• このエントリーをはてなブックマークに追加

セレクトショップ向けAIマーケットプレイス「Indigo Fair」が登場

「セレクトショップの仕入れってコストもかかるし、売れなかったときのリスクが高い…」

と思っている方。

2018年の4月より、セレクトショップ向けのAIマーケットプレイス「Indigo Fair」が登場しました。

Indigo Fairとはネットの卸売サイトのことで、ここで注文すると実店舗に60日間ディスプレイでき、売れたものにだけ代金を支払えばよく、売れ残ったものは返送できます。
なので、仕入れのコストやリスクを大幅に減らすことができるというわけです。

とはいえ、Indigo Fairは海外のサービスということもあって、その具体的な使い方やメリット、デメリットはわかりにくいですよね。

そこで、この記事では、

  • Indigo Fairとは
  • Indigo Fairの使い方
  • Indigo Fairのメリットやデメリット

の順に、Indigo Fairについて詳しく解説します。

AIマーケットプレイスって難しそうと思うかもしれませんが、仕組みや使い方はシンプルです。

まずはこの記事で、Indigo Fairについて大まかに概要をおさえましょう!

https://www.indigofair.com/

Indigo Fairとは

Indigo Fairとは、今までセレクトショップが抱えていた2つの課題を解決するサービスです。

そもそも、セレクトショップでは「バイヤー」と呼ばれる役割の人が、さまざまな見本市や市場に出かけて商品を買い付けることがほとんど。時には海外に出向いて商品を買うこともあります。

そのため従来のバイヤーには、

  1. コスト:納得できる商品を見つけるために、見本市や市場に行く費用と時間がかかる
  2. 仕入リスク:納得できる商品を苦労して見つけても、売れない可能性がある

という2つの課題がありました。いくら海外に出向いて理想の商品を見つけたとしても、売れなければ意味がありません。

Indigo Fairでは、これらの課題を解決するAIマーケットプレイスを提供します。以下ではIndigo Fairについてより詳しく紹介します。

Indigo Fairの「AIマーケットプレイス」とは

Indigo Fairでは、小さなセレクトショップのバイヤーでも卸売業者から仕入れることができる、オンライン上のマーケットプレイスを展開しています。バイヤー専用のAmazon、と言えるかもしれません。

はじめに画像認識ソフトを使った、Indigo Fairの解析サービスを受ける必要があります。これにより、今あるウェブサイトやフェイスブックページ、Instagramアカウントなどの空気感やラインナップをAIが解析。卸売業者が販売している商品とショップを、高い精度でマッチングさせます。

Indigo Fairの注意点

初めての仕入れであれば、仕入れから60日たっても商品が売れ残っている場合、業者に商品を返品することが可能です。

なお、対象は「実店舗を持っているセレクトショップ」で、ECサイトのみのショップは利用できません。

以下では具体的なIndigo Fairの使い方を解説します。

Indigo Fairの使い方

Indigo Fairの使い方は

  1. 卸売価格の品物で気に入るものを見つけ、カートに入れて注文する
  2. 品物は注文から7日以内に店舗へ到着する
  3. 今ある実店舗で60日間ディスプレイしてみる
  4. 売れたものに関しては代金を支払い、売れ残ったものは返送する

の4ステップです。先述の通り、60日たっても売れ残ったものが返送できるのは、初めて仕入れた卸売業者の場合に限られます。

次は、Indigo Fairのメリットとデメリットを解説します。

Indigo Fairが持っている3つのメリット

Indigo Fairが持っている3つのメリットは、

  1. バイヤーの仕入れにかかるコストやリスクを解消している
  2. AIによって商品の選定を自動化して、バイヤーの勘やセンスに頼らない
  3. 在庫を持たずプラットフォームだけを提供しているので、サービス展開がスピーディ

です。以下で詳しく説明します。

1. バイヤーの仕入れにかかるコストやリスクを解消している

バイヤーの仕入れには、「1. 見本市や市場に行く費用と時間のコスト」「2. 商品を仕入れても売れないリスク」という2つの短所があります。

Indigo Fairでは、これらの短所を

  • サイト上で品物を選んで仕入れできること
  • 60日たっても売れ残ったものは返送できること

によって解消。「U.S. Trade Show Marketing - Statistics & Facts」によると、アメリカの見本市は約128億ドルの市場規模があり、Indigo Fairのインパクトはかなり大きいことが予想できます。

2. AIによって商品の選定を自動化して、バイヤーの勘やセンスに頼らない

Indigo Fairの特徴として、AI(人工知能)が商品を選定していることがあります。つまり、人間のバイヤーがセレクトショップに合う品物を選ぶ代わりに、AIがデータ解析を使って仕入れを行うわけです。

セレクトショップが仕入れた商品のデータ、そして返品した商品のデータが集まることで、Indigo Fairのサービス全体における精度が上がります。今まではバイヤーの勘やセンスに頼っていた部分を、Indigo FairはAIを使って再現可能なものにしました。

3. 在庫を持たずプラットフォームだけを提供しているので、サービス展開がスピーディ

これはIndigo Fairのビジネス面での利点になりますが、在庫を持たずにプラットフォームだけを提供しているのは大きな強みです。Indigo Fairは「卸売業者と実店舗をつなぐ場所」を提供するサービスで、在庫を持たないため事業としてのリスクが少なく、各地へとスピーディに展開できます。

アジアやヨーロッパなど、世界中のセレクトショップにIndigo Fair広まる日もそう遠くないかもしれません。

続いてはIndigo Fairのデメリットを紹介します。

Indigo Fairが抱える2つのデメリット

Indigo Fairが抱えるデメリットは以下の2つです。

  1. バイヤーが持っている「生の情報」を得ることが難しい、他の店舗に遅れを取ることも
  2. AIが代替しているため、バイヤーのように直接メーカーと交渉するのが難しい

ここからはIndigo Fairの短所を詳しく説明します。

1. バイヤーが持っている「生の情報」を得ることは難しく、他の店舗に遅れを取ることも

バイヤーが見本市などにわざわざ交通費や時間をかけて訪れるのは、商品を探すためだけではありません。商品を見つける以外にも、メーカーの担当者や社長などから生の情報を得る目的もあるのです。

例えば、まだ公開していない商品の情報など、ウェブサイト上では得られない情報が見本市にはあります。これにより、バイヤーが見本市に行っている他の店舗に遅れを取ってしまうことも考えられます。

確かにIndigo Fairは手軽に商品を仕入れることができますが、最新の情報を得ることは難しいかもしれません。

2. AIが代替しているため、バイヤーのように直接メーカーと交渉するのが難しい

また、仕入れの条件をメーカーと直接交渉することも、Indigo Fair上だと難しいです。

卸売価格で販売するとはいえ、仕入れの条件はロット数や返品条件など、価格だけではありません。

これら2点をどのように解消するかが、Indigo Fairの課題と言えます。

最新の事情をつかんで、新しいアクションを!

ここまでIndigo Fairについて概要や使い方、メリット、デメリットなどを紹介しました。

おさらいすると、Indigo Fairは「卸売業者と実店舗を、AI解析によってマッチングするマーケットプレイス」で、以下のメリットやデメリットがあります。

【Indigo Fairのメリット】

  1. バイヤーの仕入れにかかるコストやリスクを解消している
  2. AIによって商品の選定を自動化している
  3. 在庫を持たず、プラットフォームだけを提供している

【Indigo Fairのデメリット】

  1. バイヤーが持っている「生の情報」を得ることが難しい
  2. バイヤーのように直接メーカーと交渉するのが難しい

今後、バイヤーの経験や勘はAIに取って代わられる可能性があるものの、まだまだ完全にAI化されるとは考えにくいです。

まずはIndigo Fairのように最新のコマース事情をつかんで、次のアクションを考えていきましょう!

2018年のECトレンドについては「【EC版】2018年の小売トレンドを予測!」で、2018年の店舗トレンドは「【実店舗版】2018年の小売トレンドを予測!」で予想しているので、気になる方はぜひご一読ください。

この記事を書いた人
佐々木ゴウ

大手Sierや、ECコンサルティング会社での経験を活かし、ファッションや食品などの各種商品ジャンルから、バックオフィス、ITインフラ系まで幅広く執筆が可能。webライティングの講師や、メディアコンサルティング、採用系メディアの編集長なども請け負っている。趣味は盆栽。

関連記事

エスキュービズムニュースレター!
記事に関連するサービス
  • EC Orange
Orange EC 導入事例
店舗のミライ塾
オンライン、オフラインをまたがり、技術を掛け合わせ、新たなマーケティング領域へ
EC用語集
お役立ち資料ダウンロード

アーカイブ

ページ上部へ戻る