Amazonのマーケットプレイスとは?出品・購入の流れをそれぞれ解説
「Amazonのマーケットプレイスを使ってみたいけど、なんだかよくわからない…」
と思っている方。
amazon.co.jp内にあるAmazonマーケットプレイスは、うまく活用することで出品者も購入者もおトクにAmazonを利用できます。
とはいえ、はじめて使う方にとってはとっつきにくく、難しそうに感じますよね。
そこでこの記事では
- Amazonのマーケットプレイスとは?
- マーケットプレイスの使い方
- マーケットプレイスに関する疑問
の順にマーケットプレイスについてお伝えします。
使い方は意外とシンプルです。まずはこの記事でざっくりとした概要からつかんでいきましょう!
目次:- Amazonのマーケットプレイスとは?
- マーケットプレイスはどのように使うの?出品・購入の順にご紹介
- -マーケットプレイスの使い方【出品者編】
- -マーケットプレイスの使い方【購入者編】
- Amazonマーケットプレイスのよくある疑問
- Amazonマーケットプレイスをオトクに使おう
Amazonのマーケットプレイスとは?
マーケットプレイスは、インターネット上で商品をやりとりする場所で「eマーケットプレイス」と呼ばれることも多いです。
Amazonには、
- Amazonが販売している商品
- Amazon以外の出品者が販売している商品
の2種類があります。違いはAmazonが販売しているかどうかだけです。
Amazonマーケットプレイスとは「2. Amazon以外の出品者が販売している商品」の売り場を意味しています。
Amazonで買いものをしていると、全ての商品がAmazonから販売されているように思いますが、実は一般の出品者からの商品もあるのです。
2017年12月には、イオンがマーケットプレイスに参入するという発表があり、大手小売のEC化計画に注目が集まっています。以下では、マーケットプレイスの使い方を出品者・購入者の2通りでお伝えしていきます。
マーケットプレイスはどのように使うの?出品・購入の順にご紹介
ここからはマーケットプレイスの使い方を
- 出品者
- 購入者
の2通りで解説します。
まずは、出品の手順からお伝えしますね。
マーケットプレイスの使い方【出品者編】
まず出品者は出品にかかる手数料を払わなければなりません。「月額4,900円(消費税別)+販売手数料」をAmazonに支払う必要があります。
高いと感じるかもしれませんが、この料金の中には
- クレジットカード決済の手数料
- 発送後に入った売上の振込
- 販促、マーケティング費用
などが含まれており、初期設定・登録の費用はかかりません。
登録を申請した後、出品者は
- 新品
- 再生品
- 中古商品
- コレクター商品
という4つのカテゴリーから選んで、商品を販売することが可能です。個人でも出品できますし、プロマーチャントと呼ばれる大口出品者もいます。
注文が来るとAmazonからメールが届き、配送方法や配送先をチェック。
購入者の
- 住所
- 名前
- 電話番号
など、個人情報が書かれた発送ラベルを印刷します。そして、梱包した商品にラベルを貼りつけて発送。基本は2営業日以内の日数で発送する必要があります。
また、小さな商品であれば宅急便を使わずに、ゆうメールなどのメール便を利用することも。出品者の評価にもつながるので、商品の保管・配送には気を配りましょう。
あとは出荷の通知を送るだけです。すると、購入者に発送済みの通知が届き、なにごともなければ取引が終了します。
もしもっと詳しく知りたい場合は「Amazonマーケットプレイスへの出品」をご確認ください。
配送料は購入した個人から集められ、その金額は配送する地域・商品によってさまざまです。例えば国内に本を配送するなら257円がかかります。同じ本でも海外、例えばヨーロッパなら送料は1,234円です。(2014年から全体的に値上げされています)
詳しくはAmazonマーケットプレイスのヘルプページからご覧ください。配送料は利益に直結するので、しっかりと計算した上で販売すべきです。
また「商品の管理や発送をできればやりたくない!」というかたにはフルフィルメントby Amazon(FBA)がおすすめです。詳しくは、fba概要ページをご一読ください。
続いて、購入したい方がマーケットプレイスを使う方法をみていきましょう。
マーケットプレイスの使い方【購入者編】
購入者にとって、Amazonマーケットプレイスの使い方はかなりシンプルです。というのも、普段Amazonで買いものするときと同じように
- 商品をカートに入れる
- 購入の手続きをする
- 購入完了のメールが届く
という手順だからです。
ただし、気をつけるべき点が3つあります。それが
- Amazonから発送か、出品者が発送か
- 出品者の評価はどうか
- 商品のコンディション・コメントは問題ないか
です。商品がAmazonから発送される場合であれば、保管状態も安心で配送もスピーディ。しかし、出品者からの発送であれば対応はさまざまです。
なので、出品者の評価や商品のコンディション・コメントをよく読んで購入する必要があります。
注文後、「未発送」から「出荷準備中」、「発送済み」となり商品が手元に届きます。Amazonから購入するよりも遅いことが多いです。
詳しくは「Amazonマーケットプレイスでの注文」をチェックしてみてください。
Amazonから購入する場合と違って、マーケットプレイスでは送料がかかる
「送料が商品ごとにかかる」というのもマーケットプレイスの特徴です。同じ商品をまとめ買いしても、複数の商品としてそれぞれ配送料を支払います。
例えばコミックセットのように、はじめから同梱でまとめてあるものは1つの商品として扱われるので配送料は商品1つ分で大丈夫です。
同じ店・同じ出品者から一定の金額よりたくさん買うと、送料が無料になることもまれにあります。とはいえ、基本は送料が商品ごとにかかると思って間違いありません。
ちなみにプライム会員でも送料はかかるので注意してください。
Amazonマーケットプレイスのよくある疑問
ここではAmazonマーケットプレイスによくある質問をまとめました。
- 注文のキャンセルはできるの?
- 着払いはできるの?
- 詐欺はないの?
の順に紹介しますね。
注文のキャンセルはできるの?
キャンセルはできます。注文を取り消しすると出品者からメッセージが24時間以内に届きます。(届かない場合は迷惑メールフォルダに入っている可能性もあります)
キャンセルできない場合、商品を受け取ったあとに返品・返金の手続きをしましょう。マーケットプレイスの商品は返送料がかかります。また、商品に問題がある場合はマーケットプレイス補償クレームを利用することも可能です。
期限は商品の到着から14日以内で、出品者が拒否することは原則できません。
着払いはできるの?
代金引換は出品者が配送をAmazonに依頼しているときだけできます。出品者が販売・発送するものは着払いにできません。
ちなみに、コンビニ決済については出品者の任意です。edyで支払いをしたい購入者は、コンビニ決済に対応した商品を選ぶ必要があります。
詐欺はないの?
「注文したけど商品が届かない!」
という詐欺が流行した時期もありました。(参考:Amazonマーケットプレイス詐欺が大量発生-読売オンライン)
とはいえAmazonにはAmazonマーケットプレイス保証があり、最高で30万円まで返金されます。そして、取引が成立しないと出品者はお金を受け取ることができません。
結論を言えば、マーケットプレイス詐欺の目的はお金ではなく、個人情報だったのです。
原因は出品者のアカウントが乗っ取られたことにありました。これにより、購入者の個人情報が盗まれてしまったのです。
出品者は乗っ取りがないように、二段階認証などによりパスワードなどアカウント情報をしっかり管理する必要があります。また、購入者は明らかに安すぎる商品の購入は控えるなどの対策をしなければなりません。
Amazonマーケットプレイスをオトクに使おう
マーケットプレイスについて紹介しました。
おさらいすると、Amazonマーケットプレイスとは「2. Amazon以外の出品者が販売している商品」の売り場を意味しています。
一般のユーザーから販売されている商品がならび、中古品もあることや送料が必要なことなどが特徴でした。
その次に、マーケットプレイスの使い方を
- 出品者
- 購入者
の順に紹介しました。
それでは最後によくある疑問とその回答をお伝えしましたね。
Amazonマーケットプレイスはシンプルに使えるサービスなので、思っているよりもハードルは低いです。
おトクにAmazonを利用するためにも、Amazonマーケットプレイスを使ってみてはいかがでしょうか。
なお、Amazonはマーケットプレイス以外にもAWSというクラウドサービスも提供しています。気になる方は「手軽にECサイトを構築するなら!パブリッククラウドがおすすめの理由」をご一読!ください
この記事を書いた人
佐々木 ゴウ
大手Sierや、ECコンサルティング会社での経験を活かし、ファッションや食品などの各種商品ジャンルから、バックオフィス、ITインフラ系まで幅広く執筆が可能。webライティングの講師や、メディアコンサルティング、採用系メディアの編集長なども請け負っている。趣味は盆栽。