カカクコムが「Love, Bonito」へ戦略出資。ASEAN地域のECへの足掛かりに

　株式会社カカクコムは、東南アジアでオンラインでの販売を中心に展開する女性向けファッションブランド「Love, Bonito（ラブボニート）」(以下：LB社)への戦略出資を行ったと発表しました。

　出資比率は18.8％で、取締役議席を一つ得ることによりLB社はカカクコムの持分法適用会社となります。カカクコムは海外展開の一環としてASEAN地域を中心に戦略出資を実施しており、LB社への出資はこれで2社目となります。


　「Love, Bonito」は東南アジアで急成長中の20～40代女性向けファッションブランドで、商品の製造から販売まで自社で行い、自社サイトでのネット通販を中心に展開。

　InstagramやFacebookといったソーシャルメディアなどを活用し、各地域のニーズやトレンドに合わせて機動的且つ効率的な商品開発を実施、さらに実店舗と連動したオムニチャネル戦略も積極的に推進するなど、新しいショッピング体験を現地の生活者に提供し続けています。今後は提供4カ国でのさらなるサービス拡大と併せて、アジア各国への事業展開を行う予定です。

カカクコムが見据えるASEAN地域での展開

　LB社の創業者であるRachel Lim氏は2016年には米Forbesによる「30 Under 30 2016 Asia（アジアを代表する30歳以下の起業家30人）」に選出されるなど、起業家としても国際的な注目が集まっています。

　カカクコムでは、インターネットビジネスの拡大が進むASEAN地域において、特にファッションEC市場のさらなる成長を見込んでいて、現地の消費者に密着したサービス展開をさらに加速させることを目的に、今回ファッションEC領域で戦略出資第2弾を実施しました。

　カカクコムが持つ技術や知見、マーケティングや資本はLB社の成長を加速させていくでしょう。そこで得たデータをもとにカカクコムが今後どういった戦略を見せるのかにも注目が集まっています。

参考：カカクコムがアジアで第2弾となる『Love, Bonito』への戦略出資を実施
https://ecnomikata.com/ecnews/17786/