カゴ落ちを防ぐ!ショッピングカートボックスから購入へつなげるための方法とは
ECサイトはアクセス数を伸ばすだけでなく、アクセスした人の中から実際に商品を購入してもら話なければ商売として成り立ちません。少しづつ訪問者が増えてきたところで次に考えたいのは、この購入までの手間をどれだけ減らせるかというところでしょう。
オンラインショッピングサイトには「カート」と呼ばれるシステムがあり、ここに商品をとっておくことで会計の際にまとめて支払いができるという手法がポピュラーとなっていますが、実のところこのカートに入れた状態でサイトから離脱してしまうというケースは少なくありません。
せっかく気になった商品をカートに入れてもらい、あと少しというところで購入までつなげられないというのはなんとも歯がゆい話で、少しでもそんな事態を減らしていける施策を取り入れていきたいところです。
今回はそんなショッピングカートから購入につなげるための様々な方法についてご紹介していきたいと思います。
Baymard Instituteの調査によると、このカゴ落ち・カゴ放棄の割合は平均して70%前後にもなり、売れているのはカートに入った商品の3割ということになります。
「ECサイト運営とはそういうものだ」と言い切ってしまえばそうかもしれませんが、それでもカートに入ったということは、なんらかの問題が発生しなければ利用者はその商品を買ったということですから、少しでもその問題を取り除くことで据え置き価格のまま購入率をアップできるということです。
「対策を立ててもカゴ落ちは起こるから意味がない」ではなく、平均である7割に少しでも近づけ、そして可能であればそれを6割5割と小さくしていくために重要な問題であることを押さえておきましょう。
ネットで検索すればその商品の現在の最安値はすぐにわかりますから、少しでも安いサイトで買おうという動機付けは至極当たり前のことです。
あるいは自社サイトで最安値に設定していたとしても、amazonなどの超大手サイトで同じ値段で商品が販売されていれば、個人情報の入力などの手間の問題でやはり大手に軍配が上がってしまいます。
商品の値段に限らずとも、送料やその他手数料の問題で結果的に割高の料金になってしまうことが最終確認の際にわかると、その時点でお客さんが逃げていってしまうということもありますから、価格で勝負するのは難しいところがあると言えるでしょう。
あるいは発送・到着が遅いというのも問題になります。大手サイトでは注文当日に送料無料で届くサービスなどもありますから、そういったものに利用者が慣れていると個人サイトではやはり太刀打ちできないものがあります。
普段は大手のECサイトしか使わないという人であれば購入の旅に情報を入力するというのは手間ですし、第一自分のよく知らないサイトにカード番号などを入力するのは抵抗があるという人も多いものです。
安易に個人情報をネットに流してはいけないというリテラシーには適った行動と言えますが、悪意のないサイトからすればこれもカゴ落ちの要因です。
逆にカードが使えないために購入を見送るというケースもあります。振り込みや代引きは手数料がかかりますし、現金を用意する必要があるためすぐに用意できないという人や用意が面倒という人にとっては大きな障害となります。
現代のインターネットではキャッシュレス化が著しく進んでいるため、現金を使わない生活に慣れた人にとっては不便なことこの上ないサイトに見られてしまうのでしょう。
自分の慣れない場所で買い物をするのは現実世界でもついつい敬遠してしまうものですが、それはネットショッピングについても同様です。カゴ落ちの割合を少なくするためには、新規利用者がスムーズに購入できる仕組みを整えてあげることが大切になってきます。
クレジットカード払いに対応するのはもちろんですが、例えばPayPalのような決済サービスを導入するのは良い解決法の一つであると言えるでしょう。PayPalは一度でも利用したことがあれば以後はパスワードを入力するだけで支払いが完了してしまうという魅力的なサービスです。
最近ではスマートフォンからPayPal対応のECサイトで購入すると、端末情報から自動でPayPalのアカウントを認識し、パスやIDを入力せずとも数回のタップで決済が完了してしまうというシステムが導入されています。
他にもLINE PayやApple PayはPayPalよりも日本では知名度が高いだけに、導入が可能なら利用者が多い分カゴ落ちのリスクも少なくすることができるでしょう。
これが億劫なために「また今度にしよう」というカゴ落ちを誘発してしまう大きな原因となっています。
新規利用者はある意味この住所入力を行なってくれるかどうかで決まるとも言えますが、Amazon Payを使えばこの問題を解決することが可能になります。
Amazonはネットショッピングを経験したことがある人なら誰でも一度は利用しており、アカウントをすでに持っているものです。
Amazonが提供するこの決済サービスは、クレジットカードのような決済情報だけでなく、普段使用しているお届け先情報までを紐付けることができるため、新規のECサイトであってもこのサービスを利用すれば購入者はAmazonにログインするだけで購入手続きを済ませることができてしまいます。
個人情報に関しては購入したサイトではなくAmazon内で保護されますから、買い物による情報流出のリスクも最低限に抑えることができるのは売り手にとっても買い手にとっても魅力的なサービスと言えるでしょう。
そのため、ショッピングカートシステムは上記のような決済サービスに対応しているものが望ましく、何より設定が簡単なので優先的に選ぶようにすると良いでしょう。
例としてAmazon Payに対応しているサービスを挙げると、フューチャーショップ(https://www.future-shop.jp/)やGMOペパボのカラーミーショップ(https://shop-pro.jp/)が有名どころになるでしょう。
他にも対応企業がAmazonの以下のページで紹介されているので参考にしてみてください。
オンラインショッピングサイトには「カート」と呼ばれるシステムがあり、ここに商品をとっておくことで会計の際にまとめて支払いができるという手法がポピュラーとなっていますが、実のところこのカートに入れた状態でサイトから離脱してしまうというケースは少なくありません。
せっかく気になった商品をカートに入れてもらい、あと少しというところで購入までつなげられないというのはなんとも歯がゆい話で、少しでもそんな事態を減らしていける施策を取り入れていきたいところです。
今回はそんなショッピングカートから購入につなげるための様々な方法についてご紹介していきたいと思います。
- ECの天敵とも言えるカゴ落ち
- ショッピングカート放置を引き起こす二つの原因
- 決済サービスの活用は改善の足がかりとなるかも
「カゴ落ち」に悩むECサイト
カゴ放棄は全体の7割にも達する
ショッピングカートに商品を入れておいて、そのままサイトから離れていってしまうことを「カゴ落ち」と呼びますが、ECサイト運営においてこのカゴ落ちは死活問題にもなる重要な課題です。Baymard Instituteの調査によると、このカゴ落ち・カゴ放棄の割合は平均して70%前後にもなり、売れているのはカートに入った商品の3割ということになります。
「ECサイト運営とはそういうものだ」と言い切ってしまえばそうかもしれませんが、それでもカートに入ったということは、なんらかの問題が発生しなければ利用者はその商品を買ったということですから、少しでもその問題を取り除くことで据え置き価格のまま購入率をアップできるということです。
カゴ落ち率を少しでも小さくしていく姿勢が重要に
もちろんこれまでのECサイト運営者もカゴ落ち対策をしてこなかったわけではなく、できることはやって7割近いカゴ放棄率ということですから、実際になんの対策も打たないままECサイトを運営しているとなると、その放棄率は平均よりもさらに高いというケースも容易に想定できます。「対策を立ててもカゴ落ちは起こるから意味がない」ではなく、平均である7割に少しでも近づけ、そして可能であればそれを6割5割と小さくしていくために重要な問題であることを押さえておきましょう。
カートに入れても購入まで繋がらない理由
コストの問題
では実際にどのような理由が原因でカゴ落ちが起きているのかを見ていきましょう。下記のグラフはアメリカにおけるECのカゴ落ちに関するデータですが、カゴを放棄してしまう理由として最も多いのは価格の問題です。ネットで検索すればその商品の現在の最安値はすぐにわかりますから、少しでも安いサイトで買おうという動機付けは至極当たり前のことです。
あるいは自社サイトで最安値に設定していたとしても、amazonなどの超大手サイトで同じ値段で商品が販売されていれば、個人情報の入力などの手間の問題でやはり大手に軍配が上がってしまいます。
商品の値段に限らずとも、送料やその他手数料の問題で結果的に割高の料金になってしまうことが最終確認の際にわかると、その時点でお客さんが逃げていってしまうということもありますから、価格で勝負するのは難しいところがあると言えるでしょう。
あるいは発送・到着が遅いというのも問題になります。大手サイトでは注文当日に送料無料で届くサービスなどもありますから、そういったものに利用者が慣れていると個人サイトではやはり太刀打ちできないものがあります。
決済情報の入力がネックとなることも
上のグラフにはありませんが、個人情報・決済情報の入力が億劫であるというのもよく言われるケースです。普段は大手のECサイトしか使わないという人であれば購入の旅に情報を入力するというのは手間ですし、第一自分のよく知らないサイトにカード番号などを入力するのは抵抗があるという人も多いものです。
安易に個人情報をネットに流してはいけないというリテラシーには適った行動と言えますが、悪意のないサイトからすればこれもカゴ落ちの要因です。
逆にカードが使えないために購入を見送るというケースもあります。振り込みや代引きは手数料がかかりますし、現金を用意する必要があるためすぐに用意できないという人や用意が面倒という人にとっては大きな障害となります。
現代のインターネットではキャッシュレス化が著しく進んでいるため、現金を使わない生活に慣れた人にとっては不便なことこの上ないサイトに見られてしまうのでしょう。
自分の慣れない場所で買い物をするのは現実世界でもついつい敬遠してしまうものですが、それはネットショッピングについても同様です。カゴ落ちの割合を少なくするためには、新規利用者がスムーズに購入できる仕組みを整えてあげることが大切になってきます。
ショッピングカートから購入に繋げるための方法
上記の問題点を踏まえ、次はカゴ落ちしないショッピングカートや決済手段について考えていきたいと思います。決済サービスを利用してみる
カゴに入った商品を確実に購入してもらうためには、余計な手間を利用者にかけさせない施策、つまり極力手動入力の手間を減らせる仕組みを構築することが重要です。クレジットカード払いに対応するのはもちろんですが、例えばPayPalのような決済サービスを導入するのは良い解決法の一つであると言えるでしょう。PayPalは一度でも利用したことがあれば以後はパスワードを入力するだけで支払いが完了してしまうという魅力的なサービスです。
最近ではスマートフォンからPayPal対応のECサイトで購入すると、端末情報から自動でPayPalのアカウントを認識し、パスやIDを入力せずとも数回のタップで決済が完了してしまうというシステムが導入されています。
他にもLINE PayやApple PayはPayPalよりも日本では知名度が高いだけに、導入が可能なら利用者が多い分カゴ落ちのリスクも少なくすることができるでしょう。
Amazon Payならお届け先入力も省略可能
入力が手間となるもう一つのステップは、お届け先情報の入力です。住所入力はクレジットカード情報とはまた別に必要となってくる上、最低一度は会員登録などを済ませなければ、どのサイトにおいても必須となってしまうものです。これが億劫なために「また今度にしよう」というカゴ落ちを誘発してしまう大きな原因となっています。
新規利用者はある意味この住所入力を行なってくれるかどうかで決まるとも言えますが、Amazon Payを使えばこの問題を解決することが可能になります。
Amazonはネットショッピングを経験したことがある人なら誰でも一度は利用しており、アカウントをすでに持っているものです。
Amazonが提供するこの決済サービスは、クレジットカードのような決済情報だけでなく、普段使用しているお届け先情報までを紐付けることができるため、新規のECサイトであってもこのサービスを利用すれば購入者はAmazonにログインするだけで購入手続きを済ませることができてしまいます。
個人情報に関しては購入したサイトではなくAmazon内で保護されますから、買い物による情報流出のリスクも最低限に抑えることができるのは売り手にとっても買い手にとっても魅力的なサービスと言えるでしょう。
そのため、ショッピングカートシステムは上記のような決済サービスに対応しているものが望ましく、何より設定が簡単なので優先的に選ぶようにすると良いでしょう。
例としてAmazon Payに対応しているサービスを挙げると、フューチャーショップ(https://www.future-shop.jp/)やGMOペパボのカラーミーショップ(https://shop-pro.jp/)が有名どころになるでしょう。
他にも対応企業がAmazonの以下のページで紹介されているので参考にしてみてください。