【最新版】SEOに強いECサイトを作るための対策と成功事例を紹介します
「SEOに強いECサイトってどうやって作ればいいの?」
と思っている方。
SEOに強いECサイトを作ることは、アクセス数やコンバージョンの増大につながり、結果として売上アップが可能です。
とはいえ、どのような対策がSEOに効果的なのかを考えるのは難しいですよね。
そこでこの記事では、
難しく思えるSEO対策も、実施すべきポイントは意外と多くありません。
ポイントを押さえて、SEOに強いECサイトを作りましょう!
ECサイトにおいて重要なのは、検索で上位の表示を獲得することです。どんなに良い内容のサイトを作ったとしても、お客さまがそこにたどり着けないのであれば売上をあげることはできません。多くのECサイトは基本的なSEO対策を見逃して、結果として売上をあげるチャンスを失っています。
ただ単にユーザーを集めるのではなく、集めたユーザーに商品を購入してもらえるECサイトを作ることが重要です。
AISASは、イニシャルがそれぞれ「お客さまが商品を購入する5つのプロセス」を意味しています。
プロセスを具体的にしてみましょう。
検索で上位に表示されているにも関わらず売上が全く発生しない場合は、キーワードに合ったコンテンツが用意できていない可能性があります。
検索に使われるキーワードは次の3種類です。
おすすめなのは、メインの販売サイト(セールスコンテンツ)とは別に、キーワードに合ったサイトを作ることです。例えば、どの商品にしようか迷っている人には、商品を比較するサイト(教育コンテンツ)を作ることで、商品を選ぶさいに購入を後押しできます。
例えば、「テレビ」というビッグワードで検索の上位に表示されるのはとても難しいため、「テレビ 壁掛け 42型」や「テレビ 4k 価格」などのロングテールキーワードを狙います。
ロングテールキーワードを狙うのは、競争の激しいビッグワードを避けるためだけでなく、ユーザーの悩みを絞り込み、より訴求しやすいサイトを作るためです。
Amazonの強さは、1年に1回しか買わないような商品(ロングテール商品)を取りそろえ、網羅性を高めていることです。たくさんの商品は、Amazonによる「自社販売」と、Amazon以外の出品者が販売する「マーケットプレイス」によって保たれています。販売元が複数あることにより、AmazonのECサイトのなかで価格競争が起きるため、ユーザーは他のサイトと比べて安く商品を購入することが可能です。
「北欧、暮らしの道具店」の特徴は、商品そのものの紹介というよりは、スタッフが実際に商品を使うことで見える「北欧雑貨のあふれる暮らし」を伝えている点です。ターゲットに合わせた読み物系のコンテンツを増やし、ECとメディアを融合する形でコンバージョンを高めています。
「職人醤油」では、40名を超える醤油職人と蔵元の想いを紹介しており、
詳しくは「WordPressでECサイトを構築するための方法やメリット、デメリットを徹底紹介」を参考にしてみてください。
コンテンツマーケティングを始める場合、多くの企業が新規ドメインを使おうとしますが、新規ドメインはSEOの効果が出るまでに時間がかかるため、おすすめしません。
この他、コンテンツSEOの詳しい話や具体的な記事の書き方は「WordPressでECサイトを構築するための方法やメリット、デメリットを徹底紹介」で説明しています。
おさらいすると、SEO対策のポイントは、
まずは自社でどのようなコンテンツを作っていくべきか、考えることからはじめてみてください。
と思っている方。
SEOに強いECサイトを作ることは、アクセス数やコンバージョンの増大につながり、結果として売上アップが可能です。
とはいえ、どのような対策がSEOに効果的なのかを考えるのは難しいですよね。
そこでこの記事では、
- なぜECサイトはSEO対策すべきか
- ネットショップにおけるSEO対策のポイント
- コンテンツを使ったSEO対策で成功しているECサイト事例
- ECサイトでコンテンツSEOをはじめるための方法
難しく思えるSEO対策も、実施すべきポイントは意外と多くありません。
ポイントを押さえて、SEOに強いECサイトを作りましょう!
なぜECサイトはSEO対策すべきか
経済産業省の電子商取引に関する市場調査によると、2016年の日本国内の消費者向けEC市場は15兆1,358億円(前年比9.9%増)でした。EC市場は毎年右肩上がりの成長を続けており、ますますECサイトの重要度は高まっています。ECサイトにおいて重要なのは、検索で上位の表示を獲得することです。どんなに良い内容のサイトを作ったとしても、お客さまがそこにたどり着けないのであれば売上をあげることはできません。多くのECサイトは基本的なSEO対策を見逃して、結果として売上をあげるチャンスを失っています。
通販サイトの目的は「商品を販売すること」
通販サイトの目的は「商品を販売すること」です。SEO対策を「サイトへのアクセスを集めること」と思っている方もいますが、ユーザーを集めたとしても、それが売上につながらなければ意味がありません。ただ単にユーザーを集めるのではなく、集めたユーザーに商品を購入してもらえるECサイトを作ることが重要です。
ネットショップにおけるSEO対策のポイント
ネットショップにおけるSEO対策のポイントは3つです。- Webで商品を購入するまでの流れ「AISAS」を意識する
- 「コンテンツ第一」を徹底的に考えぬく
- ビッグワードよりもロングテールキーワードを狙う
1. Webで商品を購入するまでの流れ「AISAS」を意識する
1つ目のポイントは、Webで商品を購入するまでの流れ「AISAS」を意識することです。AISASは、イニシャルがそれぞれ「お客さまが商品を購入する5つのプロセス」を意味しています。
- Attention「認知・注意」
- Interest「興味・関心」
- Search「検索」
- Action「行動」
- Shere「共有」
プロセスを具体的にしてみましょう。
- 商品、サイトの存在を知る「認知・注意」
- 商品を自分に関係あるものと判断する「興味・関心」
- その商品に関しての情報を検索エンジンで調べる「検索」
- サイトへ行って商品を購入する「行動」
- 商品を購入したことや感想について、ソーシャルメディア上でシェアする「共有」
2. 「コンテンツ第一」を徹底的に考えぬく
2つ目のポイントは、「コンテンツ第一」を徹底的に考えぬくことです。検索で上位に表示されているにも関わらず売上が全く発生しない場合は、キーワードに合ったコンテンツが用意できていない可能性があります。
検索に使われるキーワードは次の3種類です。
- 近距離ワード(購入意思の強い人が検索に使うキーワード)
- 中距離ワード(どの商品にするか迷っている人が検索に使うキーワード)
- 長距離ワード(将来的にお客さまになるかもしれない人が検索に使うキーワード)
- 近距離ワードには「セールスコンテンツ」(LPや商品の詳細ページなど、直接的に売上を発生させるコンテンツ)
- 中距離ワードには「教育コンテンツ」(商品の選び方やケーススタディ、商品レビューなど、どの商品が良いのか悩んでいる人の選択を助けるコンテンツ)
- 長距離ワードには「集客コンテンツ」(アクセスが集まり、多くの被リンクを獲得することで検索上位に表示されるコンテンツ)
おすすめなのは、メインの販売サイト(セールスコンテンツ)とは別に、キーワードに合ったサイトを作ることです。例えば、どの商品にしようか迷っている人には、商品を比較するサイト(教育コンテンツ)を作ることで、商品を選ぶさいに購入を後押しできます。
3. ビッグワードよりもロングテールキーワードを狙う
3つ目のポイントは、ビッグワードよりもロングテールキーワードを狙うことです。例えば、「テレビ」というビッグワードで検索の上位に表示されるのはとても難しいため、「テレビ 壁掛け 42型」や「テレビ 4k 価格」などのロングテールキーワードを狙います。
ロングテールキーワードを狙うのは、競争の激しいビッグワードを避けるためだけでなく、ユーザーの悩みを絞り込み、より訴求しやすいサイトを作るためです。
コンテンツを使ったSEO対策で成功しているECサイト事例
ここでは、コンテンツを使ったSEO対策で成功しているECサイト事例を3つご紹介します。- Amazon
- 北欧、暮らしの道具店
- 職人醤油
1. Amazon
「Amazon」は、さまざまな商品を取り扱う、世界最大級のオンラインストアです。2017年の日本における売上は1兆3,335億で、前年と比べて14.4%アップしています。Amazonの強さは、1年に1回しか買わないような商品(ロングテール商品)を取りそろえ、網羅性を高めていることです。たくさんの商品は、Amazonによる「自社販売」と、Amazon以外の出品者が販売する「マーケットプレイス」によって保たれています。販売元が複数あることにより、AmazonのECサイトのなかで価格競争が起きるため、ユーザーは他のサイトと比べて安く商品を購入することが可能です。
2. 北欧、暮らしの道具店
「北欧、暮らしの道具店」は、その名の通り北欧雑貨の販売サイトです。2018年3月時点での月間PVは約1,600万、Instagramフォロワー数は約67万、と多くの支持を集めています。「北欧、暮らしの道具店」の特徴は、商品そのものの紹介というよりは、スタッフが実際に商品を使うことで見える「北欧雑貨のあふれる暮らし」を伝えている点です。ターゲットに合わせた読み物系のコンテンツを増やし、ECとメディアを融合する形でコンバージョンを高めています。
3. 職人醤油
「職人醤油」は、日本各地47の蔵元の醤油を100mlサイズ限定で販売する、醤油専門の通販サイトです。「職人醤油」では、40名を超える醤油職人と蔵元の想いを紹介しており、
- 作り手の顔
- 人となり
- こだわりのポイント
ECサイトでコンテンツSEOをはじめるための方法
ECサイトでコンテンツSEOをはじめるための方法には、2つのポイントがあります。- WordPressを利用する
- 新規ドメインをとらず、サブディレクトリを使う
1. WordPressを利用する
1つ目のポイントは、「WordPress」を利用することです。コンテンツSEOをはじめるためには、ブログプラットフォームを作る必要があります。そして、SEOに強いブログプラットフォームがWordPressなのです。WordPressがSEOに強い理由として「SEO施策を行いやすい柔軟性」と「プラグインの提供」があげられます。詳しくは「WordPressでECサイトを構築するための方法やメリット、デメリットを徹底紹介」を参考にしてみてください。
2. 新規ドメインをとらず、サブディレクトリを使う
2つ目のポイントは、新規ドメインをとらず、サブディレクトリを使うことです。例えば「https://www.ec-kaizen.com」という公式ECサイトがあるなら、「https://www.ec-kaizen.com/blog/」という、blog以下のディレクトリをWordPressで運用します。ちなみにディレクトリとはファイルをしまっておく「部屋」として考えるとわかりやすいです。今回の例では「ec-kaizen.com」がメインの部屋「ルートディレクトリ」にあたり、その部屋の下にある「blog」という部屋を「サブディレクトリ」と呼びます。コンテンツマーケティングを始める場合、多くの企業が新規ドメインを使おうとしますが、新規ドメインはSEOの効果が出るまでに時間がかかるため、おすすめしません。
この他、コンテンツSEOの詳しい話や具体的な記事の書き方は「WordPressでECサイトを構築するための方法やメリット、デメリットを徹底紹介」で説明しています。
SEO対策をして、ショップの売上アップへ!
ここまで、SEO対策の重要性と、対策する際のポイントや方法、成功事例についてお伝えしました。SEO対策には、何よりもまずコンテンツが大事であることがお分かりいただけたかと思います。おさらいすると、SEO対策のポイントは、
- Webで商品を購入するまでの流れ「AISAS」を意識する
- 「コンテンツ第一」を徹底的に考えぬく
- ビッグワードよりもロングテールキーワードを狙う
- WordPressを利用する
- 新規ドメインをとらず、サブディレクトリを使う
まずは自社でどのようなコンテンツを作っていくべきか、考えることからはじめてみてください。
PR:大規模ECサイトなら「Orange EC」。お客様にECサイト運営のノウハウをお伝えしています
この記事を書いた人
黒田剛司
大阪市立大学商学部を卒業後、新卒で独立。学生時代に身につけた経営・流通・マーケティングなどの知識を活かし、コマースについて幅広いジャンルで執筆。また、サイト制作やWebメディア運営も請け負っており、IT系の記事作成も可能。無類の動物好き。