

4. 越境ECが拡大した

国をまたいだ越境ECの拡大も理由です。例えば、中国のECサイトから日本の製品を購入することもできるようになりました。

中国の国外で作られた、質の高い製品をネットショップで買えるようになり、結果としてEC市場が拡大したのです。

後でご紹介しますが、W11でも中国以外のショップが売り上げランキングで上位にあります。

5. 買いものにエンタメ性が求められるようになった

中国の買いものといえば「爆買い」というイメージを持つかたも少なくないはずです。

しかしながら、最近は中国の買いものも様子が変わってきており、「とにかく安いものを、たくさん買う」から「質がよいものだけを選んで買う」形になってきています。

また、買いもの自体を楽しみとしてとらえるお客さまも増えてきており、W11が一つのイベントとして楽しまれるようになりました。これも、W11が世界最大のECイベントになった一つの理由です。

まとめると、W11は以下の理由で中国最大のECイベントになりました。

  1. EC市場が大きくなった
  2. EC自体の質が向上した
  3. インフラが整備され、スマホなどのモバイル端末が広まった
  4. 越境ECが拡大した
  5. 買いものにエンタメ性が求められるようになった

その規模は年々大きくなっていることから、今後もW11による売上は伸びていくことが予測できます。

続いては、過去3年のW11を詳しくご紹介します。

過去3年における、W11の様子

ここからは過去3年における、W11の様子を

  • 2015年
  • 2016年
  • 2017年

の順にお伝えします。

2015年

2015年のW11においてアリババは1.7兆円もの売上をあげ、2014年の1.5倍となりました。モバイルからの売上がおよそ7割をしめており、大都市以外のユーザーが増えたのもこの年でした。

2016年

2016年のW11は、2015年のW11における売上高を1時間ほどで超えてしまうショップもあったほどの勢いでした。

生中継のゲストとしてサッカーのベッカム選手が登場するなど、買いものがエンタメ化するようになった年でもあります。

2017年

2017年のW11では、アリババが運営するTmallが過去最高の2.8兆円を記録したことで話題になりました。

また、中国EC市場二番手のJD.comでは前年比で3倍を超える売上高を記録し、中国EC市場の全体でW11の重要度が高まっていることがわかります。

世界規模になりつつあるW11をどう攻略するか

W11について、大まかな概要をまとめました。おさらいすると、W11とは中国の「独身の日」に合わせたセールで、中国EC市場でも最大の規模を誇っています。

W11がここまで大きなイベントになった理由では、

  1. EC市場が大きくなった
  2. EC自体の質が向上した
  3. インフラが整備され、スマホなどのモバイル端末が広まった
  4. 越境ECが拡大した
  5. 買いものにエンタメ性が求められるようになった

の5つをご紹介しました。

過去3年のW11における様子では、

  • 2015年:昨年比1.5倍の売上。大都市以外のユーザーも増加した。
  • 2016年:2015年を上回る勢い。タレントなども登場した。
  • 2017年:Tmallで2.8兆円を記録。全体でも売上がアップした。

また、W11での売上高は年々増えており、ユニクロやSHARPなどの日本企業も参入してきました。

もはや世界規模のECイベントになりつつあるW11ですが、まだまだ参入の余地はあります。

今回、W11について気になったかたは、Tmall、JD.comなどに出店する方法を調べてみるのがおすすめです!

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この記事を書いた人
佐々木ゴウ

大手Sierや、ECコンサルティング会社での経験を活かし、ファッションや食品などの各種商品ジャンルから、バックオフィス、ITインフラ系まで幅広く執筆が可能。webライティングの講師や、メディアコンサルティング、採用系メディアの編集長なども請け負っている。趣味は盆栽。

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