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ポケモンGOが小売業界を盛り上げる!~マーケティング戦略ツールとしてのAR~

ポケモンを探して色々な場所に足を運ぶモバイルアプリゲーム「ポケモンGO」は世界各地で爆発的な人気を得ていますが、最近では各ビジネスへも好影響を及ぼしているという報告が出始めています。

ミシガン州のとあるバーでは、道端にあふれかえるポケモンGOプレーヤーを見たオーナーが通常よりも早い午後の時間帯に店を開け「ポケモンGOでミスティック・チームの方は10%引き」という看板を出したところ店がすぐにいっぱいになったということで、ポケモンGO人気のもたらす相乗効果の大きさを物語るエピソードだと言えるでしょう。

ポケモンGOによる経済効果

このポケモンGOはリリースされてからわずか1週間で、任天堂の市場価値を70億ドルも上昇させ、ユーザー数ではすでにデートアプリ「Tinder」をしのぎ、Twitterのアクティブユーザー数に迫ろうかという勢いです。また、Google PlayランキングではFacebook、インスタグラムなどの人気アプリを上回る位置につけています。

またポケモンGO人気に便乗して、特定の場所にポケモンを多く出現させることができるルアーモジュールという課金サービスも登場しています。これによって自分の店に多くのポケモンを出現させて客足を増加させることが期待できるという訳で、まさに先ほど触れたバーの看板のアイデアをそのままアプリと連動させたビジネスとして体現させた良い例です。

マーケティング戦略としての「ポケモンGO活用術」

このように、熱狂的なポケモンGO人気にあやかろうと、現在企業は様々なマーケティング戦略を練っています。「右を見ても左を見ても皆がポケモンGOに熱中しているといっても過言では無いほどで、この社会現象を売上アップのためのマーケティングに利用しない手はない」というのが業界各方面の一致した見解です。具体的な数字を見ると、これまでにポケモンGOはTwitterで660万回ツイートされ、そのうち59%が男性ユーザーであるということが分かっており、またある日曜日の午後10時から1時間のあいだに13万回のツイートが飛び交ったという記録が残っています。

カリフォルニア州アナハイムでは市の公式ブログにポケモン存在エリアを表示するサービスを初めており、先に述べた通り各種ビジネスもポケモンGOに関連させた割引サービスを実施したり、ルアーモジュールを使って集客アップに利用したりと年代、性別を超えた空前のAR(拡張現実)ゲーム人気の及ぼす社会的影響の大きさは特筆に値します。

ポケモンGOヒットの背景

では、このポケモンGOとはどのようなゲームなのでしょうか?基本的にはスマートフォンの持つGPS機能を活用しており、現実の世界と同じ地図上に表示されるポケモンを探して捕まえるために様々な場所を訪れるというゲームです。このゲームを作成したNianticは以前にもそれほど人気は出なかったIngressというポケモンGOに似たゲームを作りましたが、今回のポケモンGOの成功の秘密は「ビジネスにとっての広告効果がある」という点に尽きると言えるでしょう。

ポケモンは1995年に日本人ゲームクリエイター田尻智さんによって生み出され、任天堂がゲーム化して大ヒットとなりました。現在のポケモンGO人気は「昔懐かしい」といった要素に加え本来ポケモンが持っていたブランド力と、デジタルの世界と現実の世界がスマートフォンの画面上で共存することのできる最新テクノロジーであるARの世界観との見事な融合によってもたらされているという向きが大半です。

そして今回のポケモンGOの成功で、ARのもつ可能性そのものにも注目が集まっています。MediaBrixの取締役アリ・ブラント氏は「ARを通してロケーションデータを使う事で、マーケティング担当者は消費者の足を店舗に向けさせたり、特別割引を提供したりすることが可能になるのです」と話します。またWunderman New Yorkの社長であるジェイミー・ガロ氏は「ポケモンGOはテクノロジーと実世界との壁を取り払っている事が特徴で、お店としてはデジタルの世界に特化したマーケティングにこだわることなく、よりクリエイティブなマーケティング戦略を実践する土台として活用できるという点が大きなポイントです」と述べています。

従って、アメリカを中心として爆発的な人気を博しているポケモンGO人気が今後どこまで続くのかといったところも小売業者にとっては目が離せません。

この記事はPokémon Go Is Inspiring Small Retailers. So Has Augmented Reality Gone Mainstream?の記事を本ブログが日本向けに編集したものです。

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