ECサイト構築する時に考えるべきことを解説~新しく作る場合、リニューアルする場合~
「ECサイトを構築したいけど、まず何から考えたらよいのかわからない…」
と思っている方。
ECサイトを構築する方法はさまざまです。その方法を選ぶ基準は、フォームのmail_subjectに何かいる自分たちがECサイトを使って何をしたいかを明確にしたうえで、自社の技術力やサイト公開までの期間などによって変わります。
とはいえ、どのようなことを考えながら、ECサイト構築の方法を選んだら良いのかはわかりにくいですよね。
そこで、この記事では、
まずはこの記事で、ECサイト構築のための準備をしていきましょう!
目次:
事業計画はできれば「5年」で作りましょう。というのも、サーバーやECパッケージなど、EC系のシステムは会計上で減価償却をする際には期間が5年と決まっているからです。
もし、自社でサーバーを用意する場合であれば、容量を急に大きくすることは難しいです。しかしながら、AWSをはじめとしたクラウドを使うのであれば、アクセスの増減に合わせてプランを柔軟に変更できます。
「いつ、どんなECサイトをオープンするのか?」という計画も大切ですが、「これからどんなECサイトにして、アクセス数はどれくらいを見込んでいるのか」という視点も忘れてはいけません。
5年先のEC事業まで予測した上で事業計画書を作ると、ムダなコストの発生を防ぐことができます。
例えば、
そのうえで、「このECパッケージは基幹システムと連携できるのか?相性は悪くないのか?」など、サーバーやECサイト構築システムは数年後の計画にマッチしているのかを考えましょう。これにより、「いざ契約したものの、3年後に予定していたことができなかった…」という事態を防ぐことが可能です。
言われてみると当たり前のように感じますが、いざECサイトを構築するとなると時間に追われてしまいます。ゆえに、長期的な目線をなくしてしまうことが多いので、気をつけながらECサイトを作りたいところです。
「ECシステムっていろいろあるけど結局どうしたらいいんだろう…」と思っているかたのためにざっくりご説明すると、
詳しくは「ECパッケージとは?分類調査比較ランキング!【2017年最新】」をご一読ください!
続いては、今あるECサイトをリニューアルするときに考えるべきことをご紹介します。
例えば、
まずは、「現状のECサイトでは実現できてない機能はなにか」「自社が本当に必要としているECサイトの機能はなにか」を考えることが必要です。
「この問題はなにが原因で起こっているのか?」を追求して、ECサイトをリニューアルしたときに問題が起こらないようにしましょう。
今ある問題を明確にして、解決策を考えるところまでできれば、あとは事業計画を5年スパンで考えます。
たとえば、会員情報の引継ぎがスムーズに行われなかったり、ポイントや商品購入履歴がリセットされないようにしっかりと旧サイトからのデータを継続することは、会員数が下落しないために重要なポイントです。
新たに個人情報を入力するような必要があると、離脱率が上がる可能性があります。
また、新しい機能を追加して会員の利便性を上げることや、新規顧客取得のために集客機能を高めるなども検討してみましょう。
ここまでの検討項目を踏まえ、RFP(Request for Proposal:提案依頼書)を作成し、ECベンダーなどに見積もりを依頼しましょう。
「ECサイト構築のためのRFP書き方マニュアル【無料チェックリスト付】」を参考にしてみてください。
ここまで、ECサイトを作る前に考えるべきことを新規サイトとリニューアルの順にまとめました。続いてはECパッケージを選ぶときのポイントをご紹介します。
例えば、
これから大規模なECサイトにしていきたいと考えている方は、トラフィックや扱う商品数が増加しても耐えられるECパッケージを選ぶことが必要です。
また、ECパッケージによってはECサイトの規模が大きくなるたびにライセンス料が増加するものもあります。大規模ECサイトを作ろうと考えている方は、ライセンス料が一定のECパッケージがおすすめです。
そのため、ECパッケージを選ぶさいには、
また、今あるECサイトをリニューアルしたい場合は以下の4ステップで考える必要がありましたね。
と思っている方。
ECサイトを構築する方法はさまざまです。その方法を選ぶ基準は、フォームのmail_subjectに何かいる自分たちがECサイトを使って何をしたいかを明確にしたうえで、自社の技術力やサイト公開までの期間などによって変わります。
とはいえ、どのようなことを考えながら、ECサイト構築の方法を選んだら良いのかはわかりにくいですよね。
そこで、この記事では、
- ECサイトを作る前に考えるべきこと
- ECパッケージを選ぶときのポイント
まずはこの記事で、ECサイト構築のための準備をしていきましょう!
目次:
- ECサイトを作るときに考えるべきこと
- 新しくECサイトを作るときに考えるべき3つのこと
- 今あるECサイトをリニューアルするときに考えるべき4つのこと
- ECパッケージを選ぶときのポイント3つ
- ECパッケージを使って、コストを抑えた柔軟なECサイトを構築
ECサイトを作るときに考えるべきこと
それでは、ECサイトを作るときに考えるべきことを、- 新しくECサイトを作る
- 今あるECサイトをリニューアルする
新しくECサイトを作るときに考えるべき3つのこと
新しくECサイトを作りたいと思ったときに、まず考えるべきことは以下の3つです。- ECサイトの事業計画
- 売上や会員数を予測したうえで、将来はどんな仕組みや取り組みをするか
- ECサイトを作るために必要な費用はどれくらいか
1. ECサイトの事業計画
まず、これからどんなECサイトとして事業を進めていくのか、事業計画書を作る必要があります。事業計画はできれば「5年」で作りましょう。というのも、サーバーやECパッケージなど、EC系のシステムは会計上で減価償却をする際には期間が5年と決まっているからです。
参考:ソフトウエアの取得価額と耐用年数|法人税|国税庁また、サイトが急激に大きくなることも想定に入れながら、サーバーなどECサイトのインフラについて計画を立てなければなりません。
https://www.nta.go.jp/taxanswer/hojin/5461.htm
もし、自社でサーバーを用意する場合であれば、容量を急に大きくすることは難しいです。しかしながら、AWSをはじめとしたクラウドを使うのであれば、アクセスの増減に合わせてプランを柔軟に変更できます。
「いつ、どんなECサイトをオープンするのか?」という計画も大切ですが、「これからどんなECサイトにして、アクセス数はどれくらいを見込んでいるのか」という視点も忘れてはいけません。
5年先のEC事業まで予測した上で事業計画書を作ると、ムダなコストの発生を防ぐことができます。
2. 売上や会員数を予測したうえで、将来はどんな仕組みや取り組みをするか
5年先まで考えて、どんな仕組みにして、どんな取り組みをしていくかを考えることも必要です。例えば、
- 予算アップを1年後には狙って、打ち出した広告からお客さまを集めたい
- 2年後には自社の基幹システムとECサイトを連携させたい
- 3年後には一気に会員が増えるはずだから、サーバーのキャパシティを広げたい
そのうえで、「このECパッケージは基幹システムと連携できるのか?相性は悪くないのか?」など、サーバーやECサイト構築システムは数年後の計画にマッチしているのかを考えましょう。これにより、「いざ契約したものの、3年後に予定していたことができなかった…」という事態を防ぐことが可能です。
言われてみると当たり前のように感じますが、いざECサイトを構築するとなると時間に追われてしまいます。ゆえに、長期的な目線をなくしてしまうことが多いので、気をつけながらECサイトを作りたいところです。
3. ECサイトを作るために必要な費用はどれくらいか
ECサイト事業としてやるべきことが数年後まで決まったところで、ようやくECサイトを作るために必要な費用を考えます。「ECシステムっていろいろあるけど結局どうしたらいいんだろう…」と思っているかたのためにざっくりご説明すると、
- ハイコストになることが多いが、自由度はバツグン:フルスクラッチ
- カスタマイズや保守の手間が少なく、値段もお手ごろ:ECパッケージ
- 自社サーバーで個別カスタマイズもできる:オープンソース
- 管理が簡単でリーズナブル:ASP
詳しくは「ECパッケージとは?分類調査比較ランキング!【2017年最新】」をご一読ください!
続いては、今あるECサイトをリニューアルするときに考えるべきことをご紹介します。
今あるECサイトをリニューアルするときに考えるべき4つのこと
今あるECサイトをリニューアルしたいときに、まず考えておきたいことは以下の4つです。- 今のECサイトが抱える課題はなにか
- これからの事業計画
- 売上や会員数を予測したうえで、将来はどんな仕組みや取り組みをするか
- ECサイトを作るために必要な費用はどれくらいか
1. 今のECサイトが抱える課題はなにか
今あるECサイトをリニューアルしたいということは、そのECサイトが何かしらの問題を抱えているはずです。例えば、
- アクセスが増えてきて、今のシステムでは対応しきれなくなってきた
- ASPなのでカスタマイズが難しく、望みのECサイトを実現できない
- 基幹システムや物流と連携して、効率化できるECサイトにしたい
まずは、「現状のECサイトでは実現できてない機能はなにか」「自社が本当に必要としているECサイトの機能はなにか」を考えることが必要です。
2. これからの事業計画
すでにECサイトを運営していることもあり、おそらく問題をはっきりさせるのは難しくないはずです。そこから、- ECサイト自体の運営や、自社に問題があるのか
- 現在つかっているECシステムに問題があるのか
「この問題はなにが原因で起こっているのか?」を追求して、ECサイトをリニューアルしたときに問題が起こらないようにしましょう。
今ある問題を明確にして、解決策を考えるところまでできれば、あとは事業計画を5年スパンで考えます。
3. 売上や会員数を予測したうえで、将来はどんな仕組みや取り組みをするか
ECサイトの費用を考えるまでの方法(3番、4番)は、新しいECサイトを作りたい場合の項目と同じですが、リニューアルによってこれまでのECサイト運営にどのような影響が出るかは予測しておいた方がよいでしょう。たとえば、会員情報の引継ぎがスムーズに行われなかったり、ポイントや商品購入履歴がリセットされないようにしっかりと旧サイトからのデータを継続することは、会員数が下落しないために重要なポイントです。
新たに個人情報を入力するような必要があると、離脱率が上がる可能性があります。
また、新しい機能を追加して会員の利便性を上げることや、新規顧客取得のために集客機能を高めるなども検討してみましょう。
4. ECサイトを作るために必要な費用はどれくらいか
新しいECサイトを作りたい場合と同様に、リニューアルの際もどのシステムが自社が求めるECサイト構築に合っているか、しっかりと見極める必要があります。ここまでの検討項目を踏まえ、RFP(Request for Proposal:提案依頼書)を作成し、ECベンダーなどに見積もりを依頼しましょう。
「ECサイト構築のためのRFP書き方マニュアル【無料チェックリスト付】」を参考にしてみてください。
ここまで、ECサイトを作る前に考えるべきことを新規サイトとリニューアルの順にまとめました。続いてはECパッケージを選ぶときのポイントをご紹介します。
ECパッケージを選ぶときのポイント3つ
ここからはECパッケージを選ぶときのポイントを、- トレンドや自社のシステム構成へ対応できるか
- ECサイトの規模が大きくなっても問題ないか
- セキュリティは万全か
1. トレンドや自社のシステム構成へ対応できるか
まず、販売する商品のトレンドや、自社のシステム構成へ対応できるECパッケージなのかを考えることが必要です。ECパッケージはベンダーロックインといって構築後のソースコードを公開しないことが多く、カスタマイズをしたい場合はベンダーに問い合わせなければなりません。例えば、
- 個人向けなのか、企業向けなのか
- 多言語に対応する必要はあるのか
- 自社の基幹システムとの連携はできるのか
2. ECサイトの規模が大きくなっても問題ないか
ECサイトをはじめて作る場合は特に、ECサイトの規模が大きくなっても問題ないかを考えておく必要もあります。これから大規模なECサイトにしていきたいと考えている方は、トラフィックや扱う商品数が増加しても耐えられるECパッケージを選ぶことが必要です。
また、ECパッケージによってはECサイトの規模が大きくなるたびにライセンス料が増加するものもあります。大規模ECサイトを作ろうと考えている方は、ライセンス料が一定のECパッケージがおすすめです。
3. セキュリティは万全か
ECサイトでは住所やクレジットカード情報など、お客さまの個人情報を扱います。そのため、悪意のある第三者からの攻撃や、内部からの情報漏えいなどのセキュリティ問題はないようにしたいものです。そのため、ECパッケージを選ぶさいには、
- セキュリティ対策は万全か
- セキュリティは第三者の期間からチェックを受けているか
ECパッケージを使って、コストを抑えた柔軟なECサイトを構築
おさらいすると、新しくECサイトを作りたいときに考えるべきことは、- ECサイトの事業計画
- 売上や会員数を予測したうえで、将来はどんな仕組みや取り組みをするか
- ECサイトを作るために必要な費用はどれくらいか
また、今あるECサイトをリニューアルしたい場合は以下の4ステップで考える必要がありましたね。
- 今のECサイトが抱える課題はなにか
- これからの事業計画
- 売上や会員数を予測したうえで、将来はどんな仕組みや取り組みをするか
- ECサイトを作るために必要な費用はどれくらいか
PR:ECサイト構築パッケージ「EC-ORANGE」
この記事を書いた人
佐々木ゴウ
大手Sierや、ECコンサルティング会社での経験を活かし、ファッションや食品などの各種商品ジャンルから、バックオフィス、ITインフラ系まで幅広く執筆が可能。webライティングの講師や、メディアコンサルティング、採用系メディアの編集長なども請け負っている。趣味は盆栽。