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マルチクラウドが持つ可能性を探る!ハイブリッドなクラウドサービスとは

昨今のクラウドサービスの普及に伴い、クラウド事業者同士の競合は一層の激しさを増しています。そこで各事業者は、他社との差別化を図るために、次々と独自のプランを展開しています。

その結果、機能やパフォーマンス、料金形態、そして、オプションの有無などが異なる様々なプランが提供されるようになりました。
こうした背景から、近年では、異なるクラウドサービスを組み合わせたハイブリッドなクラウドサービスに注目が集まっています。


マルチクラウドの利用場面

マルチクラウドとは

従来のクラウド×クラウド型のハイブリッドクラウドサービスというと、プライベートクラウド+パブリッククラウドの連携が一般的でした。


しかし、昨今のサービスの多様化によって、パブリッククラウドの選択肢が広がったことから、異なるクラウド事業者でパブリッククラウドを使い分けたり、また、連携させたりする場面が増えてきています。これが『マルチクラウド』です。

クラウドサービス市場の現在

クラウドサービス市場が成熟する中、特定のサービスに縛られることなく、より良いサービスを求めてクラウド間を移動するこの『マルチクラウド』の動きが、昨今では活性化してきました。
複数のクラウドサービスの総合的な利用を求める企業は、マルチクラウド管理ソフトウェアを活用しているといわれています。

ソフトウェアの選択肢はいくつもあります。ただ、初期導入後にワークロードを移行させている企業は今はまだ稀です。

マルチクラウドの利便性

マルチクラウド管理ソフトウェアを提供しているベンダーといえば、アメリカのRight Scaleや同じくアメリカのCliQr Technologiesなどが挙げられます。こうしたソフトウェアを使用することで、変更なしでクラウドにワークロードを展開できる上に、クラウド間で自由にワークロードを移行させることも可能です。
既に、マルチクラウド管理ソフトウェアを本番環境に採用している企業のIT担当者によると、こうしたソフトウェアは実際、選定したプロバイダーのクラウドサービスにワークロードを移行させるのに非常に役立っているという声が多くきかれるようになってきました。

マルチクラウドのメリット

メリット1 いいとこ取り

マルチクラウドの最大のメリットを挙げるとすれば、それは各事業者プランのいいとこ取りができることにあります。
例えば、重要データを扱う業務システムではセキュアかつ高機能なプランの運用をして、外面的なWEBサーバーに関しては、リーズナブルでスモールスタートが可能なプランを使用する、といった具合です。

この場合、同一事業者の複数のプランを組み合わせて運用することも可能ですし、複数の事業者のプランを組み合わせることで、ユーザーはより幅広い選択が可能になるのです。

メリット2 様々なリスク回避

複数の事業者のクラウドサービスを利用することは、特定の事業者へ全面的に依存してしまうリスクを避けることができるのです。
更には、クラウド基盤を分散化することで、万が一のトラブル発生時や災害時にも被害を限定化して、ビジネスを継続しやすい環境を実現できるのです。

マルチクラウドのデメリット

デメリット1 管理ツールの使い分け

マルチクラウドのデメリットは、複数の事業者を利用することで、それぞれの管理ツールを使い分ける必要性が発生したり、担当者の作業が煩雑になることがあることです。また、場合によっては運用コストが上がってしまうこともあります。

デメリット2 サービス間の連携

もう一つのデメリットとして、マルチクラウド事業者のサービスによっては、提供しているパブリッククラウドの機能やサポート範囲が異なる場合もあるため、連携が難しくなる可能性が挙げられます。

マルチクラウドを導入する場面では、連携の可否、そしてサポート範囲についてもよく理解して、慎重に検討することが大事になってくるのです。


なお、ハイブリッドクラウドには、マルチクラウド以外でも、パブリッククラウド×専用サーバー、また、クラウド×オンプレミス(自社所有)という型も存在します。目的や用途に応じて最適な組み合わせを選択することができます。


マルチクラウドが求められる理由

完璧なソリューションは存在しない

何か一つの目的のために最適なクラウド・ソリューションを見つけることは可能です。

・プロプライエタリークラウド
 プロプライエタリー・アプリケーションをホスティングするために細かく調整されている
・ルーズなブルなクラウド
 公的記録を保存することに最適。
・大規模スケーリングが可能なクラウドサービス
 大きく変動する使用率のシステムをホスティングするためのクラウドサービス

などです。しかし、どのクラウドも一つのクラウドだけですべてを申し分なく行うことはできないのです。


近接性

企業の本社から何千キロも離れたクラウドユーザーへの応答時間を短縮することを可能にするためには、一部のワークロードを、対象ユーザーのいる場所に近い地域のクラウドプロバイダーによってホスティングすることができます。この方法によって、企業は優れた可能性を維持し、そしてまた、データ主権に関する法律、そのデータが存在する国の規制をデータに適用する規定など、にも準することが可能です。

シャドーIT

シャドーIT(私物のパソコンやスマートフォン、タブレット型端末などを、会社の許可を得ずに業務に利用すること。近年では、紛失や盗難、情報漏洩の危険性が指摘されています)が広がる現状は、マルチクラウド化を促す流れの一例になっています。

管理者・監視チームの管理外でデプロイされたハードウェアやソフトウェアの規模は、更なる監視が必要になるほどに大きくなる場合もあります。このような現状においては、インフラストラクチャとデータを希望のシステム、例えば、パブリッククラウドなど、へと移行することは考えられないかも知れません。

そのシャドーITのデプロイメントは、単純に企業の害損クラウドの一部として集約されて、それによりマルチクラウドが形成されるのです。

フェイルオーバー

マルチクラウドの環境は、ダウンタイム(コンピューターシステムやネットワークサービスなどが、保守や不具合によって稼働停止をしている時間)の影響から企業を守る場面でも非常に有効なのです。

フェイルオーバーソリューションとしてのマルチクラウドにより、企業は、データ、ワークロード、システムなどで利用可能な高いスケーラビリティを持つバックアップを保持することが可能になります。

これにより、幾つか起こる可能性のある、(あるいは避けようのない事態)主要クラウドのダウンタイムに備えることができるのです。

マルチクラウドとハイブリッドクラウドの違い

マルチクラウドとは、異なる事業者から提供されている同タイプのクラウド(パブリッククラウド、またはプライベートクラウド)のデブロップメントタイプ(パブリッククラウド、および、プライベートクラウド)が存在し、それらの間に何らかの形の統合、またはオーケストレーションが存在することをいいます。 マルチクラウドのアプローチとしては、二つのパブリッククラウド環境、または二つのプライベートクラウド環境を含むことが可能です。


ハイブリッドクラウドのアプローチでは、一つのパブリッククラウド環境と一つのプライベートクラウド環境が関係して、ワークロードの移植性を高めるイン(アプリケーション、プログラミング、インターフェース、ミドルウェア、または、コンテナによって利用し易いようになっています)を伴います。

これらのクラウドアプローチは互いに排他的ではなく、同時に実現することも可能なのです。実際に、多くの企業で環境のポートフォリオを拡張してセキュリティとパフォーマンスの向上を試みる中、異なるクラウドアプローチの併存が一般化しつつあります。

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