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ネットショップ開業で必要な資金はいくら?具体的な作成方法と予算の目安を解説

「ネットショップの開業にはいくらくらいかかるんだろう…」

と思っている方。

ネットショップの開業資金を把握することで、具体的な資金調達の方法を推測することが可能です。資金繰りがわかれば、なんとなくの見通しを立てることができます。

とはいえ、ネットショップの開業では何にいくらかかるのか、全容をつかむのは難しいですよね。

そこで、この記事では、

  • ネットショップ開業資金の最低額
  • ネットショップ開業にあたり、資金が必要になるもの
  • ネットショップを作成する方法
  • ネットショップの開業資金を決めるときのポイント
  • ネットショップの開業資金が足りない時の4つの対策

を、お伝えします。

それぞれの項目で正確な金額を把握するのは困難ですが、大まかな金額を知るのは簡単です。まずはこの記事で、ネットショップの開業資金についてざっくり理解しましょう。

【目次】

ネットショップの開業には、最低でも数十万円の資金が必要

結論から言うと、ネットショップの開業には、最低で数十万円が必要です。
加えてこれはあくまで最低の金額。実際にかかる費用は、ネットショップの規模によって様々です。

一方で例えばパソコンなど、すでに持っているものでネットショップを作成できる場合も。その場合は、新たに発生する費用は減ります。

ネットショップ開業で資金が必要なもの

ここでは、ネットショップ開業にあたりお金がかかるものを、

  • 最低限必要なもの
  • 目には見えないけれど必要なもの
  • ネットショップのシステム関係で必要なもの

の3つに分けて紹介します。

最低限必要なもの

最低限必要なのは、以下の6つです。

  1. パソコンとそのソフト
  2. FAXに対応したプリンタ
  3. カメラ
  4. スマートフォン
  5. 梱包資材
  6. 売る商品:商品やルートによる

以下、それぞれを解説します。

1.パソコンとそのソフト:10万円前後~

まずパソコンとそれにインストールするソフトの購入には、10万円ほどかかります。

最初にパソコンについて。ECサイトの運用には、パソコンが欠かせません。

買うべきパソコンの値段ですが、だいたい5万円ほどのパソコンを買えば十分です。というのも5万円で買えるパソコンには、以下に紹介するソフトを使えるだけのスペックが備わっているため。

次にパソコンにインストールするべきソフトについて、解説します。ネットショップを運用していくには、以下の種類のソフトが必要です。

  • 会計ソフト
  • 画像編集ソフト
  • セキュリティソフト
会計ソフト: 26,000円/月〜

会計ソフトは帳簿づけなどに使われるソフトです。例えば弥生株式会社が提供する「弥生会計 オンライン セルフプラン」は、2ヶ月の無料体験+年間26,000円で使えます。

出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/products/account-ol/index.html

画像編集ソフト:980円/月〜

画像編集ソフトはその名の通り、画像の加工に使われるソフトです。ネットショップにおいて、商品画像は最も視覚にアピールするものです。

画像編集ソフトは魅力的な画像を作り出せるため、ネットショップ運営には欠かせません。

画像編集ソフトで有名なのは、Adobeの「Photoshop CC」。個人向けのフォトプランなら、月額980円で使用できます。

出典:https://www.adobe.com/jp/products/photoshop.html

セキュリティソフト

セキュリティソフトは、顧客情報などをウイルスから守るために使われます。

セキュリティソフトとして有名なのは、ノートン社のものです。プランは色々とありますが、「ノートン アンチウイルスベーシック」なら最初の1年は2,980円で使えます。

出典:https://jp.norton.com/norton-antivirus

パソコンがソフトに対応しているかは、型番とシステム要件から見る

お手持ちのパソコンが上記であげたソフトに対応しているかは、以下の4つの手順を踏むことで調べられます。

  1. パソコンの型番を知る(ラベルや保証書から調べることができます)
  2. インターネットや、メーカーの公式サイトから型番でスペックを調べる
  3. インストールしたいソフトの公式サイトから、利用に必要なパソコンのスペック)を調べる
  4. 2と3を比較する

上記以外のパソコンやソフトを購入する場合でも、以上の手順を踏んでおくと「使えないソフトを買ってしまった」といった失敗を防げます。

2.FAXに対応したプリンタ(インクなど含む): 2万~

プリンタは納品書などの印刷に使われます。またFAXにも対応できるものだと、相手とFAXで連絡をとれるため便利です。

FAX機能がついたプリンタは、2万円から購入できます。インクや紙は消耗品なので、注意が必要です。

3.カメラ:5万円~

画像編集ソフトと同じく、カメラは魅力的な画像を作成するために使われます。初心者の方には、デジタル一眼レフがおすすめです。

4.スマートフォン:初期費用数万円 + 4,000円~/月

スマートフォンは、

  • スマホからのネットショップの表示を確認
  • 仕入れ先などとの連絡

に使われます。

例えば「QTモバイル」の「音声通話+データ通信」プラン+「無制限かけ放題」なら、月額6,500円ほどで何回でも電話をかけることができます。

出典:https://www.qtmobile.jp/

5.梱包資材:1つあたり数円〜

梱包資材は、商品を安全に運ぶために使われます。

  • ダンボール
  • 包装テープ
  • 緩衝材

が代表的な梱包資材です。それぞれ1つあたりにかかる金額は数円ほどです。

6.商品の仕入れ:商品そのものや量による

商品の仕入れ価格は、売りたい商品や量、どんなルートで仕入れるかで変わります。

目には見えないけれど最低限必要なもの

目には見えないけれど必要はものは、以下の3つです。

  1. 人件費
  2. 営業許可申請に関わる費用(手数料など)
  3. 通信費

以下、それぞれを解説します。

1.人件費(オーナー含む):数万円〜

まず必要なのが、人件費。個人でネットショップを運営される場合は、生活費と言ってもよいでしょう。

日々の生活費が不明な場合は、家計簿などで現状を把握するのがおすすめです。

2.営業許可申請(特定の商品を扱う場合):数万円

ネットショップで以下の商品を販売する場合、管轄の役所などに許可を申請する必要があります。

商品の種類 必要な許可 届け先、相談先
中古品(転売目的で購入したものの場合) 古物商許可 営業地がある警察署の防犯係
食品(加工品を仕入れる場合、農家から農産物を直送する場合は除く) 食品関係営業許可 営業所所在地の保健所
健康食品 医薬品医療機器等法に基づく許可 管轄の保健所など
酒類 通信販売酒類小売業免許 所轄(販売場の所在地)の税務署
医薬品
  • 薬局開設許可
  • 医療品販売許可
  • 特定販売届出
所轄の保健所
化粧品(製造、販売する場合)
  • 化粧品製造販売許可
  • 医薬部外品製造販売許可
各都道府県の薬務課など
ペット類(魚類と昆虫は除く) 動物取扱業の届け出 都道府県によって異なる。東京都なら「東京都動物愛護相談センター」

例えば東京都で古物商許可を得る場合、手数料が19,000円かかります。

販売する商品または営業所などの所在地によって、申請費用は異なります。したがって管轄する機関の公式サイトをみるか、直接問い合わせるのがおすすめです。

3.インターネットの通信費:数千円/月〜

家や事業所にインターネット環境がない場合、新たにインターネット環境を作り出す必要があります。

例えば東日本電信電話株式会社が提供する「フレッツ 光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ」の利用には、通常月額6,200円ほどかかります。

しかし「にねん割」を申し込めば、2ヶ月目〜30ヶ月目は最大月々1,000円割り引かれることも。このように運営会社やプランによっては、条件付きの割引やキャッシュバックを利用できる場合もあります。

そのため新規で契約する場合は複数の通信プランを調べてみるのがおすすめです。

出典:https://flets.com/next/

ネットショップのシステム関係で必要なもの

ネットショップのシステム関係で必要なのは、以下の4つです。

  1. ネットショップ
  2. レンタルサーバー
  3. ドメイン
  4. 広告

以下、それぞれを解説します。

1.ネットショップ:無料〜

ネットショップそのものは、どのように作るかでかかる費用が変わってきます。中にはサーバー、ドメインと合わせて無料で利用できるものも。

作成方法と費用の違いに関しては後述の「ネットショップの作成方法」で解説します。

2.レンタルサーバー 初期費用数千円 + 1,000円/月〜

レンタルサーバーは、ネットショップやそれに関わるデータを置く場所です。いわばネット上の事務所のようなものですね。

例えばエックスサーバー株式会社が提供する「Xserver」のX10プランを3ヶ月で契約した場合、

  • 初期費用3,000円
  • 利用料金1,200円 × 3ヶ月

でレンタルサーバーを利用できます。

出典:https://www.xserver.ne.jp/

3.ドメイン:1円/年〜

ドメインはインターネット上の住所のようなもの。実際の料金はドメインの文字によりますが、最安1円/年で使用できます。

ドメインのサービスとしてはGMOインターネット株式会社の「お名前.com」が有名です。

出典:https://www.onamae.com/

4.広告

広告は必須ではありません。しかし集客を少しでも早く進めるためには、利用を検討してみるのがおすすめです。

広告サービスの例がGoogleの「ショッピング キャンペーン」。自由に予算を設定でき、その予算を越えないように、検索結果に広告が掲載されます。

出典:https://www.google.co.jp/intl/ja/retail/solutions/shopping-campaigns/#?modal_active=none

外部に委託する際には外注費も必要

以上あげた業務、費用の中には委託できるものもあります。例えば

  • 配送→宅配業者
  • ネットショップ開設→ECサイト制作会社

のように外注できます。しかし当然ながら委託には費用がかかるため、予算に合わせて検討するのがおすすめです。

ネットショップを作成する方法

一口に「ネットショップを作成する」と言っても、以下の方法があります。

  • モール型ECサイトに出店
  • ASP
  • パッケージソフト
  • オープンソース
  • フルスクラッチ

以下、それぞれを解説します。

モール型ECサイトに出店

まず1つ目が、モール型ECサイトに出店する方法です。この方法は実店舗で例えるなら、百貨店でスペースを借りて出店する形です。

例えば「Yahoo!ショッピング」なら、初期費用0円で出店できます。

出典:https://business-ec.yahoo.co.jp/shopping/

ASP

ASPとは、ネットショップでの注文を処理してくれるシステムのことです。例えばBASE株式会社が提供する「BASE」は、無料で利用できます。

出典:https://thebase.in/

パッケージソフト

パッケージソフトは、ECサイトに必要な機能が一通り揃ったソフトウェアのことです。加えてあなたの要望に合わせたカスタマイズにも対応しております。

エスキュービズムの「Orange EC」も、パッケージソフトの一つです。カスタマイズにも対応しているため、費用は見積もってもらう必要があります。

オープンソース

オープンソースとは、インターネット上で公開されているECサイトの構築システムのことです。公開されているため、無料で利用できます。

オープンソースの例としては、株式会社ロックオンが提供する「EC-CUBE」が挙げられます。

画像出典:https://www.ec-cube.net/

フルスクラッチ

フルスクラッチとは、一からネットショップを作成する方法です。これまで紹介した中では、最も費用がかかりやすい方法です。

ASP以下4つのネットショップ作成方法について、詳しくは「ECサイト構築方法と手順や費用|個人から会社まで【初心者でも簡単】」をご覧ください。

続いてはネットショップの開業資金を決めるときのポイント、損益分岐点について解説します。

ネットショップの開業資金を決めるときのポイント:損益分岐点を計算しておく

ネットショップの開業資金を決める時には、損益分岐点を計算しておくのがおすすめです。損益分岐点とは売上高と費用が等しくなる点のこと。

損益分岐点を知ることで、適切な開業資金を計算できます。

逆に適切な開業資金を知らずに開業すると、以下のトラブルが生じる可能性があります。

  • 安さだけを求めて、長期的に損をする可能性がある(性能が低いパソコンを買ってしまう、など)
  • 開業時にお金をかけすぎて、ランニングコストを払えなくなる

売上高と費用を想定して、予算を組むのがおすすめです。

次は開業資金が足りない場合の対策を4つ、ご紹介します。

ネットショップの開業資金が足りない時の4つの対策

開業資金をまかなう方法は、以下の4つあります。

  1. ネットオークションやフリマアプリを利用する
  2. アルバイトや副業をする
  3. 補助金を申請する
  4. 融資を申請する

以下、それぞれを解説します。

1.ネットオークションやフリマアプリを利用する

ネットオークションやフリマアプリの利用。どちらも数百円+売る商品の金額から利用できます。転売ではなく、いらなくなった物を売るのにもおすすめです。

画像や文章を工夫するなど、ネットショップの練習にもなるのがメリットです。

2.アルバイト、副業を行う

アルバイトや副業で稼ぐのは、足りないお金をまかなう方法の1つですね。チラシやタウンページのほか、クラウドソーシングなど時間の融通がききやすいものもおすすめです。

3.補助金を申請する

条件を満たせば、公共団体などから補助金を受けられる場合もあります。

例えば日本商工会議所の「平成29年度補正予算 小規模事業者持続化補助金」。商工会議所の管轄地域にいる小規模事業者に対して、最大50万円の補助金が出されました。

補助金を探すには、中小企業庁の「補助金等公募案内」を定期的にみるのがおすすめです。

4.融資を申請する

銀行から融資を受けるのも、開業資金を調達する方法の一つです。融資を申請する際に大事なのが、欲しい金額や、その用途を明確にしておくこと。

例えばあなたが友人に「何も聞かずに、とりあえず5万円貸してほしい!」などと言われたとしても、気持ちよく貸す気にはなりませんよね。

それと同じように、貸す側の気持ちになって考えるのが重要です。

ネットショップ初心者にはセミナーの受講もおすすめ

ここまで開業資金について説明してきましたが、それに関連した疑問ができた、という方もいるのではないでしょうか。例えば「ネットショップはどの作成方法が一番いいのだろう?」など。

そういった疑問を抱える方には、EC関連事業を手がける会社のセミナーを受けるのもおすすめです。例えば楽天が各地で行なっている「楽天市場ECセミナー」では

  • 楽天市場と他のモール型ECサイトとの違い
  • ネットショップの成功事例
  • 営業担当者との相談会

などの内容が無料で提供されています。

セミナーの内容はその会社によったものである可能性はありますが、気になる方は受講してみてはいかがでしょうか。

ネットショップの開設資金は、スタートの先も見据えた計算を!

この記事ではネットショップの開業に必要な資金について、まずお金がかかるものをご紹介しました。

  • パソコン
  • 梱包資材

などは当然として、

  • 人件費
  • 販売許可申請に関わる手数料

など目には見えないものにかかるお金も認識しておくのが重要です。

次にネットショップを作成する方法として、以下の5つをお伝えしました。

  • モール型ECサイトに出店
  • ASPのレンタル
  • パッケージソフトを導入
  • オープンソースを無料で使用
  • フルスクラッチで一から作成

ネットショップ開業には色々資金がかかりますが、お金がかかるのは開業時だけではありません。開業してからのランニングコストも意識して、損益分岐点から必要な予算を割り出しましょう。

最後に開業資金が足りない場合の対策として、以下の4つをお伝えしました。

  1. ネットオークションやフリマアプリを利用する
  2. アルバイトや副業をする
  3. 補助金を申請する
  4. 融資を申請する

開業した後も想定して、納得のいく開業資金を計算、用意しましょう。まずは自分が売りたい商品の仕入額や、販売額の相場を調べてみることをおすすめします。

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